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Intel,Ultrabook体験イベント「Experience Intel. Look Inside」を6月21日から開催。“Ultrabook専用”のゲームも披露
そしてその会場では,イベントのために開発されたという“Ultrabook専用のゲーム”なるものが体験できるとのこと。20日に開催された事前公開に参加して,早速体験してきた。
「Experience Intel. Look Inside」の会場では,Intel CPUを搭載する各社のUltrabookやタブレット端末を体験できる |
タッチパネル搭載Ultrabookで遊ぶイベント限定ゲーム
「Terra」
遊び方はとても簡単。まず何もない盤面上をタッチで触れると,触れたところに砂がまかれて山ができるので,指でなぞったり,同じところに触れたりして,好きな地形を作る。地形ができたらゲーム開始だ。
作った地形が立体的なマップとして生成されるので,今度はキーボードのカーソルキーを使って円筒状の芝刈り機(には見えないが)を操作し,マップ全体に生えた草を刈る。刈った草に応じて得点が入るので,制限時間内に何点取れるかを競うという仕組みになっている。
タッチ操作の地形作成と,キーボード操作の芝刈り機という2つの操作を使い分ける必要があるところが,タッチでもキーボードでも使えるUltrabook専用たる由縁ということらしい。
ゲームをスタートすると何もない盤面が表示されるので(左),タッチで砂を盛って地形を作る(右)。ちなみに,この地形ではあまり高得点は取れないだろう(笑) |
作った地形を,画面中央にある芝刈り機で走破して草を刈る(左)。50秒程度の制限時間内に,どれだけの草を刈ったかが点数になる |
マップ上の高所に生えている草ほど高い点数が得られるので,マップを作る際に,なるべく高いところが広くなるように作るのが高得点の鍵となる。しかし,地形を作るのに使える砂の量には限りがあるので,高いところばかりは作れないし,高所の草を刈ろうとして頂上を飛び越えてしまったり,斜面を転がり落ちてマップ周囲の水面に落ちたりすると,時間をロスしてしまう。効率的に点を取れるマップの作り方と,芝刈り機の巧みな操作が要求されるというわけだ。
基本的にはとても単純なゲームなので,ゲーマーなら1〜2回遊べばコツが掴めて,3〜4回やれば高得点が取れるようになって飽きるのではないだろうか。1つのマップで複数人が対戦できたりすると,面白くなりそうにも思えるのだが,残念ながらシングルプレイ専用なので,スコアを競う以外の競争要素がないのは物足りないところか。
タブレットを動かして宇宙を飛ぶ「Gliders」
会場ではもう1つ,ゲームではなく「体験型デザインアトラクション」と命名された「Gliders」というアプリケーションも体験できた。これはグラフィックデザイン会社のUniversal Everythingが制作したもので,やはり配布予定がないイベント限定のアプリケーションだという。
ゲームではないので,ほかのプレイヤーと戦ったり得点を得たりといった要素はないが,自分のデザインした羽根が宇宙を滑らかに飛ぶ様子は,なかなか面白い。
作った羽根を宇宙で飛ばす。自作した羽根の後ろには,追従して飛ぶ羽根が自動生成されるので,羽根の群れを引き連れて飛ぶことになる。見栄えはなかなかのものだ |
会場では各社のWindows 8搭載Ultrabookが10数台並び,TerraやGlidersを初めとしたアプリケーションを体験できるようになっている。PCに詳しくない一般消費者を対象に,タッチ操作に対応するUltrabookに触れてもらうというイベントの趣旨を考えれば,楽しみながら体験できるオリジナルのゲームを用意したのは,悪くない選択であろう。
しかしPC慣れしたゲーマーからしてみれば,TerraやGlidersに「こういうものが遊べるなら,Ultrabookを買ってもいいな」と思わせるほどの魅力があるわけではない。最新Ultrabookに触れるだけなら,大型量販店に行けば済む話でもあるので,ゲーマーが積極的に訪れたいイベントかといえば微妙なところだ。
イベント限定のゲームということなので,折角だから体験してみたいという人は,立ち寄ってみてはどうだろうか。
20日に開かれた事前披露では,タレントでファッションモデルの松本 愛さん(写真左端)と椎名ひかりさん(左から2人め),インテル代表取締役社長の吉田和正氏(右から2人め),音楽プロデューサーのVERBALさん(右)が登壇し,実際にGlidersを体験してみせた |
Experience Intel. Look Inside 公式ページ
Intel 日本語公式Webサイト
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