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Motorolaの新型スマートフォン「Moto G5 Plus」テストレポート。3万円台半ばの価格でバランス良好な1台
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印刷2017/03/17 19:00

テストレポート

Motorolaの新型スマートフォン「Moto G5 Plus」テストレポート。3万円台半ばの価格でバランス良好な1台

 2017年3月16日,Motorola Mobility(以下,Motorola)の日本法人であるモトローラ・モビリティ・ジャパンは,SIMロックフリー対応のAndroidスマートフォン「Moto G5 Plus」と「Moto G5」を国内発売すると発表した(関連記事)。発売日は3月31日で,直販価格は順に3万5800円,2万2800円(いずれも税別)となる。
 Moto G5のほうは,Qualcomm製のエントリー市場向けSoC(System-on-a-Chip)である「Snapdragon 430」を採用しているので,ゲーム用途を重視するユーザーには非力であろう。そこで今回は,ミドルクラスSoCとしては性能面で定評ある「Snapdragon 625」を採用するMoto G5 Plusをテストしてみよう。

Moto
Moto G5 Plus
Moto
Moto G5


グローバルで好調なMotorolaのスマートフォン

端末メーカー独自アプリの少なさをアピール


プロダクトマネージャーの島田日登美氏(左)と,モトローラ・モビリティ・ジャパン社長のDanny Adamopoulos氏(右)
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 製品の説明に入る前に,3月16日に東京都内で行われた発表会の概要に触れておこう。
 発表会には,モトローラ・モビリティ・ジャパン社長のDanny Adamopoulos(ダニーアダモポーロス)氏と,プロダクトマネージャーの島田日登美氏が登壇。2017年2月末〜3月初週にスペインのバルセロナで行われた携帯通信関連見本市「Mobile World Congress 2017」(以下,MWC 2017)を振り返りつつ,国内でのビジネス概況を説明した。

 Adamopoulos氏によると,中国を除いたグローバルなスマートフォン市場で,Motorolaのシェアは2016年に4位まで上昇したという。日本国内においても,「Moto G4」が堅調に売り上げを伸ばしているそうだ。島田氏はMotoシリーズの利点として,「余分なアプリが入っていない」ことを強くアピールしていた。これはゲームプレイ時の性能やバッテリー駆動時間にも影響する要素であり,ゲーマーにとっては重要なポイントとも言えよう。

 ちなみに,Adamopoulos氏の話でちょっと面白かったのは,Moto Zシリーズに取り付けて使う周辺機器「Moto Mods」についての話題だ。Moto Modsには,光学10倍レンズ付きのカメラユニット「Hasselbrad True Zoom」や,JBLのステレオスピーカーユニット「JBL SoundBooster」,オプションバッテリーといったものがあるのだが,その需要は国ごとで異なっているのだという。
 日本国内ではHasselbrad True Zoomが人気で,Moto Zユーザーのうち,43.5%がこれを購入しているそうだ。今やすっかりコンパクトデジタルカメラの市場を奪ったスマートフォンだが,光学ズームはやはりニーズが高いということだろう。

独自アプリは「Motoエクスペリエンス」1つだけで,素のAndroid 7.0(Nougat)そのままに近い点をアピールしていた(左)。Moto Zシリーズ用の周辺機器であるMoto Modsの新製品も発表されたが,Moto G5シリーズには対応しない
Moto Moto

 ところで,発表会の合間にAdamopoulos氏と筆者の目が合ったとき,氏は笑顔で,スマートフォンを持ってゲームをプレイしているジェスチャを筆者にしてみせた。発表会場で「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」(iOS / Android,以下 デレステ)をプレイする筆者が面白かったのか,すっかり目を付けられているようだ。


ガッシリしていて持ちやすいボディに好印象


 それではMoto G5 Plusを外観からチェックしていこう。
 Moto G5 Plusは,5.2インチサイズの液晶パネルを採用するスマートフォンである。本体サイズは74(W)×150.2(D)×7.7(H)mmで,重量は約155g。5インチ台前半のスマートフォンとしては,取り立てて薄かったり軽かったりするわけでもなく,ごくごく普通だ。軽さを最優先とはしていないためか,手に持った感触がガッシリしている印象が強く残っている。
 なお,筐体の素材は「金属」とのこと。詳しい説明はなかったが,例によってアルミニウム合金と思われる。

前面(左):Moto G5 Plusの「ルナグレー」モデル。受話口とスピーカーは一体型だ
背面(右):Motoシリーズのトレードマークともいえる円形のカメラユニットは健在。左上に見えるはサブマイク孔だ
Moto Moto

 ボディ前面の形状は,四辺のエッジを削り落としてカーブを付けた流行のデザインを踏襲したものだ。ただ,前面のカバーガラスはごく普通のフラットなもので,四辺が湾曲した「2.5Dガラス」ではない。
 背面は微妙に丸みを帯びており,手の中に収まりやすい印象だ。横画面時でも持ちやすい。背面がフラットな端末に比べると,手に持った感触の違いは明らかなので,店頭で試す機会があったら試してみることをお勧めする。

上側面(左):SIMカード兼microSDXCカードスロットがある
下側面(右):中央にUSB Micro-B端子があり,その右にマイク孔とヘッドセット端子が並ぶ
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左側面:こちら側には何もなし
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右側面:[電源/スリープ]ボタンと音量調整ボタンが並んでいた
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よく見てみると,側面は複雑なカーブを描いている(左),アウトカメラは約1200万画素の撮像素子を搭載。画素ピッチは1.4μmで,1ピクセルあたりの受光性能が高いものとのこと(右)
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 ホームボタンを兼ねた指紋認証センサーは,Moto G4 Plusよりも横長になっていた。指をセンサーに当ててから,ロックが解除するまでの時間は短く,20回ほどテストした限りでは,認証ミスも起きなかった。

ワンボタンナビの操作説明スライド。指1本で様々な操作ができるので,意外に便利
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 また,この指紋認証センサーには,「ワンボタンナビ」という独自機能が備わっている。これは,指紋認証センサーに置いた指を左にスワイプすると,「戻る」キー,右にスワイプすると「履歴」キーを押したのと同じ動作をするというものだ。同様に,指紋認証センサーをタップしてロックを解除したり,長押ししてロックをかけたりといった操作も行える。片手でも操作しやすいので,地味だが便利な機能だ。


スペックはミドルクラス相応

IEEE 802.11acに非対応は気になるかも


 スペックをチェックしてみよう。
 搭載SoCは,冒頭で述べたとおりSnapdragon 625。ミドルクラス市場向けSoCとしては,安定した性能を発揮することで定評あるプロセッサだ。
 メインメモリ容量は4GBで,内蔵ストレージ容量は32GB。最大128GBのmicroSDXCカードにも対応する。バッテリー容量は3000mAhと,2017年前半の5.2インチ級としては,ごく平均的な仕様といったところか。

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 気になるのは,無線LAN機能がIEEE 802.11n(※5GHz帯対応)までで,IEEE 802.11acには対応しない点だ。速度面で困ることはあまりないだろうが,IEEE 802.11acの特徴である「ビームフォーミング」技術に対応する無線LANルーターを導入している環境では,それが利用できないことになる。
 ミドルクラス市場向け製品の中でも,Moto G5 Plusの価格は安いほうなのだが,コストを削ったところがこういう仕様に表れてしまうわけだ。コストをかけるすべきポイントは,「手に持った感触や操作感」であると見極めて作った製品……というのは褒めすぎだろうか。

 プリインストールOSはAndroid 7.0(Nougat)。先述したように,独自仕様はワンボタンナビやジェスチャ操作に関わる「Motoエクスペリエンス」がある程度で,すっきりしたものだ。チューニングした部分はあるものの,ほぼAndroid 7.0そのままといった認識でいい。

Androidの設定画面は,OS標準のままのようだ(左)。右写真は「Motoエクスペリエンス」の設定画面。特別な機能と言えるのはこれぐらい
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Snapdragon 625搭載機の中でも性能は上に位置する


 それではMoto G5 Plusの実力を,ベンチマークで検証していこう。
 今回テストしたのは,グラフィックスベンチマークアプリ「3DMark」の「Sling Shot Extreme Unlimited」プリセットと,総合ベンチマークアプリ「PCMark for Android」の「Storage test」,CPUの動作クロックを見る「CPU-Z」と連打応答性を調べる「ぺしぺしIkina」の4種類だ。
 ゲームのテストでは,定番のデレステとAndroid版「艦隊これくしょん -艦これ-」(以下,艦これ),それに加えて「Pokémon GO」も簡単にテストしてみた。

 まずはSling Shot Extreme Unlimitedだが,総合スコアは「515」となった。Snapdragon 625搭載機でこのスコアは高いほうだ。計測時間は述べ20分ほどかかるのだが,テスト中の温度変化は少なく,手に持ったときも顕著な発熱は感じないなど,放熱設計の良さも確認できる。

Moto G5 PlusにおけるSling Shot Extreme Unlimitedの細目スコア(左)と「Monitoring data」グラフ(右)。グラフを見ると,負荷が継続しているわりには温度上昇が少ない
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 PCMark for AndroidのStorage testは,「5510」と上々の結果だ。細目別に見ると,SQLite関連のスコアの高さが目立つ。このスコアは実アプリの動作に反映される傾向にあるので,似たような価格帯のミドルクラス市場向けスマートフォンよりも,快適な動作を期待できるかもしれない。

Moto G5 PlusにおけるStorage testの細目スコア(左)と「Monitoring data」グラフ(右)。SQLite関連のスコアが良好だ
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 CPU-Zで,アプリのインストールやテスト中の挙動を確認してみたところ,CPUコア 8基の動作クロックが揃って変動している様子を確認できた。この挙動は,同じSnapdragon 625を搭載する「HUAWEI nova」と同じである。
 CPUの動作クロックはざっくりと変化する印象で,アイドル時〜低負荷時は652MHzで動作,少し高い負荷を与えると1036MHzまで上昇といった具合だった。最大動作クロックは2.02GHzと認識しているのだが,実際に1036MHzを超えたのは,ゲームプレイ中だけだ。
 なお,理由は不明であるが,GPUの情報は正常に取得できていない。

CPU-Zで動作クロックをチェックしている様子。CPUコアの動作クロックは652MHz(左)から1036MHz(右)の範囲で変動していた
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 Android 7.0で追加されたマルチウインドウ機能を使い,デレステや艦これのプレイ中における動作クロック変動も確認してみた。
 デレステのMV再生中,CPUの動作クロックは652〜1036MHzの範囲で変動していた。一方の艦これは,1036MHz〜2.02GHz間を頻繁に変動するといった具合だ。艦これがCPUヘビーなアプリであることが,よく分かるだろう。

デレステのMV再生中(左)と,艦これプレイ中(右)のCPU動作クロックをマルチウインドウ機能で確認している様子
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ぺしぺしIkinaの結果は「88」と優秀なものだった
 ぺしぺしIkinaは,93〜96になるよう連打して「88」。12タップめと32タップめ,60タップめに短い飽和があったものの,この程度なら連打の多いゲームでも問題はなさそうに思える。

 さて,デレステのテスト結果だが,「条件付きでOK」としておきたい。発表会でテストした端末の挙動と,発表会後に触る機会のあった端末で,挙動が異なっていたためだ。どちらも製品版相当の端末なので,ハード,ソフトとも差はないはずである。
 チュートリアル時の判定は「3D標準」で,描写自体にも問題はない。しかし,発表会で触った端末は,3D標準でプレイすると入力面で問題が生じた。3D標準の設定でプレイしていると,曲の後半になるにつれて,タップの取得ミスが不自然に増えてしまうのだ。また,長押しの操作が連続タップと判定されてしまうこともあった。なお,この現象は2D標準や2D軽量では生じない。

チュートリアル時の判定は,当然のごとく「3D標準」(左)。しかしMVの設定は,デフォルトで「紙吹雪」がオフになっていた(右)
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 発表会後に触った端末では,3D標準でときおり問題が生じる程度だった。SoCの高負荷によって生じるノイズの影響かもしれないが,それ以上に端末の個体差という可能性もありそうで,正直結論が出せていない。
 もしMoto G5 Plusを購入した人が,3D標準でのプレイで同様の現象を確認した場合は,3D標準設定はMV再生だけにしておいたほうが無難だろう。

