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Lenovo,10.1インチAndroidタブレット「YOGA Tablet 10 HD+」発表。特徴あるデザインを継承しつつスペックを強化
無線通信機能がIEEE 802.11g/nのWi-Fi対応のみとなるモデルと,3G通信機能を搭載したモデルが用意され,メーカー想定売価は349ドルからとなっている。世界市場においては2014年4月に販売開始の予定だ。
※1 2013年モデルの製品名は大文字のYOGA TABLETだったが,新製品はプレスリリースでYOGA Tabletと表記されていたため,本稿もそれに従っている。
2013年に登場したYOGA TABLETシリーズは,本体下側面を丸く膨らませて,その背面側に折りたたみ式のスタンドを装備するという独特のデザインで評価された製品だ。筆者も8インチ液晶ディスプレイ搭載モデル「YOGA TABLET 8」を使っているが,スタンドを開くと写真立てのように立てて使えるのは,なかなか便利だと感じている。
2013年モデルのYOGA TABLETは,液晶パネルの解像度が1280×800ドットに留まるだけでなく,搭載するSoC(System-on-a-Chip)がクアッド「Cortex-A7」(最大1.2GHz)+「PowerVR Series5XT SGX544」という基本仕様のMediaTek製「MT8125」で,メインメモリ容量も1GBと,国内発売の時点でもスペックが低めなのがネックだった。それに対してYOGA Tablet 10 HD+では,クアッドCortex-A7(最大1.6GHz)+「Adreno 305」という基本仕様のエントリー市場向けSoC「Snapdragon 400」(※Wi-Fiモデルは「APQ8028」,Wi-Fi&3Gモデルは「MSM8228」)に変更され,メインメモリ容量も2GBに増量されるなど,スペック面の強化が目立つ。
YOGA TABLET 8は,日本で登場した直後はWi-Fiモデルのみだったものの,2014年1月には,SIMロックフリーに対応した3Gモデルも登場した(関連記事)。YOGA Tablet 10 HD+が日本で販売されるかどうかは分からないが,2013年モデルの例にならえば国内販売も期待できるだろう。そのときには,ぜひ日本でも3Gモデルを発売してほしいものだ。
Lenovo 日本語公式Webサイト
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