オンラインフライトシミュレータ「Fighter Ace III」正式発表 - 02/27 21:08


 本日2月27日,秋葉原Neccaにてオンラインゲームのプレス発表会があった。でまぁ,長い時間をかけて説明を聞いてきたのだが,「日本のブロードバンド人口が……」「今後は日本のオンラインゲームの市場が……」「ブロードバンドコンテンツにおけるPCゲームは……」なんて話を当サイトの読者に聞かせても"釈迦に説法"というもの。よって,ゲーム部分の話に絞って紹介しよう。

 パシフィック・センチュリー・サイバー・ワークス・ジャパン(PCCWジャパン)が発表した「Fighter Ace III」(FA3)は,MMOタイプのフライトシミュレーターだ。
 第二次世界大戦を舞台とした仮想世界で,同時に数千人プレイヤーがドッグファイトをすることができる。プレイヤーが操る機体は,アメリカ軍,イギリス軍,ドイツ軍,旧ソビエト軍,そして日本軍の中から全80種(今後さらに追加される予定)用意されており,どれもリアルな挙動をするよう設計されているのとのことだ。

 ところで,マルチプレイ対応コンバットフライトシムで心配なのは,なんといっても"一方的虐殺"。ドッグファイトだから"殺し合い"は当たり前なのだが,操作に慣れる前に上級者にボコボコにされてはたまらない。
 しかし,さすがにその点は問題ない。操作に慣れるまでは,サーバー上にすでに作成されているArenas(戦場)に入るとき,もしくは自分でArenasを作成するときに初心者用の"Practice Room"を選ぼう。Practice Roomには,ポイントの高い上級者が入ることはできないため,初心者同士でじっくり腕を磨くことができるわけだ。また,"Help and Traning Arenas"に行けば,親切な上級者が操作の基本を教えてくれるだろう。さらにオフラインでも飛行トレーニングだけなら可能なので,「真っ直ぐ飛ぶことすらできません」なんて人もご安心を。
 そして操作にも慣れ,自分の腕を試したくなったら "Advanced Arenas""Arcade Arenas"に挑戦してみよう。将来的には日本語バージョン用サーバーが登場する予定だが,もちろん世界のプレイヤーと戦うことも可能だ。キミの技が世界に通用するか? ほんの数十分でその答えが出るだろう。

 FA3は4月中に日本とアメリカで同時に正式リリースされる予定で,現在は英語版のβテストが行われている。「英語版でも問題ないから今すぐ試したい」という人は,英語版の公式サイト「こちら」からクライアントソフトをダウンロードしてみよう。もちろん日本語版も開発中とのことなので,日本語版の公式サイト「こちら」もちょくちょくチェックするといいだろう。
 クライアントソフトのダウンロードと,オフラインでのプレイ(トレーニングメインだが)までは無料。オンラインで遊ぶためには,アメリカでは月額9.95ドルを予定しているとのことで,おそらく日本でもほぼ同金額(2月27日時点だと約1340円)になりそうだ。

 PCCWジャパンのスタッフ曰く,FA3は「初心者にやさしいゲーム」。フライトシミュレータというジャンルはなかなか初心者には手を出しにくいものだが,とりあえずオフラインで遊ぶ分には無料だし,今まで敬遠していた人も一度試してみてはいかがだろうか? グラフィックスもなかなかのものだ。
 なお,FA3のScreenshots集は「こちら」,カッコいいムービーは「こちら」からどうぞ。(Iwahama)

■タイトル:Fighter Ace III
■サービス開始:4月予定
■サービス料金:未定(アメリカでは月額9.95ドルを予定)
■メーカー:パシフィック・センチュリー・サイバー・ワークス・ジャパン
■動作環境:Windows 98/Me/2000/XP,PentiumII/400MHz以上,メモリ128MB以上,空きHDD容量400MB以上,メモリ32MB以上のビデオカード,56Kbps以上の通信環境

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