イベント
ドリームキャスト役のM・A・Oさんが収録秘話を明かした「セガ・ハード・ガールズ」テーマソングCD発売記念イベントをレポート
「Hi☆sCoool! セハガール」公式サイト
前向きな性格ではあるがネットの情報を鵜呑みにしがちな「ドリームキャスト」,自信家でツッコミ体質の「セガサターン」,博学だが少しズレている「メガドライブ」の3人が,「セハガガ学園」の卒業を目指してセガゲームの世界へと飛び込んでいく……という内容だ。
10月22日には「セガ・ハード・ガールズ」のイメージソング「Blooming!!」と,「Hi☆sCoool! セハガール」のエンディングテーマ「若い力 -SEGA HARD GIRLS MIX-」を収録したCDが発売されている。その発売を記念したイベントが11月3日,AKIHABARAゲーマーズ本店とアキバ☆ソフマップ1号店,そしてアニメイト秋葉原店にてそれぞれ行われたというわけだ。本稿では,アニメイト秋葉原店でのイベントの様子をお伝えしよう。
Blooming !! /若い力 -SEGA HARD GIRLS MIX-
発売日:2014年10月22日
価格:1200円(税別)
発売元:株式会社セガ
販売元:エイベックス・ピクチャーズ株式会社
収録内容:
1.Blooming !!
2.若い力 -SEGA HARD GIRLS MIX-
3.Blooming !!(instrumental)
4.若い力 -SEGA HARD GIRLS MIX-(instrumental)
中山氏とM・A・Oさんはドリームキャスト本体を持参し,「みなさん,セ〜ハ〜!」という挨拶と共に登場すると,まずは12月17日にアルテメイトから発売される「Hi☆sCoool! セハガール」のサウンドトラックについてのトークを繰り広げた。
サウンドトラックには,オープニングテーマ「セハガガガンバっちゃう!!」に加え,新曲のキャラクターソングなどが収録されるという。M・A・Oさんのお気に入りは「セハガガマーチ」とのことで,「かわいかった! 本当にかわいくて,(ここで)歌いたいくらい!」と興奮を押さえられない様子。残念ながら会場で新曲を披露とはならなかったが,多くのファンにとってサウンドトラックの発売が楽しみになったはずだ。
M・A・Oさんのソロ曲となる「きっと、大丈夫!」は,中山氏いわく「スタートでつまづくけれども,大丈夫」というテーマの前向きな楽曲になっているとのこと。このテーマは過去のセガハードの歴史を踏まえたもので,アニメの劇中でドリームキャストがよくつまづくのも同じ理由だそうだ。ドリームキャストの発売当時を知る人にとっては,涙無くして聞けないエピソードと言えるだろう。
さらに「Hi☆sCoool! セハガール」のBlu-ray発売記念イベントが,都内某所で行われることが明かされた。ライブやトークイベントが実施される予定で,Blu-rayの購入者限定特典としてチケットの先行発売が行われる。詳細は後日発表されるようだ。
「Hi☆sCoool! セハガール」の本編では,第2話「コンボでつなげ 熱い気持ち」のバトルシーンがM・A・Oさんのオススメとのこと。主人公の3人が「バーチャファイター」の世界で100人組み手に挑戦したところ,なぜかさまざまなゲームのキャラクターが乱入してくる……といったストーリーだ。
映像が見られない状態で収録(プレスコ)に臨んだM・A・Oさんは,最初は軽めなかけ声をあてていたが,スタッフの要望で「真剣モードのかけ声」も収録したという。そして実際に放映されたアニメでは,カッコいいバトルシーンに真剣なかけ声がマッチしており,大いに気に入ってしまったとのことだ。
このバトルシーンは中山氏もお気に入りで,「まだ見ていない人は,ぜひ見てほしい。知り合いにも,M・A・Oちゃんが頑張ってるよと薦めて」とアピールしていた。
中山氏に「ドリームキャストの渦巻きマークの意味」を聞かれて,答えを検索する(?)M・A・Oさん。「人と人をつないで,希望を渦巻いて凝縮させて,海外へ飛んでいけ!という意味です」という回答に,中山氏は正解の太鼓判を押していた |
イベント終了後,M・A・Oさんは来場したファンの一人ひとりと握手を交わしていた |
最後に,メディア向けの囲み取材が行われたので,その模様をお伝えして本稿の締めとしたい。
――今回のイベントの感想をお願いします。
皆さんと直接お話しする機会がめったにないので,今日はアニメや収録時の裏話などができて楽しかったですね。握手会のときにも直接感想をいただけたのが嬉しかったです。「実は……」と先の展開を言いたくなるのを我慢していました。
中山氏:
「セガ・ハード・ガールズ」のテーマである「それぞれのハードを新しい未来として愛でてください」というところを話せたのが良かったと思っています。
――アニメ化の狙いを教えてください。
中山氏:
擬人化プロジェクトがスタートしてから長いのですが,セガのハードを愛でていただいたお客様に擬人化キャラクターを広く知ってもらうためにはアニメだろうと。ハードがこういうやりとりをしたら面白いだろうな,というところを表現するにも動画が必要でした。
セガの社是は「創造は命」ですが,あの期間であれだけ多くのハードが生まれたのは凄いことだと思います。
――アニメ版の視聴者からの反応はいかがですか。
中山氏:
10分ちょっとという短さがちょうど良いようで,見ているとイヤなことを忘れられる,何も考えずに見られるという声をいただいています。3話と4話はキャラクターがかわいいという反応があり,擬人化についても好評なようです。
――M・A・Oさんが演じるドリームキャストの第一印象を教えてください。
M・A・Oさん:
「前向きで,抜けているところがあるのかな」というのが第一印象でした。でも,お話が進んでいくと,前向きなところはそのままに,チクチクとした黒いところが入ってきますが,本人は無自覚なんです。知らないあいだに腹黒になっていくんです。
中山氏:
天真爛漫に毒づく,新しい感じですね。
――M・A・Oさん自身がドリームキャストと似ているところはありますか。
M・A・Oさん:
おっちょこちょいというか,抜けているところですね。スマホとリモコンを間違えたり,何も無いところで転んだりします。
――それでは収録時に苦労したことはありますか。
絵がなかったので,想像しながらお芝居を作っていくんですが,ほかの皆さんが面白いので,笑いをこらえるのに苦労しました。笑っているあいだに自分の番が来て,収録が少し止まったりもしましたね。実際に絵が入ったところを見ると,みんなの表情が豊かで細かく動いていたので感動しました。
――最後にファンの方に向けてメッセージをお願いします。
M・A・Oさん:
面白いというお声をいただき,本当に嬉しいです。これから最終話までいろいろなコラボが登場しますが,まだコラボしていない作品もあります。「今後,何かあればいいなぁ」と思いますので,皆さんのお力を貸していただければと。
考え込んでしまって,ふとリラックスしたいときやお風呂のときなど,ちょっとした時間に見ていただけるとうれしいです。
中山氏:
アニメやドラマCDなど多方面に展開し,それぞれの切り口で「セガ・ハード・ガールズ」の世界が広がっていきます。「セガ・ハード・ガールズ」はいろいろなところへ出て行きますし,いつでもオファーを待っています。セガネタをやりたいというときは,ぜひお声がけいただけばと思います。一緒にセガハードを愛でましょう!
――ありがとうございました。
「Hi☆sCoool! セハガール」公式サイト
(C)SEGA/セハガガ学園理事会
- この記事のURL: