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ZTEの2画面スマホ「M Z-01K」テストレポート。復活のMEDIAS W的二つ折り端末は快適な“ながらゲームマシン”の可能性を秘める
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印刷2017/10/21 00:00

テストレポート

ZTEの2画面スマホ「M Z-01K」テストレポート。復活のMEDIAS W的二つ折り端末は快適な“ながらゲームマシン”の可能性を秘める

 去る2017年10月18日,NTTドコモは,東京都内にて2017〜2018年冬春モデルとなるスマートフォン&タブレット新製品発表会を行った。登場したのはAndroidスマートフォン11機種とAndroidタブレット2機種の計13機種と豊富で,かつ個性的な端末が多くラインナップされたのが見どころだ。
 ここ数回,NTTドコモの新製品ラインナップは,かつてよりも少数精鋭に絞っていた感があったのに比べると,ラインナップの幅を広げたといったところだろうか。景況感の変化や低価格なSIMフリー端末の台頭といった要因もあるのかもしれない。

 そんな2017〜2018年冬春モデルの1台めとしてテストするのは,2枚のディスプレイを備えて二つ折りにできるZTE Corporation(以下,ZTE)製のスマートフォン「M Z-01K」(エム ゼット01ケー)だ。念のため言っておくが,「MZ-01K」ではない。

M Z-01K
Android端末本体

 二つ折りのスマートフォンと聞いて思い浮かぶのは,2011年に登場した「Sony Tablet P」や,2013年のNECカシオモバイルコミュニケーションズ「MEDIAS W N-05E」といったところだろうか。M Z-01Kは,NTTドコモとZTEの共同開発であるそうだが,製品の形状からすると,NTTドコモ内部に狂信的なMEDIAS W教徒がいたのではないか,と思いたくなる。ハンズオンで触っている最中も,「これは第2世代MEDIAS Wではなかろうか」というくらい似ていると感じるのと同時に,「これは保護しなくてはならない」という謎の使命感に襲われたので,筆者は購入する方向だ。

2画面Android端末といえば思い出す「Sony Tablet P」(左)と「MEDIAS W」(中央)。CEATEC JAPAN 2017で参考出展されていたLenovoの「Folio」(右)も屏風系2画面スマートフォンだ
Android端末本体 Android端末本体 Android端末本体

 というわけで,NTTドコモ2017〜2018年冬春モデルのテストレポート1本めは,M Z-01Kをチェックしていきたい。


2画面ディスプレイを外側に開くと,5.2インチ×2の6.8インチに


一般的なスマートフォン状態のM Z-01K
Android端末本体
 いつもどおり外観から見ていこう。
 M Z-01Kは5.2インチサイズで解像度1080×1920ドットのIPS液晶パネルを2枚備えた端末だ。1画面の一般的なスマートフォン形状で使うときは,前面と背面にディスプレイがくる状態となる。これを外側に開くことで,5.2インチのディスプレイを2たつ並べた状態にできるほか,途中で開くのを止めると,コンバーチブル型2-in-1 PCでお馴染みのテント形状にもできるのが特徴だ。MEDIAS Wを覚えている人なら,「そのまんまMEDIAS W」と言うだけで,だいたいの構造が分かると思う
 なお,以下の説明では,フロントカメラのある側(※本体の厚みが大きい側)のディスプレイをメインディスプレイ,反対側をサブディスプレイと表記する。

パカッと外側に開くと2画面になる
Android端末本体

中間形態の場合は自立可能だ
Android端末本体 Android端末本体

 通常のスマートフォンのように使いたい場合は,閉じた状態で使用し,大きく画面を見たい場合は,開いて使用するといった使い分けができるのが,屏風型2画面スマートフォンのメリットといえよう。スマートフォン的な画面サイズと,タブレット的な画面サイズを1台で実現できるといったところか。といっても,常時開いた状態で使用するわけではなく,スマートフォン形状での使用のほうがメインとなるだろう。

 ディスプレイを閉じた状態でのサイズは,約72(W)×151(D)×12.1(H)mmとなっており,いまどきのスマートフォンとしては分厚いほうだ。ただ側面は適度に丸みを帯びており,持ちにくくはないため,スマートフォンとしての操作は違和感なく行えるだろう。
 ちなみに,閉じた状態では,サブディスプレイは消灯しており,点灯させておいて時計を表示したり,通知情報を表示したりといった機能はない。フロントカメラを外に向けて,アウトカメラとして使用するときには,メインディスプレイ側が消灯し,サブディスプレイ側が点灯する仕組みとなっていた。

メインディスプレイ側(左)。左上にLEDライトとフロントカメラがある。カメラの右隣に見える受話口はスピーカー兼用だ。サブディスプレイ側(右)は,閉じた状態では消灯している
Android端末本体 Android端末本体

上側面(左):サブマイクと3.5mmミニピンヘッドフォン端子がある
下側面(右):2つのスピーカーに挟まれた中央にUSB Type-Cポートがある
Android端末本体 Android端末本体

