[E3 2002#61]合戦描写が素晴らしい「Medieval:Total War」 - 05/27 00:12

 最大1万体のユニットで繰り広げられる壮麗な合戦描写と,荘厳な雰囲気を演出する音楽が素晴らしい「Medieval:Total War」は,日本の戦国時代をモチーフにしたRTS「Shogun:TotalWar」の続編に当たる作品だ。前作で好評を博した基本コンセプトはそのままに,今度は中世ヨーロッパ(1081〜1453年)を舞台にした歴史絵巻が展開されていく。

 前作Shogun:TotalWarが表現してくれた,画面を覆うほどの兵士達がぶつかりあう圧倒的な合戦描写は,今見てもなお「凄い!」と感じるクオリティである。数百数千ものユニットがフィールド上で一同に会し,整然と隊列を整えながら戦っていく有様は,歴史好きなゲームファンにとってまさに一つの夢の具現化そのものといえたのだ。
 続編となる本作では,絶対的な総ユニット数の増加に伴って前作でも十分に凄かった戦闘描写を,より"圧倒的に"スケールアップさせており,その迫力は他のゲームの追随を許さない。正直にいえば,実際に動いている画面を見るまでは,それほどこの作品には注目していなかった。しかし,立体的に表現される美しいフィールドを舞台に,まるで津波のような軍勢が押し寄せてくる様子を目の当たりにすると,同作がいかにエポックメイキングな作品であるかを思い知らされる。

 今作では,イギリスやドイツ,フランスといったヨーロッパの列強に加えて,トルコやモンゴルなど全12種類の国家の中から一つを選んで遊ぶことができ,それぞれの国家に特徴あるユニークユニットが用意されるようだ。また各国の統治者(王)には,宗教的な指導力や残忍さ,指揮官としての力量などステータスが用意されていて,その能力値に従って国家の運営方針に得手不得手が生じてくるらしい。例えば,残忍な王は地域の反発を押さえつけやすいだとか,指揮力のある王の軍勢はユニットそのものに修正効果が得られる,などといった具合だ。
 ほかにも,軍団を統率する将軍にも指揮力や忠誠心のようなパラメータが用意されたり,外交ユニットとして"姫"という要素が追加されたりと,今作では,盤上で軍隊を表す駒を動かしていく"戦略モード"の一層の充実が図られている。歴史的な事実をモチーフにしたイベントも多く用意されているらしく,十字軍遠征やキリスト教宗派の対立など,歴史ファンにとっては堪らない一本となりそうな雰囲気だ。合戦の様子を記録して保存できるリプレイ機能の搭載や,誰でも簡単に使えるエディタの存在など,機能的な部分でも嬉しい要素が満載。間違いなく一押しのRTSタイトルだろう。(TAITAI)


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