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躍動する大胸筋“アンディ”と“フランク”が頭から離れない。「舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇」ゲネプロ公演をレポート

 2018年3月2日,東京芸術劇場にて渡辺 航氏による漫画「弱虫ペダル」を原作とする「舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇〜箱根学園王者復格(ザ・キングダム)〜」が開幕した。

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 「弱虫ペダル」はロードレースという自転車競技を題材にした作品で,アニメオタク少年・小野田坂道が,総北高校自転車競技部の仲間とともにインターハイを目指し,成長していく物語だ。舞台に限らず,アニメやゲームなどでメディアミックスされている。

 初めて舞台化されたのは2012年,1本のハンドルと俳優によるマイムで自転車を走らせているような表現技法“パズルライドシステム”を駆使して,多くの反響を呼んだ。以降,舞台の人気は女性を中心に高まり,これまでに数々のシリーズが上演されている。
 そして今作で描かれるのは,インターハイ2日め。インターハイ1日めにすべてのゼッケンを獲得し,王者復活を狙う箱根学園と,挑戦者として闘う総北京都伏見の熱い戦いがくり広げられる。

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 ちなみに筆者は「弱虫ペダル」の作品は知っているが,舞台は一度も観たことがない。ハンドルを持ってマイムでこぐ……それだけ考えると「どこにそんな魅力が?」と思う気持ちも分からなくはない。だがこれほどまで話題作になったということは,実際に観ないと感じられないモノがあるはずだ。

 筆者の感じたモノを,この機会に4Gamer読者にもお届けしたい。そんな使命感のもと,前日に行われた関係者・マスコミ向けのゲネプロ公演(通し稽古)に行ってきた。先に言うと,とあるシーンで衝撃を受けた。あまりにもインパクトに残ったので,そのシーンを中心にお届けしよう。


舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇〜箱根学園王者復格(ザ・キングダム)〜

◆原作:
渡辺航「弱虫ペダル」(秋田書店『週刊少年チャンピオン』連載)
◆演出・脚本:
西田シャトナー
◆音楽:
manzo

◆公演日程・劇場:
東京/2018年3月2日(金)〜3月11日(日)
神戸/2018年3月16日(金)〜3月18日(日)

◆出演:
小野田坂道 役:醍醐虎汰朗
今泉俊輔 役:猪野広樹
鳴子章吉 役:百瀬 朔
手嶋純太 役:鯨井康介
青八木 一 役:八島 諒
鏑木一差 役:原嶋元久
古賀公貴 役:本川翔太

泉田塔一郎役:河原田巧也
葦木場拓斗 役:富永勇也
黒田雪成 役:伊藤澄也
真波山岳 役:杉山真宏
銅橋正清 役:兼崎健太郎
新開悠人 役:飯山裕太
御堂筋 翔 役:林野健志
水田信行 役:桝井賢斗
岸神小鞠 役:天羽尚吾
山口紀之 役:一瀬 悠

パズルライダー:
監督 一瀬 悠
河野智平
伊藤玄紀
長瀬真夏

◆チケット:好評発売中!
http://l-tike.com/pedal-s/
一般指定席・サイド指定席 ¥7,800(税込)
プレミアム席¥10,800(税込)
◆公式HP:http://www.marv.jp/special/pedal/
◆公式ブログ:http://ameblo.jp/y-pedalstage/
◆公式twitter:@y_pedalstage



 ストーリーは先ほども書いたように,インターハイ2日めからはじまる。しかし先に1日めの様子をダイジェストで演じてくれるので,前作を観ていなくてもだいたい理解できた。これなら初見の筆者でも安心して観られる。

 舞台ならではのコミカルなシーンも挟みつつ,試合展開はもちろん激アツ。インターハイ2日め,スタート直後から1人遅れをとってしまった総北1年の鏑木一差(原嶋さん)。鏑木がいないことに気づいた小野田坂道(醍醐さん)は,鏑木を助けに行くと言うが手嶋純太(鮫井さん)に止められる。

 先頭を走る今泉俊輔(猪野さん)と鳴子章吉(百瀬さん)に,箱根学園や京都伏見よりも先に合流しなければ総北に勝機はない。キャプテンの手嶋としては,苦渋の決断だった。だが青八木 一(八島さん)は自分が待つと手嶋に告げる。

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 3年生の手嶋と青八木にとって,2人で走る最後のレースになるかもしれない。それをわかったうえで,残ると言い張る青八木を,手嶋は止めることはできなかった。

 そういった全体的な試合展開も熱いのだが,筆者がとくに衝撃的だったのは箱根の泉田塔一郎(河原田さん)と京都伏見の岸神小鞠(天羽さん)の対決だ。

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泉田塔一郎(河原田さん)
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岸神小鞠(天羽さん)

 泉田塔一郎とは,自分の大胸筋にアンディ(右),フランク(左)と名前をつけるほどの筋肉バカで,箱根学園のキャプテンである。
 一方対戦相手の岸神小鞠は,他人の筋肉(にく)に異常な興味を持ち,触れることでその人の本質や技量を定めることができるという。
 これだけでもつっこみどころは満載だが,とにかく2人のスプリンター対決は激しかった。

ファスナーを上げる泉田。

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わざわざ上げて下げた!!

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 いやにオーバーにファスナーを上げたあと,再びオーバーに下げる泉田。このほうが筋肉を出したときかっこいいし,より派手に見えるらしい。本当にかっこよく見えてしまうから不思議で,気づいたらシャッターを切る指が止まらない止まらない。

アンディとフランクが擬人化(?)して登場。
あの“死の大胸筋スクワット”も再現!

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 「アブッアブッ」と泉田がスタート。最初はリードしていたが,岸神の実力もなかなかのもので,接戦が続く。身近に筋肉を見たいがために,「はあはあ」と興奮しながら追い上げてくる岸神に,泉田のフランクが危険を察知する。

 そんなフランクの異変に気づいた岸神。「今反応しました? フランクさん。彼,慎重派ですか?」と,フランクの性格までも言い当てられてしまう。(フランクは泉田の左大胸筋)動揺する泉田だが,彼も負けてはいない。

 「もっと見たいんです! あなたの筋肉を!」と,レースが進むごとに興奮していく岸神。彼の言うには泉田の筋肉は相当“上質”なものらしい。
 セリフだけ見れば非常におもしろいのだが,彼らは100%本気なのだ。

 気になる結果は,実際に自身の目で確かめてほしい。この2人の対決シーンだけでも,この舞台を観に行く価値はあると感じる。それほどまでに筆者の胸に刻み込まれたシーンだった。
 そのほかも小野田坂道(醍醐さん)と新開悠人(飯山さん)の対決も見どころだ。

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小野田坂道(醍醐さん)
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新開悠人(飯山さん)

 「舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇〜箱根学園王者復格(ザ・キングダム)〜」の東京公演は,東京芸術劇場にて3月11日まで,神戸公演は新神戸オリエンタル劇場にて3月16日から28日まで行われる。
 チケットは販売中なので,少しでも興味を持った人は観に行くことをオススメする。

「舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇〜箱根学園王者復格(ザ・キングダム)〜」公式サイト

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パッケージ
弱虫ペダル Connect Road公式サイトへ
  • フリュー
  • 発売日:2017/04/05
  • 価格:サービス終了
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