[ECTS 2002#23]韓国発の「d.o. Online」は,古代中国が舞台の3D MMORPG - 08/31 17:16

 韓国のCR-Space社が制作している「d.o. Online」は,古代中国をモチーフにしたMMORPGだ。先史時代の1000年に及ぶ"善の力"と"悪の力"の戦いの中で作り出された,世界をそのまま包み込んでしまえるという魔法の箱「カルマ」を手にするために,その中の世界で再び戦いを繰り広げるというストーリーで,プレイヤーは中国拳法を操る任侠達を操って,悪の化身達との限りない戦闘を体験する。

 古代のアジア世界が舞台だが,ファンタジー色は非常に少なく,ほとんどの敵は野生動物などになっているようだ。プレイヤーキャラクターには男女それぞれ40体ずつのモデルがあり,兵士魔法使い医者暗殺者職人,そして門徒生という七つの職業が用意されている。 門徒生というのがユニークで,担当者によると,とくに初期段階でほかの職業よりもレベルアップが早い反面,総体的な能力に欠けるとのこと。つまり,職業によってはレベルアップのスピードまでもが明確に違ってくるようだ。
 戦闘技術は素手ばかりでなく棒や扇を使ったものなど多彩なようで,これも職業によって得意なものが決定される。d.o. Onlineはプレイヤーのレベルが上がるたびに一定のスキルが追加されていくというシステムを取っており,次第にコンボ技なども繰り出せるようになるという。プレイヤーは300のアクションを組み合わせて複雑なコンボを作りだすことも可能で,技のコーディネータとしてサーバーに登録すれば,その新技をほかのプレイヤーと共有することもできるようだ。そのため,一匹オオカミとして遊んでも充分に楽しめるゲームになるらしいが,仲間を募ってファクションと呼ばれるパーティを作れば,コンボ技を合わせて究極の超コンボ技を生み出せるらしい

 カルマの世界は108つの煩悩に分かれているという設定で,それぞれの世界には恐怖や不安,歓喜,死などのテーマがあり,季節や天候も異なっている。また,これらの世界はサービス開始後のアップグレードパッチによってさらに拡大されていく予定とのことだ。
 操作は,マウスの左ボタンを押し続けて移動し,右クリックでカメラを自由自在に位置変更できる。ホイール機能でズームも可能だ。

 まだ開発が始まったばかりなのか,ブースで用意されていた世界は一つしかなく,たった二人しかカルマの世界を歩き回っていないという状況だった。敵もスカンクやキツネのようなものしか用意されておらず地味に感じられたが,攻撃時のアニメーションやエフェクトは派手で見応えがあった。公開時期は未定で,とりあえずは韓国語と英語でプレイできるように計画されているという。(Okutani)


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