お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
ヤフー,イー・アクセスの子会社化を発表。通信事業は「Y!mobile」として展開
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2014/03/27 17:40

業界動向

ヤフー,イー・アクセスの子会社化を発表。通信事業は「Y!mobile」として展開

 2014年3月27日,ソフトバンクの子会社であるヤフーは,同じくソフトバンク子会社であるイー・アクセスの株式をほぼすべて取得し,子会社化すると発表した。イー・アクセスの通信事業は今後,「Y!mobile」(ワイモバイル)という名称で提供されるとのことだ。Y!mobileは,音声通話を主体とした通信キャリアではなく,インターネットサービス提供を主体とした「インターネットキャリア」として,サービスを展開していくと謳われている。
 なお,2013年12月に発表されたイー・アクセスとウィルコムの合併は,予定どおり2014年6月1日に行われる。

Y!mobileのロゴマーク。まあ,何というか……
画像集#002のサムネイル/ヤフー,イー・アクセスの子会社化を発表。通信事業は「Y!mobile」として展開

ソフトバンクによる当該リリース ページ


#### 以下,リリースより ####

イー・アクセス株式会社の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ

 当社は、本日、イー・アクセス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:エリック・ガン、以下「イー・アクセス」)の株式の99.68%(※1)(議決権比率 33.29%)を、ソフトバンク株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:孫正義、以下「ソフトバンク」)から3,240億円で取得すること(以下「本取引」)を取締役会で決議いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
 なお、イー・アクセスは、平成26年6月1日を効力発生日として、株式会社ウィルコム(本社:東京都港区、代表取締役社長:宮内謙、以下「ウィルコム」)と合併を行う予定であり、当社は当該合併の効力発生等を条件として、当該合併後の存続会社であるイー・アクセスの株式を取得する予定です。
(※1)A種種類株式(議決権なし)および B種種類株式(議決権あり)の発行済株式総数の合計に対する所有割合です。

1.株式の取得の理由
 当社は、日本最大のポータルサイト「Yahoo! JAPAN」を中心に、情報技術で人々や社会の課題を解決する「課題解決エンジン」として社会のさらなる発展に貢献できるよう取り組んでまいりました。サービス開始以来16期連続で増収増益を達成したことに加えて、平成24年に経営の執行体制を刷新し、特にスマートフォン、タブレットの分野においてサービスの充実ならびに収益の拡大を図ってまいりました。
 当社は、このスマートフォン、タブレットによるインターネットサービスをさらに大きく成長させることを目的として、この6月にイー・アクセスとウィルコムが合併して誕生する新会社の株式を取得し、日本で最初の「インターネットキャリア」として、「ネットの生み出す楽しさ・便利さをみんなの手元に届ける」ことをコンセプトに、日本初のインターネットキャリア事業「Y!mobile」(予定)を展開していくことといたしました。
 「インターネットキャリア」とは、音声通話が「主」、インターネットサービス提供は「従」とする「通信キャリア」とは異なり、インターネットサービス提供が「主」、音声通話は「従」とし、シンプルな料金体系・仕組みで全ての人の手元にインターネットを届けることを目標とするものです。今後、「インターネットキャリア」として合併後のイー・アクセスの端末利用者へインターネットサービスを提供することにより、当社の既存サービスである「Yahoo!プレミアム」の会員数および会員費収入の増加など、サービスの利用促進のシナジーが期待できます。加えて、スマートフォン利用者の増加を図ることにより、インターネット広告、eコマース、デジタルコンテンツ等の市場の拡大につなげ、当社グループの企業価値向上を図ってまいります。

 なお、イー・アクセスとソフトバンクモバイル株式会社との間では、移動体通信サービスのネットワークの相互活用などの業務提携を締結しておりますが、本取引後も提携関係において大きな影響はありません。
 また、当社は、イー・アクセスの株式を取得するに際し、当社グループの企業価値向上ならびに本取引に係る手続および意思決定の適正性確保の観点から慎重な協議および検討を行うため、ファイナンシャル・アドバイザーとして三菱UFJ モルガン・スタンレー証券株式会社(以下「三菱UFJ モルガン・スタンレー」)を、法務アドバイザーとして西村あさひ法律事務所をそれぞれ選任しております。

2.グループ間ローンのリファイナンス
 イー・アクセスがソフトバンクの子会社から借り入れているグループ間ローンについては、平成26年6月2日に予定されている株式引渡期日において、当社からのローンに全額リファイナンスされる予定です。なお、株式引渡期日におけるイー・アクセス(ウィルコムとの合併後)の純有利子負債の見込みは合計で約2,300億円であり、うち約1,300億円が上記のリファイナンスの対象となるソフトバンクの子会社からのグループ間ローンとなる見込みです。

3.異動する子会社(イー・アクセス)の概要
 平成26年6月1日を効力発生日として、イー・アクセスを存続会社、ウィルコムを消滅会社とする吸収合併が予定されており、合併後のソフトバンクの持株比率は 99.68%(議決権比率33.29%)となる見込みです。以下は当該合併後に存続会社となるイー・アクセスの概要となります。

(平成25年12月31日現在)
  1. 名称:イー・アクセス株式会社
  2. 所在地:東京都港区虎ノ門二丁目10番1号
  3. 代表者の役職・氏名:代表取締役社長 エリック・ガン
  4. 事業内容:電気通信事業
  5. 資本金:43,286百万円
    ※ウィルコムとの合併後も変動ありません。
  6. 設立年月日:平成11年11月1日
  7. 大株主および持株比率
    ソフトバンク:99.59%(議決権比率 33.29%)
    その他の株主(11社):0.41%(議決権比率 66.71%)
    ※ウィルコムとの合併後のソフトバンクの持株比率は、99.68%となる予定です(議決権比率は変動ありません)。
  8. 上場会社と当該会社との間の関係
    資本関係:当社の親会社であるソフトバンクが当該会社株式の99.59%(ウィルコムとの合併後は99.68%)を保有しております。
    人的関係:当社取締役1名が当該会社の取締役を兼務しております。
    取引関係:当該会社に対して、当社より検索連動型広告等の広告サービスを提供しております。
(以下略)

  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:04月18日〜04月19日