左側面:左からNano SIMカード兼microSDカードスロット,音量調整ボタン,指紋認証センサーを内蔵する[電源/スリープ]ボタン,カメラのシャッターボタンという並び
Android端末本体

右側面:こちらはヒンジがあるだけだ
Android端末本体

開いた状態での裏面。サブディスプレイの裏にある膨らみは,液晶パネルの基板などが入っているとのこと
Android端末本体


2画面で2つのアプリを同時表示できるが,操作できるのは一方のみ


 M Z-01Kにおける2画面の使い方を見ていこう。
 M Z-01Kでは,画面状に表示されるホームボタンと同じ列に,「M」ボタンがある。これをタップすると,2画面の表示方法を定義した表示モードを変えられるという仕組みだ。選択できる表示モードは以下のとおり。

  • 2画面を1枚の大きなディスプレイとして使用する(大画面モード)
  • 2画面それぞれに異なるアプリを表示する(2画面モード)
  • 同じ画面を2画面両方に表示する(ミラーモード)
  • メインディスプレイだけを使用する(通常モード)

M Z-01Kの表示モード切り替えボタン。左から大画面,2画面,ミラー,通常モードとなっている


2本指によるドラッグでアプリを片方のディスプレイからもう一方に移動することも可能。ただ,これをするとたまにアプリが落ちていた。安定性はだいぶ向上したそうだが,アプリ側が原因で落ちることが多いそうだ
Android端末本体
 かつてのMEDIAS Wでは,「Utility App」というアプリを使って,通常のアプリ+2画面対応した特定のアプリという組み合わせで,やや強引なマルチウインドウを実現していた。それに対してM Z-01Kでは,Android OS自体が持つマルチウインドウ機能を利用することで,特定のアプリしか2画面表示できないという制限はなくなった。1画面でゲームをしつつ,そのゲームのWebページを参照しながらのプレイができるわけだ。

 もちろん,制約はいくつか残っていて,各表示モードでは以下のような挙動を確認している。Windowsにおけるマルチディスプレイ環境ほどの自由度はないわけだ。また,表示モードの切り替え時には,2秒ほどだが待たされるようだった。アプリによっては,切り替え時に落ちてしまうものもあるようだ。
 ただ,発売が2018年1月以降としばらく先なので,製品版では改善される可能性はあるだろう。

  • 大画面モードでの問題:アプリの短辺で縦表示か横表示かを判別しているので,アプリごとに縦と横どちらで表示するかが変わってしまう。横画面固定のゲームアプリなどは,横固定で表示することが多いとのこと
  • 2画面モードでの問題:「最近のアプリ」ボタン(タスクボタン)から,マルチウインドウ機能を実行できない。アクティヴと非アクティヴの概念があり,2画面を同時に操作することはできない

CPU-Zを実行しつつ,ゲームをプレイできるかと思ったのだが,ゲームプレイ中はCPU-Z側が非アクティヴになるため,完全に停止してしまう
Android端末本体


性能面はスペック相応,タッチの応答性はメインディスプレイ側が優れる


 M Z-01Kのスペックだが,Qualcomm製のハイエンドSoC(System-on-a-Chip)「Snapdragon 820」を搭載し,メインメモリ容量は4GB,内蔵ストレージ容量は64GBで,最大容量256GBのmicroSDXCカードにも対応といった具合で,2016〜2017年前半におけるハイエンドスマートフォンのそれといったところ。プリインストールOSはAndroid 7.1(Nougat)で,Android 8世代(Oreo)へのアップデートも予定しているとのこと。
 なお,バッテリー容量は2930mAhとのことだが,開発中ということもあって,バッテリー駆動時間は未定となっている。ただ,2画面表示のためか,ハンズオン中にもバッテリーが見る見るうちに減っていった。長時間駆動への期待はしないほうがよさそうだ。

 サウンド面で特筆すべき点として,3つの内蔵スピーカーを利用した立体的なサウンド再生機能がある。サラウンドサウンド技術「Dolby Atomos」にも対応しており,プリインストールの設定アプリでは,ヘッドフォン使用時の音質設定も可能だった。

M Z-01Kのサウンド関連設定
Android端末本体 Android端末本体

 さて,発売まで間がある開発途中の機材ということもあり,ベンチマークテストは軽く「3DMark」のSling Shot Extreme UnLimitedプリセットを実行しただけである。スコアは「2863」と,Snapdragon 820搭載端末としては妥当なスコアである。

M Z-01Kにおける3DMark Sling Shot Extreme UnLimitedのスコア(左)とMonitoring data(右)。照明の反射で見にくいが,総合スコアは「2863」,Graphics scoreは「3197」である
Android端末本体 Android端末本体

 また,連打応答性を検証する「ぺしぺしIkina」のテストを両画面それぞれに行ったところ,メインディスプレイのほうは良好であったのに対し,サブディスプレイでは飽和が目立った。

