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[COMPUTEX]GTX 1080を搭載可能な34インチ湾曲液晶パネル搭載オールインワンPC,日本展開に向けてゲームPCメーカー2社と交渉中
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印刷2016/06/03 00:00

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[COMPUTEX]GTX 1080を搭載可能な34インチ湾曲液晶パネル搭載オールインワンPC,日本展開に向けてゲームPCメーカー2社と交渉中

メイン会場となるTaipei Nangan Exhibition Center, Hall 1に出展しているLoop
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 PCケースやAiO(All-in-One,オールインワンPC)のODMメーカーである中国Loop International(以下,Loop)が,34インチ,解像度3840×1440ドットの液晶パネルを搭載し,GeForce GTX 1080」搭載カードをそのまま差して使えるゲーマー向けAiOのベースモデル,LP-3400」を展示中だ。

ブース内の一番目立つところに置いてあるLP-3400計3台
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Samsung製だSamsung製だとやたら推されたが,湾曲液晶パネルのスペックは未公開。見る限りはIPSパネルのようで,斜め方向から見たときの変色のない,自然な発色だった
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GIGA-BYTE TECHNOLOGYのプライベートルームレポート記事で「洗練されたデザインのAiO」として「Loop Gaming AIO Barebone」を紹介したが,実のところアレは組み立てキットではなく,LP-3400の“AiO化作例”だったことになる
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 ベースモデルとはどういうことか。
 実のところLP-3400という製品は,ゲーマー向けAiOでも,ゲーマー向けAiO組み立てキット(ベアボーン)でもない。LP-3400自体は,「本体背面に,Mini-ITXベースのシステムを組み込める液晶ディスプレイ」以上でも以下でもないのだ。

 LoopのジェネラルマネージャーであるDaniel Pettersson氏によると,自作PC市場向けのマザーボードやグラフィックスカードをそのまま使えるため,システムビルダーが「オリジナルのゲーマー向けAiO」を簡単に作ることができるというのがコンセプトとのこと。つまり,徹頭徹尾BtoB市場向け製品なのだった。


 では,これを採用するシステムビルダーは出てくるのか。「守秘義務があるから話せない」と返ってくるのを承知のうえで,LoopのセールスマネージャーであるCoco Luo氏に聞いてみたところ「すでにサードウェーブとは話をした。今日,午後にはマウスコンピューターと話をする予定だ」と,思い切り実名で,交渉中となる企業の名前を挙げてくれた。
 ようするに,うまく話がまとまった場合,GALLERIAもしくはG-Tuneの新型として,LP-3400採用のゲーマー向けAiOが日本市場で発売となる可能性があるというわけだ。

白モデル。取材時は動作していなかった
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 なお,LP-3400の筐体はアルミ製で,本体色は白と黒の2色。本体背面は空気穴付き単色カバーと,柄付きで筐体内部を覗き込めるアクリル窓付きの2モデルから選択できるようになっていた。
 先ほど,LP-3400自体は液晶ディスプレイだという話をしたが,本体は定格90W仕様のACアダプターを内蔵し,それで液晶パネルを駆動する仕様。Loop側ではこのACアダプターと,定格450WのSFX電源ユニットのみを搭載した状態で,システムビルダーへ出荷するとのことだった。

シンプルな背面カバー(左)と,柄付き+アクリルのカバー(右)。システムビルダーが選択できる
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 本体にはMini-ITXマザーボードと2スロット仕様のグラフィックスカードを搭載できるスペースのほか,2.5インチSSDを2台搭載できるトレイも搭載。クーラーはシステムビルダー側の判断で空冷化も液冷化も選択できる。

Loopのブースで流れていた製品概要紹介ムービーより,本体内部構造
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本体向かって右奥側にまとまったインタフェース群
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 標準搭載となる主な入出力系は,背面の2chステレオスピーカーと,背面のSDカードリーダー,USB 3.0(Type-A),USB 2.0(Type-A),ヘッドフォン出力(3.5mmミニピン),マイク入力(3.5mmミニピン)各1,そして本体天頂部中央のUSB 3.0(Type-A)ポートひとつだ。
 システムビルダーへ出荷されるキットでは,Webカメラとアレイマイクのコンボが付属しており,Loopとしてはその利用を想定しているが,最終製品のユーザーは好みのカメラに変更することもできる。カメラ用のポートがUSB 3.0対応なのは,「RealSense」対応カメラの利用を想定しているためだという。

付属するカメラとアレイマイクのセットは着脱式(左)。右は同じく付属のVESAマウンタで,スタンドを外してこれに変更すれば,ディスプレイアームや壁かけアダプターへの取り付けも行えるようになる
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本体は4系統のビデオ入力端子を装備
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 ただ,本製品はあくまでも液晶ディスプレイなので,本体側にはMini DisplayPort×1,DisplayPort×1,HDMI(Type A)×2という入力端子を用意している。グラフィックスカードからの出力はここに,ほかの外部デバイスからの出力と合わせて入力することになるわけだ。OSDメニューからは,4画面同時出力やPinP,横分割縦分割などの設定が可能である。

本体向かって右の下側にOSD操作系がある(左)。右は実際にOSDメニューを出したところで,さまざまな表示設定が行える
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 以上,細かく紹介したくなる完成度であって,これの国内発売に向けて具体的に交渉が始まっているとなると,俄然期待したくなるのが人情というものだろう。
 もちろん,その結果がどう転ぶかは神のみぞ知るところなのだが,少なくとも可能性がゼロではないわけで,続報に期待したいところである。

Loop公式Webサイト

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