「マイクロソフト フライトシミュレータ2004 翼の創世紀」開発中! - 2003/07/30 15:59


 「マイクロソフト フライトシミュレータ 2004 創世紀」(以下FS 2004)は,人類初の動力飛行から100年めを記念すべきタイトルとして制作が進んでいる。
 やはり一番の目玉はライト兄弟の「1903 ライト フライヤー」やリンドバーグの「ライアン NYP スピリット オブ セントルイス」といった歴史的名機を9機種(10機)を収録している点だろう。もちろん,そうした名機をテーマにしたフライトも用意されている。ライト兄弟のたった12秒のフライトやリンドバーグの33時間30分時間もかかった大西洋無着陸横断にチャレンジできる点は,かなり興味深い。

 また,歴史ということで資料的にも目を見張る点がある。というのは,FS2004にはHtmlによる読み物が収録されているのだが,そのボリュームたるや驚くべき量である。なんと各種機体とフライトの詳細に関して200点以上の読み物やフライトのデータ,写真,動画が収録されているのだ。単に飛行機を登場させるだけではなく,歴史的側面からもフォローし,プレイヤーにとことん楽しんでもらおうという姿勢は,実に素晴しい。

 では,ほかのパワーアップした点についても触れていこう。今回は細かい部分についても,より作り込まれているようだ。主な改良点は以下のとおり。とくにATCまわりには追加要素が多い。

■ATC(Air Traffic Control)の改良点
・飛行中のIFRフライト プランの変更
・空港位置の問い合わせ
・IFR飛行中の目的地変更や高度変更
・滑走路が複数ある場合の滑走路の変更
・アプローチが複数ある場合のアプローチの変更
・IFR 気象条件の判定と,VFR 飛行パイロットからの離着陸要請の却下

■計器類
・GPSはカラー表示になり,地面の起伏までをも表現可能になった

■天候や雲の表現の強化
・雲の表示は3Dになった
・時間経過とともに気象が変化する

 詳細は不明だが,ほかにも改良点はあるようだ。2003年10月発売を目指して開発を行っているとのことなので,近いうちに続報をお伝えできるだろう。ちなみに,本日から日本語版の公式サイト「こちら」も開設されたので,そちらも参照してほしい。(Murayama)

→ムービーやScreenshots集が見られる,当サイト内「マイクロソフト フライト シミュレータ 2004 翼の創世紀」の記事一覧は「こちら」
※画面写真は英語版のものです。
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