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Intel,最大で6コア12スレッド対応を実現するデスクトップPC向け第8世代Coreプロセッサ発表
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印刷2017/09/25 12:00

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Intel,最大で6コア12スレッド対応を実現するデスクトップPC向け第8世代Coreプロセッサ発表

第8世代Coreプロセッサのイメージ
画像集 No.002のサムネイル画像 / Intel,最大で6コア12スレッド対応を実現するデスクトップPC向け第8世代Coreプロセッサ発表
 北米時間2017年9月24日20:00,Intelは,開発コードネーム「Coffee Lake-S」ことデスクトップPC向け第8世代Coreプロセッサと,対応チップセット「Intel Z370」を発表した。北米時間10月5日発売予定で,搭載PCの市場投入は2017年第4四半期中の予定となっている。
 ラインナップは下に示したとおりで,Core i7が6コア12スレッド対応,Core i5が6コア6スレッド対応,Core i3が4コア4スレッド対応と,従来の「4コア8スレッド,4コア4スレッド,2コア4スレッド対応」と比べて1段階引き上げられているのが最大の特徴だ。

  • Core i7-8700K:6C12T,定格3.7GHz,最大4.7GHz,共有L3キャッシュ容量12MB,デュアルチャネルDDR4-2666,PCIe 3.0 16レーン(+DMI 3.0),TDP 95W,倍率ロックフリー,359ドル
  • Core i7-8700:6C12T,定格3.2GHz,最大4.6GHz,共有L3キャッシュ容量12MB,デュアルチャネルDDR4-2666,PCIe 3.0 16レーン(+DMI 3.0),TDP 65W,303ドル
  • Core i5-8600K:6C6T,定格3.6GHz,最大4.3GHz,共有L3キャッシュ容量9MB,デュアルチャネルDDR4-2666,PCIe 3.0 16レーン(+DMI 3.0),TDP 95W,倍率ロックフリー,257ドル
  • Core i5-8400:6C6T,定格2.8GHz,最大4GHz,共有L3キャッシュ容量9MB,デュアルチャネルDDR4-2666,PCIe 3.0 16レーン(+DMI 3.0),TDP 65W,182ドル
  • Core i3-8350K:4C4T,定格4GHz,共有L3キャッシュ容量6MB,デュアルチャネルDDR4-2400,PCIe 3.0 16レーン(+DMI 3.0),TDP 91W,倍率ロックフリー,168ドル
  • Core i3-8100:4C4T,定格3.6GHz,共有L3キャッシュ容量6MB,デュアルチャネルDDR4-2400,PCIe 3.0 16レーン(+DMI 3.0),TDP 65W,117ドル
※価格はPCメーカーが発注したときの1000個ロット時単価。店頭価格は一般的にこれより若干高くなる

 なお,CPUパッケージはLGA1151で従来と変わっていないが,既存のチップセットは利用できないとのことである。

14++nmプロセス技術を用いて製造されるCoffee Lake-Sのダイショット
画像集 No.007のサムネイル画像 / Intel,最大で6コア12スレッド対応を実現するデスクトップPC向け第8世代Coreプロセッサ発表
第8世代Coreプロセッサと,既存のCore XシリーズおよびPentium/Celeronシリーズの要点を示したスライド。マルチスレッド対応の強化が,デスクトップPC向け第8世代Coreプロセッサの持つ最大の特徴だ
画像集 No.004のサムネイル画像 / Intel,最大で6コア12スレッド対応を実現するデスクトップPC向け第8世代Coreプロセッサ発表

 ラインナップを確認しておくと,Core i7とCore i5,Core i3はいずれも倍率ロックフリーの「K」と,そうでない“無印”の2モデル構成。K型番はTDP(Thermal Design Power,熱設計消費電力)が90W超えとなる一方,無印のものは一律で65Wとなる。
 マルチスレッド対応の強化に伴って,共有L3キャッシュ容量の強化が入っているのも見どころと言えるだろう。

第8世代Coreプロセッサのラインナップがまとまったスライド
画像集 No.003のサムネイル画像 / Intel,最大で6コア12スレッド対応を実現するデスクトップPC向け第8世代Coreプロセッサ発表

 下に示したのはIntel Z370チップセットと組み合わせたブロック図で,基本設計はKaby Lake-S時代と変わっていない。DMI 3.0接続となるチップセットが24のPCI Express Gen.3レーンをサポートする点も共通だ。

第8世代CoreプロセッサとIntel Z370チップセットのブロック図。Kaby Lake-S+Intel Z270との違いは,DDR3Lメモリコントローラがなくなったことくらいか
画像集 No.005のサムネイル画像 / Intel,最大で6コア12スレッド対応を実現するデスクトップPC向け第8世代Coreプロセッサ発表

 Intelは,デスクトップPC向け第8世代Coreプロセッサを「ゲーム用途に適したCPU」であると主張している。たとえば,Core i7-8700Kを使用した場合,「Gears of War 4」では,第7世代Coreプロセッサよりも25%高いフレームレートを実現できるという。

ゲーム用途における第8世代Coreプロセッサの利点を示したスライド
画像集 No.006のサムネイル画像 / Intel,最大で6コア12スレッド対応を実現するデスクトップPC向け第8世代Coreプロセッサ発表

Core i7-8700Kの製品ボックス
画像集 No.008のサムネイル画像 / Intel,最大で6コア12スレッド対応を実現するデスクトップPC向け第8世代Coreプロセッサ発表
 AMDのRyzenプロセッサは,そのマルチスレッド性能で,ゲーマー向けデスクトップPC市場において存在感を見せている。長らく,デスクトップPC向けCPUではほとんど革新らしい革新を入れてこなかったIntelも,強力な競合製品の登場により,急ぎ,対抗しなければならなくなり,その結果が今回の対応スレッド数強化になったのだとすれば,ゲーマーとしても,健全な競争は大歓迎だろう。
 10月上旬にはその実力も明らかになるはずなので,期待して待ちたいところだ。

Intel 日本語公式Webサイト

  • 関連タイトル:

    第8世代Core(Coffee Lake,Kaby Lake)

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