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[SIGGRAPH 2015]最優秀賞は学生が受賞! センスの光る作品が集まった「Electronic Theater」レポート(後編)
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印刷2015/08/25 00:00

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[SIGGRAPH 2015]最優秀賞は学生が受賞! センスの光る作品が集まった「Electronic Theater」レポート(後編)

 プロアマ問わず,世界中から応募されたCG映像作品から優秀な作品を選出する「Computer Animation Festival」(以下,CAF)。その中でも,厳選された作品だけを巨大スクリーンで上映するイベントが「Electronic Theater」(以下,ET)である。Electronic Theaterで上映されたCAF入選作のうち,今回は各部門賞を受賞した作品をまとめてお届けしよう。
 なお,Best Game Award(最優秀ゲーム映像作品賞)を受賞した「Assassin's Creed Unity」公式トレイラーは,ゲーム関連作品をまとめた前編で紹介しているので,未見の人はそちらを参照してほしい。

[SIGGRAPH 2015]ゲーム関連の優秀な映像作品をまとめて紹介。「Electronic Theater」レポート(前編)



【Best Advertisement】

IKEA,T-Shirts

Dougal Wilson氏ほか,MPC


 世界的な家具ブランドであるIKEAの名を知らない人はまずいないだろう。そのIKEAが欧州で公開したテレビCM映像が,「Best Advertisement」(最優秀広告賞)を受賞した。


 渡り鳥のように空を飛ぶTシャツの群れが,雪原を越え,大海原を渡り,番犬や子供を免れて辿り着いた安息の地は,IKEA製の洋服ダンスだったという作品だ。荘厳かつ悲壮感漂うBGMが,妙に映像とマッチしていて,ラストで笑いを誘う。

 制作を担当したのは,イギリスのCGプロダクションであるMoving Picture Company(以下,MPC)で,前編で取り上げた「Call of Duty: Advanced Warfare Live Action Trailer」の制作も担当した名門スタジオだ。そのうえ,本作を監督したのは,2014年のCAFで「Three,The Pony」で「Best Commercial Advertisement Award」を受賞したDougal Wilson氏である。Wilson氏は,2年連続で同じ広告部門の賞を受賞したというわけだ。

 この作品で印象的な,鳥のように飛ぶTシャツの動きは,不可視に設定された腕や胴,首の動きによって作り出されているという。袖口をばたつかせたり,襟首を左右に向かせているのは,見えない体の動きなのだ。布自体の動きは,材質を綿生地に設定しての布(Cloth)シミュレーションによる。

 ちなみに,入選こそしなかったが,MPC制作によるIKEAのCM映像には,別の人物が監督した「IKEA,Monkeys」という作品もある(関連リンク)。「猿も楽しくなっちゃうIKEAのキッチン家具」というコンセプトで作られた作品なのだが,登場する猿達は,一部がCGなのを除けば,すべて本物だそうだ。合成用背景の前で猿達に多彩な演技を行わせて,撮影素材をCG合成したのだという。こちらも見どころが満載の作品なので,一見の価値ありだ。



【Best Music Video】

League of Legends Music: Curse of the Sad Mummy

Riot Games,Shy the Sun


 世界中で人気のMOBA「League of Legends」(以下,LoL)。そのプロモーションビデオが,Best Music Video(最優秀音楽映像賞)に選ばれた。


 ゲームに登場するミイラ男のAmumuにまつわる伝説を哀しげに歌う曲に,イラスト風の3D CG映像を合わせた作品で,Best Music Videoに選出されただけあり,音楽に重きが置かれたものだ。技術的にどうこうというよりも,哀しげで美しくもある歌とメロディに,Amumuの哀しげな姿が妙に合っているという,芸術的な視点で選出されたのではないだろうか。
 ちなみに,LoL公式サイト(関連リンク)には歌詞も掲載されているので,興味のある人は参照してほしい。

