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マフィア梶田の二次元が来い!:第287回「新年の祝砲を放つワックワクのダイスブレイカー」
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印刷2016/01/12 15:30

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マフィア梶田の二次元が来い!:第287回「新年の祝砲を放つワックワクのダイスブレイカー」

画像集 No.004のサムネイル画像 / マフィア梶田の二次元が来い!:第287回「新年の祝砲を放つワックワクのダイスブレイカー」

実家帝国にて。年端もゆかぬ子供たちを暗黒面へと引き込んだシコの暗黒卿
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 皆さま,あけましておめでとうございます。本年も何卒よろしくお願い致します。いや〜,迎えちゃいましたね2016年。どんな年になるんですかねぇ? みなさんは抱負的なアレがあるんですかね!? ちなみに俺はそういうの気にしないタイプなんで,新年早々アニメの話をします。
 この連載でも何度かオススメしていたオーバーラップ文庫の「灰と幻想のグリムガル」,ついにアニメの放送が始まりましたよ。……まぁ,俺は録画しただけでまだ観ていないんですけど。

関連記事:
マフィア梶田の二次元が来い!:第164回「灰と人形のLEGACY COLLECTION ささやき,詠唱,祈り,目覚めよ」

 ありませんか? 大好きな作品がアニメ化されて,いざ放送が始まるとなんか観るのをもったいぶっちゃう気持ち。別に不安があるとかではなく,絶対面白いじゃんとか思っているのにあえてすぐには観ない。これって,新作ゲームを買って帰り,本当はすぐ遊びたいのになぜかテレビの前で説明書を隅々まで読むという焦らしプレイに近い感覚ですね。

 でね,なんでこんなことしちゃうのか,最近やっと分かったんですよ。楽しいことに触れる前の「ワクワク感」をなるべく長く味わいたいという気持ちが,そうさせているんですわ。こればっかりは,手をつけちゃったあとは味わえないですからね。
 「このあとに待っているであろう楽しみ」を,頭の中でずっとこねくり回していたい。ううむ,あらためて自覚してみると,こっ恥ずかしいですね……。見事なまでにガキの頃から成長していない……。

 というわけで,この原稿を書き終えたら録画した「灰と幻想のグリムガル」を観ることにします。少しは大人になるために。……うん? これって大人なのか? 「宿題終わったら遊ぶぞ!」っていうのと変わらんような……。ああもう,めんどくせぇ! 今年も楽しく過ごせればそれでいいや!!


画像集 No.005のサムネイル画像 / マフィア梶田の二次元が来い!:第287回「新年の祝砲を放つワックワクのダイスブレイカー」

 「RADIO 4Gamer Tap(仮)」の第28回では,新年特別企画として岡本信彦さん考案のアナログゲーム「ダイスブレイカー」をプレイしてきました。
 当番組ではお馴染みのゲスト,プロレスラーの男色ディーノ氏おれっちを交え,初めて多人数で「ダイスブレイカー」を遊んでみたわけですが,このゲーム,意外と奥深いような……そうでもないような……。
 まぁ,それはともかく。岡本さんの描いたクソみたいなカードイラストに注目してください!

超!A&Gショップ「ダイスブレイカー」



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 まさか年をまたぐとは思っていなかったハワイでの射撃訓練エピソードも,ついに最終回。元を辿れば「ゲームと現実のギャップを確かめる」目的で始めた射撃訓練ですが,教官殿のおかげもあって想像よりもずっと多くのことが学べました。まったくのド素人が約4時間の訓練で,動かない的ならそこそこ狙った場所に命中させられるようになったのは,大きな成長と言えるのではないでしょうか。

 射撃の世界は知れば知るほど奥が深く,「戦闘技術」とは別に「競技」としても愛好されている理由が分かったような気がします。殴り合ったり,走り回ったりするのと比べれば銃を撃つのなんて楽なもんだろうと思っていましたが,訓練が終わる頃には全身ビッショリでヘトヘトでしたよ……。ずいぶんと久しぶりに「汗をかいて学ぶ」ということをしました。

 さて,これまで訓練の内容に関しては一通り書いてきたわけですが,その際に使用した銃についてはあまり触れていませんでしたよね。「名前は知ってるけど,実際どんなもんなのか」気になっている人も多いと思いますし,最後にそれぞれ撃ってみた感触をお伝えできればなと。まぁ,あくまで素人の感想なのでそんなに面白味はないかもしれませんが……。

以前にも掲載した写真ですが,左から「Cz75B」「COLT MKIV SERIES80」「GLOCK 17C」「STURM RUGER SUPER BLACK HAWK」
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 まず,「Cz75B」。チェコスロバキア製の自動拳銃でして,日本のアニメやゲームでもそこそこ登場率が高いです。個人的な印象ですが,正義の味方よりもちょっとワルっぽい主人公や味のあるサブキャラクターに似合う銃ですよね。
 で,実際に撃ってみた感想ですが,勝手に抱いていた「マニア好み」というイメージとは裏腹に,とても撃ちやすく,バランスの良い銃であると感じました。口径が9mmであるというのも理由のひとつでしょうが,リコイルコントロールがしやすく,狙った場所へ素直に弾が飛んで行ってくれます。握った感触もしっくりきて,今回訓練で使用した銃の中ではもっとも安心感があったというか,操作に戸惑うことなく自然体で接することができた銃でした。

