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Forza Motorsport 7公式サイトへ
  • 日本マイクロソフト
  • Microsoft
  • 発売日:2017/10/03
  • 価格:DL版通常版:6436円(税抜)
    DL版デラックス エディション:8426円(税抜)
    DL版アルティメット エディション1万463円(税抜)
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「Forza Motorsport 7」レビュー。実際の運転で起きそうな挙動変化が伝わってくる“リアリティ”とマシンをコントロールする“楽しさ”が抜群
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印刷2017/10/21 15:00

レビュー

抜群のリアリティとドライビングの楽しさを実現したシリーズ最新作

Forza Motorsport 7

Text by UHAUHA

 2017年10月3日,日本マイクロソフトから「Forza Motorsport 7」PC / Xbox One)がリリースされた。市販車やビンテージカー,最先端の技術を盛り込み,ひたすらに速さを追求したレーシングカーに至るまで,さまざまなマシンを乗り回せるレースシミュレータ「Forza」シリーズの最新作だ。

Forza Motorsport 7

「Forza Motorsport 7」公式サイト


 空気を切り裂いて走り抜けるレーシングカーの曲線美,我々の身近にある市販車の忠実な再現,現実さながらに構築されたサーキットの臨場感。Forzaシリーズはレースゲームのあらゆる要素を美しいグラフィックスで描いており,レース後にはテレビ中継を見ているかのようなリプレイを流せば余韻に浸れる。筆者はこの時間がたまらなく好きだ。

Forza Motorsport 7

 Forza Motorsport 7はネイティブ4KやHDRへの対応,60fpsによるグラフィックス表現をサポートしており,環境さえ用意できれば「車のボディへの反射にギザギザが目立つ」といったこととは無縁。現実と見間違えてしまう美麗なグラフィックスによる,未知のレースの世界が待っている。

Forza Motorsport 7

 もちろん,これらを再現させるためには最上位モデル「Xbox One X」(11月7日発売予定)や,かなり高性能なWindows PC環境が必要だ。残念ながら筆者は4KやらHDRやらとは無縁の環境しかなく,今回はフルHD(解像度1920×1080ドット)でプレイしている。最高品質のグラフィックスを拝めていないのが,悲しいところ。

Forza Motorsport 7

 しかし,エキゾーストパイプから出る排気ガス,焼けたタイヤの匂い,風の流れまでも感じられそうなサーキットの実在感,徐々に移り変わる天候,雨が降ったあとの靄など,大幅に強化された美しいグラフィックスはフルHDでも十分に堪能することができた。大げさに聞こえるかもしれないが,実際にForza Motorsport 7に接する機会があれば本当であると分かってもらえるはずだ。

Forza Motorsport 7



Xbox Play Anywhereタイトルの良いところ


 Forza Motorsport 7は「Xbox Play Anywhere」対応タイトルなので,PC(Windows 10)版またはXbox One版のどちらかを購入すれば両方の環境でプレイ可能だ。あまり機会はないかもしれないが,両機種間を交互にプレイしてもデータ同期が行われているので,ちゃんと続きから遊べる。また,両機種間のマルチプレイにも対応している。

Forza Motorsport 7

 操作系では両機種版ともにゲームパッドで楽しめる作りにはなっているが,アナログスティックでのステアリング操作は,どうしてもコーナーリング時にカクカクした動作になるため,挙動を乱したり,ライバルと接触したりといったことにつながりやすい。
 その点,ステアリングコントローラであれば直感的に操作できる。唐突な挙動変化にも即座に対応でき,狙ったラインをキープしながらコーナーを抜けることも容易だ。

Forza Motorsport 7

 筆者はロジクールの「G29 ドライビングフォース」を試してみたが,ゲームデバイスメーカー各社の主要ステアリングコントローラのキー設定が用意されているため,非常に快適だった。操作性とレースへの没入感は格段に向上するので,ステアリングコントローラの導入をおすすめする。

ステアリングコントローラのほうが操作しやすいシーンが多い。PC版ならばステアリングコントローラの選択肢が広がる
Forza Motorsport 7


フォトグラメトリ技術により,サーキットを緻密に再現


 Forza Motorsport 7の収録サーキットは約30種類。実在する国際サーキットに加えて,Forzaシリーズのオリジナルサーキットが含まれている。さらにサーキットの一部を使ったショートコースやロングコース,リバース(逆走)コースも用意されており,レイアウトとしては約200種類というからバリエーションは豊富だ。
 スパ・フランコルシャン(ベルギー),ホッケンハイムリンク(ドイツ),ワトキンズ・グレン・インターナショナル(アメリカ),ムジェロ・サーキット(イタリア)など,世界各国の国際サーキットも魅力的だが,日本人にとっては鈴鹿サーキットの復活が嬉しいトピックだろう。

鈴鹿サーキットが復活。チュートリアルでは雨の鈴鹿を走ることになる
Forza Motorsport 7
Forza Motorsport 7

 こうしたサーキットは,多方向から撮影された数万枚の写真データを元に3Dモデルを制作するフォトグラメトリ(Photogrammetry)技術によるものだ。サーキットレイアウト,起伏,バンク角,縁石,周辺のオブジェクトに至るまで,緻密に再現されている。
 さらに山岳地帯にあるサーキットでは靄がかかり,砂漠地帯では砂埃が立つ。環境の再現もバッチリだ。

高難度を誇る全長25.99kmのニュルブルクリンク
Forza Motorsport 7

ラグナ・セカの名物コークスクリューをうまく抜ければ,ライバルとの差を詰められる
Forza Motorsport 7

独特の舗装が特徴のインディアナポリス・モーター・スピードウェイ。レンガ敷きのスタート/フィニッシュラインも再現されている
Forza Motorsport 7

市街地を走り抜けるコースも健在(画像はリオデジャネイロ)。美しい街並みを眺めながら,激しく競り合える
Forza Motorsport 7

 また,レース中にも天候が変化するので,ぽつりぽつりと雨が降り出し,徐々に雨が強くなったり,弱まったりする。当然,コース上のコンディションも変化し,路面が黒く染まっていく。コース上の低い部分に水が溜まるため,直前の周回よりコーナーイン側の水溜りが大きくなっていてスピンするということもあり,環境の変化を把握し,臨機応変に対応するドライビングが求められる。

Forza Motorsport 7


700種類の収録車種から選べる


 前作「Forza Motorsport 6」では約600種類(DLC含む)の収録車種から選べるようになっていたが,Forza Motorsport 7はこれがさらに増えて約700種類のラインナップとなっている。

Forza Motorsport 7

 世界各国の自動車メーカーから実在の車種が収録されており,街中で見かける市販車,憧れのスーパーカー,サーキットを走り回るレーシングカーやプロトタイプカーをはじめ,往年の名車,オープンホイールのヒストリックカー,バギーカー,トラックヘッドまで揃っている。
 日本車に目を向けると日産やホンダ,三菱,スバル,マツダの車種が収録されているものの,トヨタはストックカーが数台のみ。レクサスは未収録ということで,ちょっと寂しい。

Forza Motorsport 7

 もちろん,いきなり全車種を選べるわけではなく,ゲーム内のクレジットやドライバーレベル上昇時のリワードと引き換えに購入することになる。また,車やドライバー装備,MODパックを含む「プライズパック」(詳細は後述)を購入しても,新しい車種を入手可能だ。
 約700種類もあるのでコンプリートへの道は果てしない。毎日異なる車種を選んでも約2年かかる計算になるのだから驚くべき数字だろう。

レースに勝ってクレジットを入手したら,お気に入りの車を手に入れよう
Forza Motorsport 7
Forza Motorsport 7

 個人的にはポルシェ(29台)やフェラーリ(46台),ランボルギーニ(18台)の収録車種がシリーズ最多となっているのが嬉しいところ。Forza Motorsport 7のイメージカーが「Porsche 911 GT2 RS」という事実からも分かるとおり,ポルシェがかなり協力してくれているようだ。最初から29台もの車種が収録されているのは,ポルシェファンには見逃せないポイントだ。

Forza Motorsport 7

 Forzaシリーズのファンにはおなじみだが,すべての車種は外観も内装も実車を忠実に再現している。「Forzavista」モードでさまざまな角度から眺めたり,ボンネットやドアを開けてエンジンルームや内装まで確認したりするのは至福の時間だ。
 また,レース中も撮影可能なフォトモードも搭載されており,絞りや露出などを調整できる。お気に入りの車のさまざまな顔をずっと眺めていられるだろう。

Forzavistaでじっくり車を眺め回しつつ,フォトモードで写真を撮影。車好きなら同感してくれる楽しみ方だろう
Forza Motorsport 7
Forza Motorsport 7

カラーリングを自由に変更できるデザイン機能も充実。自分のデータをアップロードしたり,世界中のプレイヤーが作成したデータをダウンロードしたりと,車好きにはたまらない要素が満載だ
Forza Motorsport 7
Forza Motorsport 7


「MOD」がゲーム体験を豊かにする


 さまざまな車でレースを楽しみたい人には,6つのチャンピオンシップに挑戦しながらドライバーキャリアを歩んでいく「FORZAドライバーズカップ」をおすすめしたい。
 このゲームモードに登場するライバルは,世界中のプレイヤーの分身であるドライバター。各自のドライビングの特徴やクセが再現されており,車体がぶつかったら仕返しをしてきたり,サイド・バイ・サイドの競り合いでまったく譲らなかったり,コーナーでガツンと追突してきたりと,従来より人間らしい動きになった印象だ。
 当然,イラッとするときもあるのだが,自分のドライバターもどこかの誰かのレースに参戦していると思うと……お互い様かも。

FORZAドライバーズカップでは6つのチャンピオンシップを戦うことに。それぞれ複数のシリーズとショーケースで構成されており,レースで稼いだポイントの累積によってステップアップへの道が拓けていく
Forza Motorsport 7
Forza Motorsport 7

ライバルカーは世界中のプレイヤーの分身,ドライバターだ。まったく譲らなかったり,執拗に張り合ったりと,さらに人間らしい動きになった
Forza Motorsport 7
Forza Motorsport 7

 もちろん,車種やサーキット,ルールなど自由に設定してレースを楽しめる「フリープレイ」や,世界中のライバル(ゴーストカー)と競う「ライバル」といったゲームモードもあるので,気軽に走りたい人も安心してほしい。
 また,オンラインマルチプレイでは,世界中のプレイヤーを相手に頂点を目指す戦いが繰り広げられる。原稿執筆時点では開催されていなかったが,「リーグ」では一定期間内の成績を競うことも可能だ。

規定の車種とサーキットで世界中のプレイヤーのタイムと競い合う「ライバル」
Forza Motorsport 7

 FORZAドライバーズカップを面白くする要素として,前作から登場した「MOD」の存在が外せない。
 MODには「視点を追尾カメラのみにする」「ABSをオンにする」「ステアリングアシストをノーマルにする」といった縛りプレイのようなものから,「1位でゴールする」「パーフェクトオーバーテイクを●回」とった目標をクリアするものなど,さまざまなタイプが用意されている。これを組み込んでレースに挑むことで,獲得賞金や経験値がアップするという仕組みだ。

所有しているMODは3枚まで組み込める。これでレースに参戦すれば,獲得できるクレジットや経験値がアップする
Forza Motorsport 7

 MODはカード形式になっており,前作では数枚のMODがセットになった「MODパック」をガチャ方式で購入していた。それがForza Motorsport 7では「プライズパック」と名称が変わり,MODだけでなく車種やドライバー装備も含まれるようになった。
 MODだけが入っているもの,MODと車が入っているもの,ドライバー装備が入っているもの,スーパーレアアイテムが入っているものなど,プライズパックの種類も豊富だ。何が出るかは購入してからのお楽しみ。次はレアアイテムが出るかも……という期待から,プライズパックを購入するためにレースに参戦してクレジットを稼いでいる状況だ。

プライズパックはいつでも購入可能。含まれているアイテムによって種類が異なり,それぞれ価格も異なる
Forza Motorsport 7


抜群のリアリティとドライビングの楽しさ


 Forzaシリーズはマニア向けのコテコテのレースシミュレータではなく,幅広いプレイヤーが熱いレースを体験でき,車をコントロールする楽しさを実感できるアーケードライクな作りになっている。このあたりはForza Motorsport 7でも変わらない。
 とはいえ,シミュレータとしてクオリティが低いわけではない。車種による挙動特性の違いが再現されており,暴れ馬のようにピーキーな挙動を示す車があれば,誰もが乗りやすい車もある。レースに勝利するためには自分に合った扱いやすい,それでいて速く走れる車を見つけることも重要だ。まずは多くのレースをこなして,稼いだクレジットで車を入手してほしい。

Forza Motorsport 7

車の各部を調整するチューニング設定も健在。丁寧に説明されているので,初心者でも調整しやすい。パーツのアップグレードも用意されているので,自分に合ったマシンを追求できる
Forza Motorsport 7
Forza Motorsport 7

 挙動に注目すると,前作と比べてラフにアクセルを踏み込んでもリアが暴れにくく,グリップの限界を超えたときもコントロールしやすくなった印象を受けた。少しだけリアを流しながらコーナーを立ち上がるといった走りもできるようになると,本当にドライビングが楽しい。
 新型のスポーツタイプやレーシングカーには比較的扱いやすい車種が多く,古い車種に乗ってみると「昔のドライバーはよくこんな車で走っていたな……」と感じられるはずだ。さまざまな年代やカテゴリの車種を乗り比べて,それぞれの挙動の違いを味わってほしいと思う。

Forza Motorsport 7

 筆者が特筆しておきたい点として,実際の運転で起きそうな挙動変化が画面から伝わってくることを挙げたい。実際に車を運転しているとき,下りのコーナーにややオーバースピードで入ってしまうと,フロントタイヤがグリップせずに外側に押し出されるアンダーステアになる。ちょっとヒヤッとする場面だが,Forza Motorsport 7でもこうした挙動変化が起きたり,「起きそうだ」という予測ができるという話だ。

下りのコーナーでは「このスピードだとアンダーステアが出る」という予感が伝わってくる。走行ラインの色も参考になる
Forza Motorsport 7

 文字でうまく説明するのは難しいのだが,「ああ,やっぱりな」というシーンは多い。そのため,左右に素早く切り返して抜けていくコーナーのように,荷重移動で挙動変化に合わせてカウンターを当てながら走るといったことも可能だ。
 レインコンディションでグリップを失う感覚やハイドロプレーニングで水に乗ったときの挙動変化も再現されているので,困難な状況における運転も楽しくてしょうがない。

Forza Motorsport 7

 Forza Motorsport 7はレースゲーム初心者からガチガチのマニアなプレイヤーまで,幅広いプレイヤーに対応している。その理由は充実したアシスト機能にある。すべてのアシストを有効にすれば,小さなお子さんでもそれなりに走れるのだから驚きだ。
 そのため,Forzaシリーズに興味はあるけれど,まだ触れたことのない人にも,自信を持っておすすめできる。もしXbox Oneを持っていなくても心配ない。自分のPCでちゃんと動作するのか気になるのであれば,まずは体験版から試してみよう(Forza Motorsport 7 Demo ストアページ)。

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「Forza Motorsport 7」公式サイト

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