 制作は,南アフリカのCGプロダクションShy the Sunが担当した。このスタジオは,斬新かつアート志向の強い作品を得意とするスタジオで,ゲーム関連映像制作では「Alice: Madness Returns」のプロモーション映像制作に携わった実績がある。




【Best Visualization and Simulation】

Multi-Scale,Multi-Physics Heart Simulator,UT-Heart

東京大学,理研,サイアメント


 日本の企業・研究機関による作品として,久々の受賞作品となったのが,東京大学などによる「マルチスケール・マルチフィジックス心臓シミュレータ UT-Heart」(以下,心臓シミュレータ)の映像だ。


 心臓シミュレータは,約17万個のクワッド(四辺形)から構成されていて,その動きは有限要素法(Finite Element Method)による計算で生成されている。物理シミュレーションだけでなく,医学や生理学の見地からも正しい挙動になるように制作されたとのことで,富士通と理化学研究所が共同開発したスーパーコンピュータ「京」によって実行されるものだ。

 入選した映像は,心臓シミュレータの機能を解説するとともに,人体における心臓の役割を解説する内容となっている。
 心臓の動きを正確にシミュレーションするために,実物の心臓を模した伸縮運動単位である筋繊維の機能が約17万個のクワッド1つ1つに実装されているという複雑なもので,心臓を構成する無数の筋繊維は,伸縮方向が本物と同じになるよう,心臓内部に向かって渦巻き型に配置されているという。この渦巻き型配置の伸縮構造により,心臓シミュレータでは,心臓特有の伸縮メカニズムを,極めて正確に再現することができるということだった。

 極めて正確なシミュレータによって,心臓の表皮運動だけでなく,心臓内部の筋肉による厚みの変化までが再現できるので,血液の流れや各弁の運動はもちろんのこと,各部位ごとのエネルギー消費量まで計算できるそうだ。映像中でも,心臓の部位による血圧の差が,心臓シミュレータでもちゃんと再現されていることについて言及しているシーンがある。
 この心臓シミュレータは,将来的に,心臓手術を行った患者の状態を予測するといった用途が検討されているそうだ。


【Best Visual Effects for Live-Action Feature Film】

Paddington

Studio Canal,Heyday Films,Framestore


 イギリスで高い人気を誇り,日本でも本やキャラクターグッズが販売されている「クマのパディントン」(Paddington Bear)。30年以上も前の話だが,筆者も小学生の頃に5年ほどイギリスに住んでいたことがあり,子供の間では当時も「クマといえばパディントン」であった。つばの長い帽子とダッフルコートを羽織り,ゴム長靴を履いたパディントンの姿は,イギリスでは子供から大人にまで広く親しまれているものである。


 そんなパディントンがロンドンを舞台に冒険を繰り広げる映画が,欧米では2014年のクリスマスシーズンに公開された。日本では2016年1月に公開の予定だ(関連リンク)。その映画で使われたCGによる特殊効果(VFX)が,Best Visual Effects for Live-Action Feature Film(実写映画作品向け最優秀視覚効果賞)を受賞した。

映画のパディントンは,絵本的なイラストではなく,リアルな熊の造形が選ばれた。一説によれば,ロンドンのパディントン駅にある「クマのパディントン」像をモチーフにしたとか
[SIGGRAPH 2015]最優秀賞は学生が受賞! センスの光る作品が集まった「Electronic Theater」レポート(後編)
 VFXを担当したのは,英国に拠点を置くCGプロダクションのFramestore(関連リンク)だ。Framestoreといえば,SIGGRAPH 2014のCAFでも,「ゼロ・グラビティ」のVFXで同賞を受賞したスタジオであり,2年連続同賞受賞という快挙を成し遂げた。
 ETでは,本作のVFXがどのように制作されたかを解説する映像が上映された。
 制作に当たっては,俳優の演技を撮影して,そこにCGを合成していくという,今ではごく当たり前のVFX制作手法がとられているが,パディントンがいろいろな液体にまみれて濡れるシーンが多いので,その表現が難しかったとFramestore側では振り返っている。パディントンは,蜂蜜よりもマーマレードジャムが好きで,舞台がロンドンということでやたら雨も降る。しかも,人間との生活に慣れていないパディントンは,劇中でいろんな液体をこぼしては濡れてしまうのだそうだ。
 ETで披露されたメイキング映像では,風呂場で身震いして水をまき散らすシーンの制作が説明されていた。それによると,水しぶき自体は実写で,俳優陣の前で濡れた掃除用のモップを高速回転させた映像に,パディントンのCGを重ねて制作したのだという。

