生産スキル満載の2DMMORPG「Dransik」のβテストに参加しよう! - 10/05 20:50


 Asylumsoftが開発/運用を手掛ける「Dransik」は,2Dで構成されたグラフィックスによるシンプルかつ軽快なプレイや,いわずもがなのオンラインRPGの代名詞「Ultima Online」(以下,UO)を彷彿とさせる豊富な生産スキルが魅力のMMORPG。原稿執筆時点では,未実装,または実装から間もない機能もあるが,UOの爆発的なヒット以降姿を見せない,いわゆる"まったり系MMORPG"の登場を切望していたRPGファンには,ぜひとも試してみてほしいタイトルだ。
 当サイトでは今回初めて紹介する本作だが,実はこのタイトル,幾度かのβテストを経て近々正式サービスインが予定されている。

 さて,初期βテストの時点で本作を発見した一部の目ざとい(?)RPGファンの間でこそ話題になったDransik。"いい意味で"UOのコピーともいえる本作の特徴は,

■豊富な生産スキルと,"家"や"ギルドタウン"などを持てる"居住"を意識したシステム(現状未実装)
■フルオートの戦闘システム
■2Dのグラフィックスを採用した軽快な動作(ノートPCでも快適にプレイ可能)
■無料のクライアントダウンロード
 ※正式サービスイン後も無料のお試し期間あり


と,いったところ。そして極めつけは,
■日本語でのチャットが可能

ということだ。筆者もβテスト中に「あ〜テストテスト」などと打ち込んでみたが,「見えてるよ(笑)」と日本語で返事が返ってきたのには驚いた。各言語用のフィルタ機能も塔載しているので,日本語を話す友達同士で快適にプレイできるだろう。
 上記のような特徴を持つMMORPG「Dransik」だが,間もなくβテストが終了するとはいえ,実装したての機能があったり,PKやlooterなどが多かったりもする。しかし裏を返してみると,"発展途上"ならではの面白さがあるといえるのだ。forGamerでも,早速βテストに参加して試してみたので,ファーストインプレッションという形でお伝えしていこう。

■キャラクターとスキル/経験値について
 キャラクターメイキングにおいてプレイヤーは,名前や性別の決定,種族(Race)/職業(Class)の選択,各能力への修正値の振り分けを行う。種族や職業は,以下のものが選択できる。

・種族 Human(人間)/Night Elf(ナイトエルフ)/Orc(オーク)
・職業 Warrior(戦士)/Blacksmith(鍛冶屋)/Farmer(農家)/Cook(料理人)

 MMOでは,種族によって選べる職業が,職業によって習得スキルが絞り込まれる,というのが一般的だが,現状,本作にはそのような違いは見られない。あくまでも現状の話しになるが,種族の違いは"見た目",職業による違いは"初期装備","所持品","初期スキル"だけである(と思う)。

 さて,ここで誰もが気になるスキルについて。
 先ほど"職業によって初期スキルが異なる"と説明したが,初期スキルはあくまでも初期スキルにすぎない。要するに,いかなる職業でもすべてのスキルの習得が可能なのだ。例を挙げると,Blacksmithの初期スキルの一つ"Mining(採鉱)"は,文字通り鉱物を採掘するものでまさに鍛冶屋のスキル。しかし職業"Warrior"を選択しても,Pick Axe(つるはし)を買って"採鉱"を実行することで,Miningスキルを習得/成長させることができるのだ(習得も,というのがポイント)。要するに,指定の行動をとることで,いかなるスキルをも習得できるわけだ。
 また,経験値とレベルのシステムも興味深い。本作ではスキルを行使することで,経験値を得るというシステムが採用されている。得られる経験値こそ違うが,剣を振っても,穴を掘っても,パンを作っても,畑を耕しても,同じようにレベルアップが可能なのだ。それにより,戦士は戦士らしく戦いに,農家は農家らしく小麦を作ることに集中できるというわけ。まったり系のMMORPGのツボをついたシステムといえるだろう。
 ちなみに,レベルが上がると"Orb"なるものが2つ得られ,それをポイントとしてステータスに割り振ることで,キャラクターのベース能力が向上する仕組みになっている。

■ステータスと戦闘システムについて
 プレイヤーキャラクターは,HP,Stamina,Hungryの三つのステータスを持っている。StaminaはHPの,HungryはStaminaのそれぞれの回復速度を左右する。Staminaは,その場で静止することで回復し,Hungryは文字どおり食料を補給することで回復する。

 前述したが,戦闘システムはフルオートで,Aキーでキャラクターを戦闘状態へ,そして敵を左クリックで指定するだけで自動的に始まる。"ルーン"を使用したスペルキャストも本格的に実装されたことだし,将来的にはより幅のある戦闘ができるはずだ(今のところ,ちょっぴり退屈であるのは否めない)。

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 現在,テストサーバーを含めたβテストサーバー群では,常時100人弱のプレイヤーが本作を楽しんでいる。"MMOにしては少ないのでは?"と思われた読者もいると思うが,確かにそのとおり。しかし,久々に見る「発展途上」の雰囲気はなかなかに面白い。Lv5になるまでは,チュートリアル大陸で死んでもノン・ペナルティのプレイができ,Lv5を超えるとメインワールドで本格的なプレイが楽しめる。ただ,すべて英語,さらに情報が少ないとあってか,チュートリアルの段階で挫折する人が多いようだ。
 しかし,"家"や"ギルドタウン"システムの本格実装予定や,斬新なスペルシステムの導入など魅力的な要素が満載の作品なので,ぜひ一度試してみることをオススメする。当サイトでも要注目タイトルとして情報を追っていこうと思う。実装されたばかりの魔法システムについては,早めに情報を出す予定なので,お楽しみに。次回は,スペルシステムの詳細と,各職業における序盤の進めかたについて紹介していこう。

 せっかくなので,開発元から入手したスキル一覧を「こちら」に用意した。まだ追加,削除される可能性もあるが,現状ではこれがすべて。本作の"ウリ"でもあるこのスキル一覧を見て,想像力を掻き立ててほしい(笑)。
 ……と,この原稿を書き上げたとほぼ同時に,本家の公式サイトにも"日本語Forum"(左フレーム下方)がオープンした模様。追って当サイト内にも情報交換用Forumを設置する予定なので,そちらもぜひ活用してほしい。(Gueed)

 わずか38.5MBというファイルサイズが嬉しいクライアントのダウンロードは「こちら」からどうぞ。


(c) 2002 Asylumsoft, Inc.


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