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[TGS 2016]EVOの過去と現状。そしてEVO Japanに期待するもの。「本家EVO HQ特別対談」の模様をレポート
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印刷2016/09/18 17:05

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[TGS 2016]EVOの過去と現状。そしてEVO Japanに期待するもの。「本家EVO HQ特別対談」の模様をレポート

 2016年9月16日,東京ゲームショウ2016の4Gamerブースにおいて,「本家EVO HQ特別対談」が行われた。これは,格闘ゲームイベント「EVO」(Evolution Championship Series)の創設にかかわったJoey “Mr.Wizard” Cuellar氏と,Mad Catzで格闘ゲームシーンに関わった後,EVOに参加したMark Julio氏に話を聞くというもの。EVOの立ち上がりから,2018年1月頃の開催が発表されたEVO Japan(関連記事)の抱負まで,45分間にわたってさまざまな話が語られた。


 司会は,EVO Japanの運営委員長も務める金子紀幸氏が担当。
 Cuellar氏は2012年7月20日に掲載したインタビュー記事でもお伝えしたように,EVOの創始者である。設立の動機は,対戦格闘ゲームが盛り上がるなか「最強のプレイヤーは誰か」を見つけたかったからだという。
 Julio氏は,EVOの運営側に参画したのがこの2月のことであり,EVOの一員としてはまだ日が浅い。しかし,以前からコミュニティの一員として,EVOが盛り上がっていくところをずっと見てきたと述べた。

Joey “Mr.Wizard” Cuellar氏

 格闘ゲームというジャンルそのものとの関わりを聞かれたCuellar氏は,そのきっかけが「ストリートファイターII」のRainbow Editionだったことを明かした。これを手に入れて1日プレイしてみたが,どうも気になるところがある。そこで,本物の「ストリートファイター2」をプレイしたくなったというのだ。

 ちなみに,Rainbow Editionとは,海外に輸出された「ストリートファイターII」のROMをハックしたもので,ゲームバランスなど,悪ノリに近いさまざまな改造が施されている海賊版だ。
 9歳から10歳のときに「ストリートファイター」に触れて,そのとき以来の格ゲープレイヤーだというJulio氏。EVOでは鉄拳プレイヤーとして有名だが,鉄拳歴はCuellar氏のほうが長いそうだ。

Mark Julio氏

 ここで,懐かしいEVOの様子が当時の写真で紹介された。まずは2006年のEVOで,写真を見ると,タイトルに「マリオカート」が含まれていることが分かる。Cuellar氏によると,大会のスポンサーになったトヨタから,何かしらレースゲームを含められないかという要望があったからだそうだ。

 会場は,ラスベガスのレッドロックで,最初から会場がホテルであったことが分かる。また,ディスプレイが液晶ではないところに時代を感じるが,液晶ディスプレイの使用自体は2004年から始まっている。当時は液晶の遅延が対戦ゲームに向かないとされていた事情もあり,まだ数は少なかったようだ。


 2009年のEVOは,「ストリートファイターIV」で久々にカプコンが格闘ゲーム界に戻ってきたということで,たくさんの人が会場に詰めかけた。写真では,「鉄拳6」をプレイしている様子が確認できるが,実はこのとき,コンシューマゲーム機版は発売前。これは,バンダイナムコゲームス(現,バンダイナムコエンターテインメント)の協力によってプレイできるようにしたものだ。

 この頃から,EVOの規模も2000人,5000人と急速に増えていき,メーカー側もEVOをコアな格闘ゲーマーに対するプロモーションの場として認識するようになり,歩み寄りが見られたという。

 Cuellar氏の印象に残っているのは,「鉄拳6」の「羊ステージ」で,ホテル中,あちらこちらから羊の鳴き声が響いていたのを覚えているそうだ。


 このように,普段はネットでつながっている遠くの仲間と同じ場所で一緒にプレイできること,そして最新のゲームをいち早く遊べることがEVOの趣旨だという。そしてCuellar氏は,EVO Japanもそういうものにしたいと述べた。

 ここで金子氏は,Mad Catz時代のJulio氏がウメハラ氏をプロゲーマーにするために尽力したことを紹介し,これがきっかけで日本でもプロゲーマーが増えたと分析。これもまた日本にとっては重要なことだったのではないかと質問した。
 これに対してJulio氏は,そのきっかけを作ったのかもしれないが,プロゲーマーが増えるのは自然なことだと返答。今後,スポンサードされるプレイヤーが増えていくことを期待していると話した。

金子紀幸氏

 ここで,EVOの運営について話題が移った。Cuellar氏によれば,毎年7月に開催される大会が終了したあとは,3か月ほどのインターバルが入り,その後,次の大会の内容を詰めていく。そして,11月か12月に大きな発表を行う,というのが1年間の基本的な流れだそうだ。これは,アメリカの学期を勘案してのものだという。
 最近では1万以上も寄せられるようになったエントリーの書類も,すべてCuellar氏が目を通しているというが,これについて聞かれたCuellar氏は,自分達の会社はとても小さく,いろいろなことを自分でやらなければならないと笑って答えた。

 2016年にはマンダレイ ベイホテルに1万2000人を集め,試合の模様がESPNで放送されるようにもなったEVO。果たしてこの大きな成長の理由はどこにあるのだろうか。
 金子氏のこの質問にCuellar氏は,格闘ゲームというジャンルがプレイだけでなく,視聴,観戦にも向いていることを挙げた。

 とはいえ,これほどの規模になると,現状のままではそろそろ限界かもしれないとのこと。Cuellar氏は,いろいろと考えているが,EVOは常に機密体制で事を進めており,詳しいことは話せないので,いずれ何かしらの発表を行う予定だと述べた。


 Julio氏は,EVOがどれくらい大きくなるのか,どれくらいの人が来てくれるのかなどは自分たちでも分からないが,もともとEVOはコミュニティを集めたものなので,その気持ちを忘れなければいいと思っているそうだ。

 続いて金子氏は,EVO Japanについてどう考えているのかを2人に聞いた。
 これについてCuellar氏は,日本にはバーチャファイターやガンダム vs.シリーズなど,日本ならではのタイトルがたくさんあり,それらとEVOを合体させるとどうなるのか,ということを考えていると述べた。

 一方のJulio氏は,EVO Japanの発表は日本だけでなく北米の反響も大きかったとし,そもそも日本側は何を望んでいるのか,そこから知りたいと逆に金子氏に質問した。
 また,長い間,顧みられなかった昔のタイトルがEVO Japanに登場して再び脚光を浴びるといったことも見てみたいし,EVO Japanのために海外の人々が来日し,日本観光が活性化することにも期待しているというビジョンを披露した。

 日本と海外の格闘ゲーマーがつながり,コミュニティが一体化して1つの家族のようなものになる。EVO JapanはそういうものであってほしいとCuellar氏は付け加えた。

 最後に日本のプレイヤーに対するコメントを求められたCuellar氏は,EVOは参加して一緒に作っていくイベント。現場で皆が1つになれることが最大の楽しみであり,日本のプレイヤーにもぜひ参加してほしいと呼びかけた。
 そしてJulio氏が,日本のプレイヤーによる日本式のEVOを見ることが長年の夢,ある種の憧れだったと明かし,日本の運営がうまくやっていけることには確信を持っていると語って,この「本家EVO HQ特別対談」は幕となった。

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