パディントンの身震いシーンのメイキング画像。まき散らされる水しぶきは,濡れたモップの回転によって作られていた
[SIGGRAPH 2015]最優秀賞は学生が受賞! センスの光る作品が集まった「Electronic Theater」レポート(後編) [SIGGRAPH 2015]最優秀賞は学生が受賞! センスの光る作品が集まった「Electronic Theater」レポート(後編)

 Framestoreのメイキング解説サイトでは,さらに詳しい制作秘話が掲載されているので,興味のある人は参照してほしい。


【Best Animated Feature Film】

HOME

Tim Johnson氏ほか,DreamWorks Animation SKG


 北米では2015年3月に公開されたドリームワークス制作のアニメーション映画「ホーム」(関連リンク)が,Best Animated Feature Film(最優秀CGアニメーション作品賞)を受賞した。


 高度な文明と技術を有するブーヴ星人は,イカやタコの形状に近い宇宙人だ。敵対勢力のゴーグ星人に母星を破壊された彼らは,第2の母星となる星を探し求めながら放浪の旅を続けていた。ひょんなことで地球を発見したブーヴ星人は,苦もなく地球を制圧してしまう。そんなフーヴ星人による侵略の過程で,地球人の少女ティップは,母親と離れ離れになってしまった。
 本作の主人公はブーヴ星人のオー。彼はガンバリ屋さんなのだが気合が空回りしていつも失敗ばかり。そんなオーは,ある日,ティップと出会う。果たして2人の出会いは何を生むのか。そして地球の運命は?
 あらすじだけ聞くと,なんとも壮大なSFサスペンス映画のようだが,本作はあくまでもコメディだ。フーヴ星人のリーダーをベテランコメディアンのSteve Martin氏が演じているくらいなので,推して知るべしといったところか。
 内容的には相当に楽しい映画なのだが,いくらかわいいデザインといっても紫や青の多足系エイリアンに,日本のファミリー層が親しみを持ってくれるかは未知数だ。そうした理由があるのかどうかは分からないが,今のところ,日本での公開は未定とされている。

 本作の監督を担当したのは,長篇CGアニメ映画「ヒックとドラゴン」の監督経験もある実力派のTim Johnson氏。ETで上映されたメイキング映像では,ティップの巻き髪を表現したヘアーシミュレーションやヘアーレンダリングシステムの解説が行われていた。ただ,ETで上映されたメイキング映像は,インターネットでは公開されていない。



【Best Computer Animated Short】

Jinxy Jenkins and Lucky Lou

Michael Bidinger氏,Michelle Kwon氏ほか,Ringling College of Art and Design


 米国フロリダの芸術デザイン系大学Ringling College of Art and Design(関連リンク)は,毎年のようにCAFの入選者を輩出している教育機関である。今年もまた,同校の学生グループによる作品が,並みいるプロの作品を押さえて,Best Computer Animated Short(最優秀CG短編アニメ賞)を受賞した。
 受賞作は「Jinxy Jenkins and Lucky Lou」。タイトルを意訳すれば,「悪運のジェンキンスと幸運のルー」といったところか。