 次に,「COLT MKIV SERIES80」。「コルト・ガバメント」として知られる,おそらく世界で最も有名な自動拳銃です。個人的にもシルエットが好きな銃で,東京マルイやウエスタンアームズのトイガンをいくつか所持しています。
 なんせ,1911年から100年以上も使用され続けている銃ですから,信頼性については言わずもがなですが,今回出てきたのは教官殿が自らの好みに合わせてゴリッゴリにカスタムしたモデル。詳しいことはマニアックすぎて理解できなかったのですが,引き金が暴発の危険性を度外視したレベルで軽く,オマケに完璧なリコイルコントロールをしなければ動作不良を起こすという超ピーキーな仕様になっていました。前回お伝えしたホルスターのエピソード,主にこの銃を使っていたのですが,ホントにビックリするほど引き金が軽いので,腰にさすのがクッソ怖かったです。
 使用する弾は45口径なので9mmよりもリコイルは強いのですが,そこそこ重量があるおかげで跳ね上がりは気になりません。前述したようにバリバリ玄人向けにカスタムされているので,ド素人の俺では扱い切れず何度か動作不良を起こしてしまいましたが……。命中精度は非常に高く,実銃に触れてみてますます惚れ込みました。昔からグリップが日本人には大きすぎると言われていますが,手がデカい俺にはむしろちょうど良かったです。トイガンを触り慣れていますし,握り心地は今回使った銃の中で一番好きでしたね。

 続きまして,「GLOCK 17C」。オーストリア製の自動拳銃で,歴史はともかく知名度ではガバメントと並ぶくらいメジャーです。フィクションの世界における登場例も数え切れないほどの多さです。
 口径はCzと同じく9mm。最初に握ったとき,ほかの銃とくらべて明らかに軽いことに驚きました。実際に触ってみると,樹脂素材がいかに携行性の面で優れているかが分かりますね……。俺は金属製でピッカピカにメッキされていたり,木製ストックだったりする古い銃が好きなんですが,ここまで重さが違うとなると,最近の銃が樹脂素材を使ったものばかりになるのも仕方ないですわな。
 で,撃ってみた感触なんですが,銃自体が非常に軽いせいか9mmなのに45口径のガバメントよりも跳ね上がりが強かったような気がします。自動拳銃の中では一番最後に撃ったので,余計にそう感じたのかもしれません。まぁ,リコイルコントロールについては結局のところ「慣れ」なんでしょうけれども。
 ただ,軽いので長時間構えていても疲れ難いというアドバンテージは凄いなと。グロックは女性でも扱いやすいと聞いたことがありましたが,ホントにすっごい楽でした。まぁ,携行性などを気にしないで好みを語るなら,自分はやはり構えたときに“ズシッ”とくる銃のほうが好きではありますが……。

 そして,この中では明らかに変わり種の「STURM RUGER SUPER BLACK HAWK」。“.44マグナム弾”を使用する,アメリカ製のシングルアクションリボルバーです。これに関しては訓練目的というよりも好奇心で選択したところが大きく,教官殿もそれを分かっていて好きに撃たせてくれました。
 男のロマンそのもの,と言ってもいいような問答無用のカッコよさが漂うフォルムですが,こりゃとんでもなく扱いづらい銃です。シングルアクションにドエライ反動なうえ,撃ち終えたら銃弾を1発ずつ取り除かなければならないので,リロードにも時間を要します。なにより,構える際に左手の人差し指をトリガーガードとグリップの隙間に入れてガッチリと保持するんですが,撃つたびに反動で指が挟まれて超痛ぇんですわ。本来なら,グローブでもはめるんでしょうけど。
 そもそも,こんなトンデモパワーの銃,一体なんに使うんだと教官殿に聞いてみたら「狩猟用」とのことでした。ああ,納得……。

 以上,長々と続けてきた射撃訓練の話もこれにてオシマイ。本当に学べることが多かったですし,連載のネタにもなって一石二鳥どころか三鳥も四鳥もある体験でした。銃のビジュアルだけでなく射撃技術に関しても興味が深まりましたし,また機会があればさらなるスキルアップを目指したいなと思い……あ,やっべぇ。大事なこと忘れてた!
 実は「STURM RUGER SUPER BLACK HAWK」以上の変わり種として,旧日本軍の「一四年式拳銃」と,“レッド9”こと「モーゼル・ミリタリー 9mm」も撃ってきたんですよ。これ,訓練からはちょっと外れた話なので書き損ねていました。ってなわけで次回,ホントのホントに最後です!
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