「DOOMIII」を手がけるちょっと変わった開発者たち - 06/10 19:16

 ごく一部の人しかプレイムービーを見られなかったことから,逆に今年のE3の話題を独占した感のある「DOOMIII」。「GeForce 3より下のランクのグラフィックスチップででプレイしたDOOMIIIは,DOOMIIIじゃない」とまで断言するid Softwareの開発メンバーには,ちょっと面白い人材が集まっているようだ。

 DOOMIIIで脚本を担当しているのは,本プロジェクトからid Software社に参加しているというマシュー・カステロ(Matthew Castello)。カステロといえば,1990年代前半にはTrilobyteに所属し,名作「The 7th Guest」(1993年)とその続編「The 11th Hour」(1995年)を手がけた人物だ。7th Guestは第一人称視点のミステリーアドベンチャーゲームで,パズルを解くたびにビデオ映像が流れるという映画的な臨場感が話題になった作品である。古参のゲーマーでは,いまでも記憶に留めている人が多いのではないだろうか。

 また,16人に膨れ上がったid Softwareのメンバーのうち,経歴が最も異色なのがキャラクターアニメータのフレッド・ニルソン(Fred Nilsson)だろう。彼は,スウェーデンからの移民として家族と共に3歳で渡米。大学卒業後はハリウッドのPDI/Dreamworksで5年間従事し,CG映画「アンツ」「シュレック」のコアチームとして活躍していた。
 ところで,id Softwareのサイトには面白いコンテンツが数多く隠されていて,ここでニルソンが初めて参加した「QuakeIII:Team Arena」で採用されたid Softwareの新型ロゴアニメの製作段階の画像も紹介されている。
 これは,ほかのアニメータ,セニカ・メナード(Seneca Menard)とケニス・スコット(Kenneth Scott)との合作で

1 スコットがスケッチする[画像]
2 メナードが立体感を出し,モデリングを開始[画像]
3 メナードがMayaを使ってNurbsでモデリング[画像]
4 ニルソンがアニメーションを加え,全員で調整して出来上がり[ムービー/12秒 15.5MB]

という手順を踏んだようだ。

 いままでは技術一辺倒だったid Softwareも,彼らの活躍によってさらに幅のあるゲームを作り出すだろう。(Okutani)


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