eyeSCREAMに次ぐ新型立体3Dメガネが登場! - 07/06 21:48


 「ここ」でレビューしているFREX-GPなどを筆頭に,"ゲームをさらに面白くする"というアプローチでさまざまなアイテムをリリースしているフレックス・ジャパン・トレーディングから「PC用立体3D眼鏡システム H3D Wireless 3D glasses」(以下H3D)がリリースされた。同社ではすでに「eyeSCREAM」という同様の製品をリリースしているが,H3DはeysSCREAMの上位版といえる製品だ。
 H3DはeyeSCREAM同様に,ステレオビジョンとWICKED3Dドライバによる"インタレース方式"(モニターを横に細かく分けて左右の目用に振り分けて表示する方式)を使っており,これにより多種多様なビデオカードで3D映像を実現させている。Glide,Direct3D,OpenGLなどPCゲームで多く使われるAPIに対応しているのはもちろんのこと,QuickTimeV4.0以降,3D Web Site,立体JPEGなどにも対応している。
 さらにNVIDIAのリファレンスドライバDetonator3 Ver 12.41,NVIDIAの3D Stereo Diver V12.40により,"ページフリッピング方式"(両目それぞれ用の画像を全て交互に入れ替える方式)も採用し,.JPS画像にも対応。立体映像を楽しめる3Dメガネの中では,現時点では"最強かつ完璧"な製品だといえるだろう。

 ちなみにNVIDIAの3D Stereo Diverを入れると,ビデオボードプロパティの調整画面にこのH3Dグラスの写真が現れる。もはや"NVIDIA公認の立体映像グラス"といってもいいかもしれない。NVIDIAのドライバを使うことでGeForce3でも立体映像を楽しむことができ,eyeSCREAMでは起動しなかったり表示が崩れたりするなどの不具合があったコーリン・マクレー ラリー2,F1 Racing Championship,Grand Prix Legendsなどでも不具合がなくなっているようだ。ウチのビデオカードで使えるの? 対応ゲームはどうなの? と気になる人は,「こちら」で確認してほしい。eyeSCREAMのページだが,H3Dでも同様の内容だ。

 サングラスのようなメガネを付けてゲームをプレイするのはちょっぴり恥ずかしい気もするが,ドライブゲーム,フライトゲーム,FPSゲームなどを立体画面でプレイすれば,臨場感はさらにアップすることは間違いなしだ。立体映像を文章で説明するのは難しいが,ドライブゲームでは臨場感と距離感がプラスされ,Serious SamなどのFPSゲームではさらなる奥行きを感じることができる(余計に吐きそうになるというオマケもつく)。
 最近では当たり前になってきたポリゴンを使ったゲームでも,実際に立体表示された画面では同じゲームでも違った印象で楽しめるのではないだろうか。コンシューマ機での立体映像再現は,現状では不可能に近く,PCゲームの特権ともいえるアイテムだ。タイムアタックやネットワーク対戦などには向かないかもしれないが,掛け値なしにかなり面白い。
 ちなみに1セット(メガネ1個,トランスミッター,ドライバ,日本語マニュアルなど)が1万6800円。追加メガネが1個8000円。当サイトでも,入手次第レビューする予定なのでお楽しみに。


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