MVは問題ナシ。ところで,最近みりあたんが可愛く見えてきており。メガネ装着を期待したい
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Moto G5 Plusでの艦これは,完全勝利演出の紙吹雪でもたつく程度
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 一方の艦これだが,こちらはスムーズな動作を確認できた。遠征回しだけでなく,プレイも余裕な快適さだろう。動画を撮影してみたところ,CPUの負荷が原因と思われるタップの取得漏れらしきものが生じている瞬間もあった。
 テストに必要なデータを端末上にダウンロードしておくために1回プレイして,そのあとに行った2回めのプレイを撮影したものだが,デレステで生じたタップ取得の問題に似ているように思う。ただ,艦これの場合はタップし直せばいいだけなので,支障を来すほどではない。
 艦これで多少気になったのは,サウンド再生時に少し音飛びがあったことぐらいか。これは,CPU負荷の高さが影響していた可能性がある。


描画や位置情報の取得は快適だった
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 Pokémon GOのテストだが,発表会場がビルの高層階という不向きなロケーションだったので,できたのは起動テストと表示の確認くらいである。周辺には多くのポケスポットがあったが,表示がもたつく様子はなく,GPSの位置情報取得も早い。これだけ見る限りでは,Moto G5 PlusはPokémon GO向きと思われる。

 まとめに入ろう。
 Moto G5 Plusだけでなく,「ZenFone 3」や「HUAWEI nova」など,Snapdragon 625搭載端末はさまざまな製品が発売されているが,それぞれ特徴は異なっている。4万円前後という価格帯を実現するために,各社ともどこかで仕様を削っているのだが,どこをコストカットの対象にするかも異なるので,それぞれ一長一短があって,選択に悩むところだ。

 同じSnapdragon 625を搭載していても,ゲームプレイ時の快適さが異なる場合があるのも悩ましい。艦これは「サクサク動くか,ちょっともたつくか」程度の違いで,プレイに支障を来すようなことはないのでまだマシだ。
 問題が表面化しがちなのはデレステで,いずれの製品も,入力取得に問題を確認している。個体差の可能性は否定できないとはいえ,Moto G5 Plusも高負荷時に問題を感じる可能性がありそうだ。ミドルクラス市場向けスマートフォンの限界が,ちょうどデレステで表面化するといったところだろうか。

 気になるところはあるものの,Moto G5 Plusの全体的なバランスは良好で,価格も考えれば満足感の高い製品であると言える。ミドルクラス市場向けスマートフォンを狙うなら,Moto G5 Plusは選択肢に入れるべき製品であろう。

Moto G5 Plusの主なスペック
  • メーカー:Motorola Mobility
  • OS:Android 7.0(Nougat)
  • ディスプレイパネル:5.2インチ液晶,解像度1080×1920ドット
  • プロセッサ:Qualcomm製「Snapdragon 625」(MSM8953,CPUコア Cortex-A53×8,最大CPU動作クロック2GHz,Adreno 506 GPUコア)
  • メインメモリ容量:4GB
  • ストレージ:内蔵(容量32GB)+microSDXC(最大容量128GB)
  • アウトカメラ:有効画素数約1200万画素
  • インカメラ:有効画素数約500万画素
  • バッテリー容量:3000mAh
  • 対応LTEバンド:FDD-LTE 1/3/5/7/8/19/20/28,TD-LTE 38/40/41
  • 対応3Gバンド:W-CDMA 1/2/5/6/8/19
  • 待受時間:未公開
  • 連続通話時間:未公開
  • 無線LAN対応:IEEE 802.11n(※5GHz帯対応)
  • Bluetooth対応:4.2
  • USBポート:Micro-B
  • 本体公称サイズ:74.0(W)×150.2(D)×7.7(H)mm
  • 本体公称重量:約155g
  • 本体カラー:ルナグレー,ファインゴールド

Moto G5 Plus 製品情報ページ

モトローラ・モビリティ・ジャパン公式Webサイト

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