[E3速報#19]Star Wars Jedi Outcast:Jedi KnightII - 05/21 12:10


 LucasArts Entertainmentは今年に入って,全てのPCゲームタイトルを,その分野では第一級の開発チームに委託する方針を決定している。Ensemble StudiosのRTS「Star Wars:Galactic Battlegrounds」然り,Sony Online EntertainmentのMMORPG「Star Wars Galaxies」然り,今年は発表が見送られたBioWareのRPG然りである。そして,長いことウワサになっていたジェダイアクションシリーズの最新作,「Star Wars Jedi Outcast:Jedi KnightII」が,HexenやSoldiers of Fortuneでお馴染みのRaven Softwareによって製作されていることが,正式に発表された。
 残念ながら,会場での撮影はおろか公式画面写真の配布まで見送られたJedi KnightIIだが,見ためは「Star Trek:Voyager−Elite Force」のような印象を受ける。それもそのはず,この作品も,Quake3エンジンを使って開発されているのである。ただし,グラフィック面では強化が図られており,キャラクターにはElite Forceの2倍量のポリゴンが使用されているし,ガラスが割れる細かい描写も確認できた。ライトセイバーが壁や床に当たれば,その部分に焼け痕を残すなど,ちょっとした演出も面白い。

 Jedi KnightIIでは,前作と同様ジェダイ騎士にしてルーク・スカイウォーカーの友人,カイル・カターンを操ることになる。物語は,前作から数年後。ダークサイドからの影響を恐れたカイルは,一度はライトセイバーを手放して隠居するが,彼の復活を待たずしてジェダイの里が戦渦に包まれ,ジェダイの秘密が敵の手に渡ってしまう。その秘密を利用したフォースに悪影響を及ぼす技術を抹殺するため,カイルは再び単身での冒険を始めることになるのである。
 開発が初期段階であるものの,本作ではミッションによっては見習いジェダイをお供につけるスクワッドベースのゲームも楽しめるようになる。今回は,ライトセイバーを使った剣技ばかりでなく,ライトセイバーをブーメランのように投げつけたり,雷光で敵を攻撃することも可能だ。また,フォースの力で敵を短時間放心状態にするマインドトラップも活用でき,敵の警護をすり抜けていくといった隠密行動を必要とする局面も確認できた。その他の武器は,ブラスターピストルのように前作に登場したものから,ウーキー族の弓兵器や温度感知式のレーザー銃などが使用できる。
 Quake3エンジンだけにマルチプレイヤーモードもサポートしており,デスマッチやキャプチャー・ザ・フラッグのほかに,最大8人でライトセイバー戦を繰り広げることもできるようだ。ただ,繊細については未定とのことで「ダークジェダイでのプレイができるのか」など興味のある質問には一切回答はなかった。Jedi KnightIIの発売は,2002年の2月を予定している。

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