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闘会議2016のアナログゲームエリアレポート。多面指しで加藤一二三九段と対局など,1人でも存分に楽しめる企画が多数
ゲームと聞けば多くの人はコンピュータゲームを想像するだろうが,電気を使用しないアナログゲームの存在も忘れてはならない。本稿では,将棋や花札から近年人気の作品まで,さまざまなタイトルが揃った「アナログゲームエリア」の様子をレポートしよう。
●アナログゲーム体験コーナー
エリアの中でも最も大きなスペースを使用しているのが,人気アナログゲームの体験コーナーだ。麻雀やモノポリーといった伝統的なゲームや,2014年に発売されて大きな話題となった日本庭園シム「枯山水」といったものまで,多種多様なタイトルがラインナップされている。遊んだことのないゲームを探して歩けば,それだけで1日中楽しめそうだ。
■体験可能なタイトル
・闘ランプ
・おばけキャッチ
・どうぶつしょうぎ
・どうぶつサッカー
・それはオレの魚だ!
・にわとりのしっぽ
・ワンナイト人狼
・ごきぶりポーカー
・いかさまゴキブリ
・エセ芸術家ニューヨークへ行く
・Gods' Gambit G―ゴッズギャンビットG―
・Dixit
・ラビリンス
・スコットランドヤード:東京
・カタンの開拓者たち
・モノポリー
・パンデミック
・カルカソンヌ
・枯山水
・麻雀
・ジェンガXL
・人狼
●任天堂公認 マリオ花札大会
任天堂が販売中の「マリオ花札」を使用した花札大会も実施されている。ルールは通常の花札における「こいこい」と同様で,3回の勝負で合計得点の多いプレイヤーの勝利となる。
対戦は,2枚の畳の上に置かれた大きな座布団の上で行われるので,雰囲気はなかなかのもの。参加者はいずれも非常に真剣で,時には勝者による喜びの声が会場に響くこともあった。
大会受付は10時から開始され,誰でも参加できる。まだ花札を遊んだことがない人は,ルールを覚えるために挑戦するのもいいだろう。
●将棋 多面指し
プロ棋士とコンピュータ将棋ソフトが対戦する「電王戦」をはじめとして,ニコニコ動画と将棋の関わりは非常に深い。闘会議でも,プロ棋士が多数の参加者と同時に対戦する「多面指し」が実施されている。
初日の多面指しに登場したプロ棋士は,対局中のユニークな振る舞いと実力の両面で人気を集める加藤一二三(ひふみ)九段,若手の斎藤慎太郎六段,女流棋士である山口恵梨子さんの3人だ。憧れのプロと対戦ができるとあって,多くの来場者が参加していた。
2日目には,中村太地六段や竹俣 紅女流,佐藤紳哉七段,藤田 綾女流などのプロ棋士が登場する予定だ。将棋ファンならこの機会を逃す手はないだろう。
電王戦での勝利経験もある若手プロ棋士の斎藤慎太郎六段 |
ニコニコ生放送における将棋解説でお馴染み,女流プロの山口恵梨子さん |
多面指しコーナーの近くには,電王戦に出場した「ponanza」との対戦コーナーも用意されている。その実力を確かめてみるのもまた一興だ。
以上,アナログゲームエリアの雰囲気をお伝えしたが,常に参加者を募集しているエリアなので,1人でふらっと入ってみるのがおすすめだ。知らなかったゲームとの思いがけない出会いがあるかもしれない。
闘会議2016公式サイト
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