M Z-01KにおけるぺしぺしIkinaの結果。左写真はメインディスプレイ側の,右写真はサブディスプレイ側の結果になり,93〜96になるよう連打したものだ
Android端末本体 Android端末本体


2つのゲームを同時プレイは厳しい

メイン側でゲーム,サブ側はWebブラウザが妥当か


 ゲームプレイのインプレッションは,製品版での確認するとして,ゲームにおける2画面の使い方を考えてみた。
 2画面を横並びの1画面として使う大画面モードは,画面中央のベゼルがどうしても気になるうえ,画面中央あたりがタップしにくい。アスペクト比固定のゲームだと,上下が黒帯の状態で表示されてしまうなど,ゲーム向きの表示モードではない。説明員によると,「パズドラなどの縦画面のゲームだけでなく,横固定のゲームも厳しい」という話だった。

大画面モードの表示は,ゲームによってまちまちになってしまう
Android端末本体 Android端末本体 Android端末本体

 そうなると,ゲームにおいては2画面モードでの活用がベターとなる。ただ,2つのゲームをほぼ同時にプレイすることは可能だが,先述したとおり,2つのアプリを同時にアクティヴにはできないことと,メインメモリ容量が4GBという点から考えると,ゲームを2本同時に起動させるにはやや難があるだろう。そうなると,「メインディスプレイにゲーム,サブディスプレイに関連Webページを表示」といった使い方がよさそうだ。

メインディスプレイにゲーム,サブディスプレイにブラウザやメモ帳が無難そうな印象。動画を再生しつつゲームができるとなおよいのだが
Android端末本体

 また,開いた状態で縦画面のゲームをプレイするときは,持ち方を考慮する必要がある。片手で本体を保持して,もう片方の手でゲームを操作する持ち方なら,本を持つ感じでプレイできそうだ。ただ,両手を使うパズル系のゲームでは筐体の保持も重要なので,開いた状態では問題になるかもしれない。持ち方による印象は,好みもあると思うので,実機が店頭に並んだらチェックしてみてほしい。

テント形態にするとどこでも自立可能なので,放置周回可能なゲーム向けともいえる(左)。縦の状態でも自立するので,キャラクターをとりあえず表示させておくといった用途もありだろう。チャットボット向けかもしれない。個人的にツボだったのがミラーモードでの視聴だ(右)
Android端末本体 Android端末本体


Android端末本体
 思い返すと,2画面スマホとしてMEDIAS Wが登場したときに,一部のマニアが盛り上がりはしたものの,発売以降は変態端末ファンのコレクターズアイテム扱いされたのは,当時のスペックでは2画面での動作が,性能的にもOS的にも厳しく,実用性に欠けたギミックだったからだろう。
 しかし,M Z-01Kの場合,SoCの性能は十分に高く,開発版ながら挙動も良好だ。そのうえ,Android側のマルチウインドウ対応も大幅に改善されたことによって,実用的な2画面スマートフォンとなっている。

 1画面を使うのであれば,ほとんどのゲームは問題なく遊べるだろうし,プレイスタイルによっては2画面を活かした遊び方ができる可能性も秘めている。発売は2018年1月以降とだいぶ先だが,気になる人は店頭でハンズオンするタイミングまで楽しみにしておこう。
 変態端末候補として,保護欲をかき立てられた読者もいるとおもうが,そういう人は,何も考えずに予約開始と同時に突撃し,ワクワクタイムを楽しんでほしい。筆者もいまから正座待機である。

●M Z-01Kの主なスペック
  • メーカー:ZTE Corporation
  • OS:Android 7.1(Oreo)
  • ディスプレイパネル:5.2インチ液晶×2,解像度1080×1920ドット
  • プロセッサ:Qualcomm製「Snapdragon 820」(MSM8996,「Kryo」CPUコア×4(最大CPU動作クロック2.2GHz)+「Adreno 530」GPU)
  • メインメモリ容量:最大4GB
  • ストレージ:内蔵(64GB)+microSDXC(最大容量256GB)
  • アウトカメラ(メイン):有効画素数約2030万画素
  • フロントカメラ:非搭載
  • バッテリー容量:2930mAh
  • 対応LTEバンド:未公開
  • 対応3Gバンド:未公開
  • SIMカードスロット:nanoSIM(nanoUIM)
  • 待受時間:未公開
  • 連続通話時間:未公開
  • 無線LAN対応:IEEE 802.11ac
  • Bluetooth:4.2
  • USBポート:Type-C
  • 本体公称サイズ:約72(W)×151(D)×12.1(H)mm(※液晶パネルを閉じた状態)
  • 本体公称重量:約230g
  • 本体カラー:Black
  • 主な対応サービス&機能:VoLTE,指紋認証,ハイレゾ音楽再生

NTTドコモのM Z-01K 製品情報ページ


  • 関連タイトル:

    Android端末本体

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