GeForce3公式発表&ムービー公開! - 02/26 00:22


 米NVIDIAは2月26日,これまで"NV20"の開発コードネームで知られていた3Dグラフィックアクセラレータを「GeForce3」として発表し,サンプルカードも併せて公開した(右の写真参照)。
 NVIDIAのDerek Perez氏(Director of Public Relations)によれば,
・GeForce3のレンダリングパイプライン数は4,テクスチャ生成エンジン数は4
・ビデオメモリとのバスインタフェースも上り下り128ビットで256ビット
とのことで,これが正しいとすれば基本構造はGeForce2にかなり近いということになる。

 強化されたのはPer Pixel Shader(またはプログラマブル・シェーダー)機能の部分で,GeForce3では4個あるそれぞれのレンダリングエンジンで9個(つまり合計で4×9の36個)のオペレーションが同時に実行できるようになった。
 DirectX 8.0のDirect3Dに新搭載されたプログラマブルシェーダー機能は,NVIDIAからマイクロソフトへライセンスされたものであり,当然のことながらその全ての機能に対応するGeForce3。NVIDIAは,
・GeForce3=DirectX 8.0
・DirectX 8.0=GeForce3

というキーワードを掲げ,世界初のDirectX 8.0完全対応ビデオチップであることを強くアピールした。
 強化されたプログラマブルシェーダーは,既存のDirectX 7以前の時代のゲーム資産にも有効に働き,高解像度におけるフルスクリーンアンチエイリアシング(FSAA)の実効速度を驚異的に向上させるという。具体的にはフィルレートでGeForce2の3.2倍,QuakeIIIの実効フレームレートで2.2倍になるとのことだ(真中の写真参照)。また,新開発の5点リサンプリングによるFSAA「Quincunxモード」も搭載したため,低解像度でも高品位な画面を得られる。
 実際の製品は3月中旬よりクリエイティブ,リードテック,エルザといった有名ベンダー各社から登場する予定で,その製品価格は399米ドル前後になる見込み。なお,サンプルカードではGeForce3のコアクロックが200MHz,ビデオメモリが460MHz DDR(230MHz×2倍)だったが,実際の製品の仕様がどうなるかは現在のところ不明だ。

 ところでGeForce3の製造プロセスは,GeForce2の0.18μmに対し,0.15μmと引き下げられた。このことにより,GeForce3はGeForce2よりもだいぶ高いクロックで動作することが期待される。そもそもサンプルカードの200MHzではGeForce2と変わらないので,製品版ではより高いクロックに設定されると思われる。ビデオメモリについては,製品コストやメモリチップ入手性の問題から460MHz DDRのままになる可能性が高いだろう。
 また,すでにコードネームから分かり切っていたことだが,GeForce3は,マイクロソフトが秋に発売を予定しているゲーム機「Xbox」のグラフィックエンジンにも採用されることを公式にアナウンスした。ただ,Xboxではビデオメモリをメインメモリから確保するUMA方式のハードウェアデザインとなるため,最大パフォーマンスがどうなるかは現時点では見えてこない。
 また,「ここ」GeForce3を使ったデモムービー(MPEG:9MB)を掲載しておくので,ぜひ見てほしい(左の写真参照)。肌の質感に注目だ。
 より詳しい資料を入手次第,詳細情報を報告するので期待していてほしい。
 ちなみに,もっとテクニカルな情報が知りたい人は「こちら」を参照すべし! 難しい話も多いが,Cube環境マッピングのムービー異方性反射のムービーなど,見どころも盛りだくさんだ。
(トライゼット西川善司)


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