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スマートフォンで録画や配信ができるゲーマー向けビデオキャプチャデバイスがラトックシステムから発売に
REX-HDGCBOX2には,3つの動作モードが用意されており,本体背面にあるスイッチで切り替えて使用する仕組みだ。
1つめのモードは,スマートフォンやタブレット端末から操作する「ストリーミングモード」で,上述したようにスマートフォンをリモコン的に使って,PCレスでゲーム映像の配信や録画を行える。また,録画した映像は同時に4台までのスマートフォンおよびタブレット端末上で再生可能だ。
なお,ストリーミングモードの場合,対応解像度とフレームレートは最大720p/30fpsで,最大ビットレートは5Mbps。録画はスマートフォンやタブレット端末側のストレージに行われる。
2つめは「SDカード録画モード」で,REX-HDGCBOX2単体でSDメモリーカードに録画を行うモードだ。録画用ストレージは容量32GBまでのSDHCカードに対応する。
最後の3つめが「パソコン録画モード」で,USB 2.0経由で接続したPCから専用ソフト「RATOC Game Recoder」でREX-HDGCBOX2を操作して,PCのストレージに録画を行う。なお,SDカード録画モードとパソコン録画モードでは,録画解像度が1080pまで,解像度1080p時は最大30fps,1080i以下の解像度では最大60fpsとなっている。最大ビットレートは,SDカード録画モード時が20Mbps,パソコン録画モードは18Mbpsとのこと。
映像入力端子としては,HDMI入力端子と,コンポーネントビデオ入力(RCAピン端子×3)およびアナログの音声入力端子(RCAピン端子×2)を本体前面に装備。本体背面側には,遅延なしを謳うパススルー出力用のHDMI出力を備えている。録画に対応する据え置き型ゲーム機は,PlayStation 4・3やXbox One・360,Wii Uとのことだ。
スマートフォンやタブレットでの操作時に解像度とフレームレート,ビットレートが制限されるというのは残念にも思えるが,使い慣れたデバイスでビデオキャプチャデバイスを操作して配信までできるというのは面白い。ゲーマー向けビデオキャプチャデバイスの導入を検討している人なら,選択肢に入れる価値のある製品となりそうだ。
REX-HDGCBOX2 製品情報ページ
LAN対応HDゲームキャプチャーボックス
REX-HDGCBOX2
2015年5月下旬発売 標準価格¥24,000円(税別)
【特徴】
●高画質映像をストリーミングで配信!新機能”ストリーミングモード”搭載
●「ストリーミングモード」「SDカード録画モード」「パソコン録画モード」から選べる3つの録画モード
●録画モードの切替は本体のスイッチ一つでOK
●パススルー出力で遅延無く表示
●1080p対応で高画質プレイ動画を録画・配信
●コンポーネント端子搭載
●添付ソフトで録画・編集・変換・アップロードまで全て対応
【対応機種】
HDMIまたはコンポーネント出力端子を搭載した家庭用ゲーム機、Windowsパソ
コン
※PS3など、HDCPによりコピーガードされているコンテンツは、HDMI接続で録画、ライブ配信できない場合があります。
※メーカー純正のコンポーネントケーブルをご使用ください。
※付属のUSBケーブルで電源供給を行う必要があります。
※HDMI入力色空間は、YCbCr, RGB に対応しています。
※色空間設定が xvYCC(x.v.Color), sYCC601, AdobeRGB, AdobeYCC601などは、キャプチャやパススルー表示することができません。
【対応OS】
- Android 4.0以降を搭載したスマートフォン、タブレット
- iOS 6.0以降を搭載したiPhone、iPad、iPad mini
- Windows 8.1/8/7/Vista(32ビット・64ビット両対応)
【対応環境】
録画用パソコンの推奨スペック
- CPU:Intel Core 2 Duo 2.4GHz同等以上
- メモリ:1GB以上
- ハードディスク:1GB以上の空き容量
- インターフェース:USB2.0
- グラフィックボード:DirectX9.0以降に対応したグラフィックボード
- サウンド:DirectX Audioに対応したオーディオ出力デバイス
【製品情報URL】
http://www.ratocsystems.com/products/subpage/hdgcbox2.html
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