 ジェンキンスが行くところ,常に不幸が巻き起こる。外に出れば雨が降り,傘を持って出れば雨が止むという始末。一方,ルーは幸運の連続。歩き出せば小鳥が花飾りを持って飛んでくるし,水たまりに飛び込もうとすれば,どこからともなく新聞紙が飛んできて水たまりを塞いでくれる。安息の日々を願うジェンキンスと,波乱に満ちた日々を望むルーが,ひょんなことで鉢合わせ。2人の運命やいかに,というコメディ作品である。



 学生の作品ということで,CG自体の作り込みやシーン構成はシンプルなものだ。凝ったカットといえば,登場人物のそれぞれを別カメラで追って,一画面にはめ込んだイントロ部分くらいか。ただ,ストーリーやドラマ展開にはアイデアが惜しみなく詰め込まれており,見応えは十分だ。

「Jinxy Jenkins, Lucky Lou」の本編映像(上)と,絵コンテ(下)
[SIGGRAPH 2015]最優秀賞は学生が受賞! センスの光る作品が集まった「Electronic Theater」レポート(後編)
[SIGGRAPH 2015]最優秀賞は学生が受賞! センスの光る作品が集まった「Electronic Theater」レポート(後編)

こちらは本編……ではなく,本作のキャラクタを使った某映画風のジョーク
[SIGGRAPH 2015]最優秀賞は学生が受賞! センスの光る作品が集まった「Electronic Theater」レポート(後編)
 この作品は,SIGGRAPH ASIA 2014でBest Student Project(最優秀学生作品賞)を受賞しているほか,Hamburg Animation Award 2014でも,来場者による人気投票で1位に,名古屋市で開かれた国際デジタルアニメーションフェスティバル2014でも準優勝に選ばれており,まさに短編アニメの名作といえよう。
 制作者のMichael Bidinger氏とMichelle Kwon氏は本作の公式Webページを開設しており,メイキング情報を公開している。本作を楽しんだ人は,そちらもチェックしてみるといいだろう。


【Best Student Project】

L3.0

Alexis Decelle氏ほか,ISART DIGITAL


 CAFで最も競争率が高いともいわれるBest Student Project(最優秀学生作品賞)には,フランスのCG専門学校ISART DIGITAL(関連リンク)の学生であるAlexis Decelle氏らのグループが制作した「L3.0」が選ばれた。

[SIGGRAPH 2015]最優秀賞は学生が受賞! センスの光る作品が集まった「Electronic Theater」レポート(後編)
 遙か未来の地球。「Leo」という名の愛玩用ロボットが,人間が1人もいなくなったパリの古アパートで孤独な日々を過ごしていた。機械である自分を楽しませてくれるのは,予測不可能な行動を取ってくれる生き物だけ。しかし,この世界,人間どころか,小さな生き物すらほとんど見かけなくなってしまった。「僕と一緒に遊べる人はいませんか」というメッセージ入りの紙飛行機を飛ばす日々を送っていたLeoだったが,ある日1匹の美しい蝶と巡りあう。その蝶を捕らえたLeoは自分の部屋と持ち帰り……というストーリーの作品である。



 哀しげな音楽をBGMに,機械音を出しながらゆっくり動く可愛らしい姿のLeoに癒やされるなと思いきや,最後には想像だにしなかった展開が待ち受けている。このラストを視聴者がどう捉えるかによって,この物語における世界の姿は,幾通りにも想像できるだろう。深みのある世界観とよくできたストーリー構成は,学生作品の域を超えているといっていもいいかもしれない。

 この作品は,10人ほどの学生らによるチームで,9か月かけて制作されたとのこと。荒廃した街並みのリアルな作り込みや,情緒豊かな光に浮かび上がる無数の小道具と大道具が配置された室内,無機質なセラミックのような人型ロボットと色艶やかな蝶。映像に出てくるものは,すべてCGのように見えるかもしれないが,実はそうではない。ゼロからモデリングされたCG部分は,ロボットと蝶だけで,それ以外は実写をCG加工して作り上げられたものなのだ。いわゆる「3D Matte Painting」(デジタルマットペイント)と呼ばれる背景技術である。
 詳細なメイキング映像も公開されているので,興味のある人はこちらも参照してみることをお勧めしよう。




