[E3 2003#009]敵スパイ組織に潜入せよ! 「Sniper Elite -Berlin 1945-」 - 05/15 20:27


 「Sniper Elite -Berlin 1945-」は,第二次世界大戦の終わりから冷戦までを時代背景としたスニーク系のFPSゲーム。
 荒廃したベルリンを舞台に,プレイヤーは,戦略情報局(OSS)の新兵であるドイツ人スナイパーとして,ソ連のスパイ組織:NKVD(内務人民委員部という名の秘密警察)と戦っていかなければならない。

 本作の特徴は,主人公がスナイパーであるという部分をかなり意識している点だろう。マシンガンを撃ちまくりながら戦場を切り抜けるタイプのゲームではなく,茂みに隠れながら敵を一人ずつ片づけ,黙々と任務を遂行していくのがSniper Eliteのスタイルだ。
 なんでも,各マップに狙撃に適したポイントがいくつか用意されていて,プレイヤーは敵から隠れながら,まずそのポイントを探していく遊び方になるというから,従来のFPSとは随分と違う趣向の内容になっているようだ。
 またスコープをのぞき込んだときの,疲れや緊張によってもたらされる"体のぶれ"を表現するゲームシステムを搭載している点も特徴。例えば,走ったあとに急にスコープをのぞき込んでも,息切れしてしまって上手に標準を定められなくなるなど,とにかく派手な行動を慎まなければならない,スナイパーという要素を強調する仕掛けが多く盛り込まれている。

 発売日予定日は来年の春とまだまだ先だが,とにかく狙撃に愛着があるというプレイヤーは,本作をチェックしておくとよいかもしれない。
  ちなみに開発者によれば,開発者自らが実際にベルリンの町を調べ回って作った"箱庭的ベルリン"が,本作でかなり自慢できる部分だという。(TAITAI)


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