スクープ! 「パワードール」シリーズ最新作発売決定 - 11/13 00:00


 "パワードールシリーズ"は,緻密な戦略なくしては先に進めない硬派なストラテジーゲームでありながら,洗練されたデザインの戦闘用ロボット(パワーローダー)と華麗なる美女達(DoLLS)によって彩られた華やかさも併せ持っており,名実共に,デザイン会社でもある工画堂スタジオの代表作といえる。2002年4月26日に「パワードール5」が発売されてわずか半年ちょっとだが,早くもシリーズ最新作の情報が飛び込んできた。こんな大きなネタを寝かしておくのはもったいないので,こんな時間ではあるが,最速で第一報をお伝えしよう。

 本作のタイトルは,「パワードール5X」(以下,5X)。そう,「パワードール6」ではないのである(開発スタッフの中には「パワードール6」にしようと思っていた人も少なくないようだが)。とはいえ本作は,いわゆる"拡張パック"のたぐいではない。本作は,これ単体で成立している新作ゲームであり,例え「パワードール5」を遊んでいない人でも,もっというならパワードールシリーズを1作も遊んでいない人でも十分楽しめる内容になっている。
 では,なぜ「6」ではなく「5X」なのか? 本作はシステム,ストーリー共に,パワードール5と密接に関係している。システムに関しては,前作をプレイした人にはいうまでもないだろう。パワードールシリーズは戦略性の高さでハードゲーマーを唸らせてきた半面,ライトゲーマーには「難しすぎる」という不満もあったのだが,基本に立ち返ったパワードール5のシステムは,ハードゲーマーとライトゲーマーの両方から支持される,非常に評判のいいものだった。そのシステムが本作でもほぼそのまま使用されている。これはむしろ,シリーズファンには嬉しいことだろう。
 ストーリー的には,ソイニ・イェルムなど5人の隊員が,なぜパワードール5に登場しなかったのか? が明らかにされるようだ。シナリオの構成は,メインキャンペーンとサブキャンペーン,そしていくつかのシングルミッションとなっている。ちなみにこのメインキャンペーンは,パワードール5のミッション3と4の間に行われた重要工業都市ナキストでの攻防戦が描かれている。このことからも,5Xがパワードール5と密接な関係を持っていることが分かるだろう。

 もちろん,5Xならではの新機能も多く用意されている。ユーザーが操作できないNPCユニットの存在や,武装の複写機能などのインタフェースの向上。そして何より要注目なのが,シリーズ初のLAN対戦機能を搭載したことだ。これまで以上に,パワードールの世界で戦いを楽しめるわけである。

 5Xの発売日は,驚くなかれ,2002年12月中が予定されている。価格はオープンプライス。毎度のことながら豪華なパッケージになるようで,もちろん本作でもパッケージイラストは高荷義之氏の描き下ろしだ。また初回パッケージには,特製のバインダーが付くとのことである。
 発売まであと1か月と少しだが,工画堂スタジオの厳戒態勢で,未だにほとんど画面素材が出てこない。今回なんとか入手出来たのは,わずかにオープニングムービーからの4点(写真中段および下段)と,シリーズファンにはお馴染みのフェイエン(写真上段左),そしてパワードール4からの復活組の一人ソイニ・イェルム(写真上段中央および右)の計7点のみ。とはいえ当然11月末から12月の頭にはマスターアップするはずなので,そう遠くない内に続報をお届け出来るだろう。それまで,パワードール5のおさらいをしていてはいかがだろうか?(Iwahama)

(C)2002 KOGADO STUDIO,INC.


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