【Jury's Choice】

Amir & Amira

Martial Andre,Sara Ayoub氏ほか,Tatiana Tchoumakova - Ecole Superieure des Metiers Artistiques


 フランスの芸術大学Ecole Superieure des Metiers Artistiques(関連リンク)の学生チームの作品がJury's Choice(審査員特別賞)を獲得した。説明に入る前に,まずは動画を見てほしい。


Amir & Amiraの公式イメージ
[SIGGRAPH 2015]最優秀賞は学生が受賞! センスの光る作品が集まった「Electronic Theater」レポート(後編)
 おそらく多くの人が「?」となってしまったのではないだろうか。禁じられた愛の話に見えなくもないが,操り人形のくだりがしっくりこない。中東を連想させる7音階のマカーム調BGMにも意味がありそうで,いずれにしても難解な内容である。
 ET入場時に配布されたSIGGRAPH 2015公式ガイドブックによると,この作品には「男は男らしく,女は女らしくという,凝り固まった男女の性の伝統に囚われない自由な教育を」というメッセージが込められているそうである。

 ぜひ動画を見て,自分なりの解釈を探してみてほしい。


【Citius,Altius,Fortius】

Felix Deimann


 CAFの最優秀賞に当たるBest in Showに輝いたのは,ドイツのDortmund University of Applied Sciences and Arts(関連リンク)で学ぶ学生,Felix Deimann氏の卒業作品「Citius,Altius,Fortius」だ。この作品名はラテン語で,英語に訳すなら「Faster,Higher,Stronger」となる。

 映像全編が公開されているので,まずはそれを見てほしいのだが,本作も少々難解な作品だ。



 映像の途中に挿入されたテキストを見て,これが何を表現しているのか分かった人もいるだろう。この作品は,歴代のオリンピックで輝かしい成績を収めたアスリート達の,競技中における身体の動きを3Dモーションデータとして取り出し,それをデフォルメされた幾何学図形の集合体で表現した映像なのだ。
 映像中に取り上げられているアスリートは3人と1チーム。最初の映像は,1976年に開催されたモントリオールオリンピックで,ルーマニアのナディア・コマネチ選手が,オリンピックの体操競技で女性としては初となる10点満点を記録したときの演技をもとにしたものである。
 2つめの映像は,オリンピックにおける個人での金メダル獲得数歴代1位に輝き,「水の怪物」と呼ばれたアメリカのマイケル・フェルプス選手による,2008年北京オリンピックでの泳ぎを映像化したものだ。
 最も難解と思われる3つめは,個人ではなくチームの動きを映像化したもので,1992年のバルセロナオリンピックに出場した,マイケル・ジョーダンを擁する米国チームによるバスケットボールの試合がもとになっている。
 そして最後の4つめは,「地上最速の男」とも呼ばれるジャマイカのウサイン・ボルト選手が,2012年のロンドンオリンピック100m走で金メダルを獲得したときの走りだ。
 当然ながら,これら選手の3Dモーションデータなどというものは存在しないので,ビデオ映像を解析して3Dモーションデータを生成する,「ロトスコーピング」(Rotoscoping)技術によって,この映像は作られている。

 Deimann氏は,この作品の制作意図を「スーパーアスリート達の動きを人体から切り離し,純粋なモーションデータとして映像化したとき,新しい芸術の可能性が生まれるのではないか,と考えたため」とコメントしている。
 現在,Deimann氏は,個人のアーティストとして活動をしながら,ドイツのCGプロダクションであるWOODBLOCK(関連リンク)に所属して,映像作品を制作しているそうだ。トヨタ・レクサスの新車である「GS-F」のドイツ版テレビCM制作に携わっているとのこと。Deimann氏の活躍が今後も楽しみだ。



第42回 CAFにおける受賞作品一覧

SIGGRAPH 2015 公式Webサイト(英語)


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