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Super Microのゲーマー向けブランド「Super O」からIntel 200シリーズ搭載マザーボードが登場
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印刷2017/01/06 02:00

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Super Microのゲーマー向けブランド「Super O」からIntel 200シリーズ搭載マザーボードが登場

画像集 No.002のサムネイル画像 / Super Microのゲーマー向けブランド「Super O」からIntel 200シリーズ搭載マザーボードが登場
 2017年1月6日,アスクは,Super Micro Computer(以下,Super Micro)が展開するゲーマー向け製品ブランド「Super O」(スーパーオー)のIntel 200シリーズチップセット搭載マザーボードを国内発売すると発表した。Super Microのゲーマー向けマザーボードはこれまでも何度か国内市場に登場したことはあるのだが,Super Oという「ゲーマー向け製品ブランド」を正式に冠して日本にやってくるのは今回が初めてだ。

 は,第1弾ラインナップの製品名とフォームファクタ,搭載チップセット,PCI Express(以下,PCIe)スロットの構成,M.2スロットの数,USB 3.1 Gen.2ポートの構成,販売代理店想定売価をまとめたものだ。Intel Z270(以下,Z270)チップセット搭載モデルが3製品,Intel H270(以下,H270)チップセット搭載モデルが1製品の計4製品展開となっている。

表 SuperOのZ270H270搭載ゲーマー向けマザーボードラインナップ
製品名 フォームファクタ チップセット PCIeスロット M.2スロット USB 3.1
(Gen.2)
想定売価(税込)
Pro Gaming C7Z270-PG ATX Z270 PCIe x16×4
PCIe x4×1
2 Type-A×1
Type-C×1
4万6418円
Core Gaming C7Z270-CG ATX Z270 PCIe x16×3
PCIe x1×3
2 Type-A×1
Type-C×1
3万5618円
Core Gaming C7Z270-CG-L ATX Z270 PCIe x16×2
PCIe x4×1
PCIe x1×3
2 Type-A×1
Type-C×1
2万6978円
Core Gaming C7H270-CG-ML Micro-ATX H270 PCIe x16×1
PCIe x4×1
PCIe x1×1
1 1万9418円

Pro Gaming C7Z270-PG:Enthusiast Heavy Gamer向けという「Pro Gaming」シリーズの製品。PCI Express(以下,PCIe) x16スロットは4スロットあるが,GeForceシリーズ搭載カードは2-way SLIまでのサポートとなっている。Intel製LANコントローラを採用し,1000BASE-T対応の有線LANポートを2つ備える
画像集 No.003のサムネイル画像 / Super Microのゲーマー向けブランド「Super O」からIntel 200シリーズ搭載マザーボードが登場

Core Gaming C7Z270-CG:メインストリーム市場向けの「Core Gaming」シリーズでは最上位の製品。PCIe x16スロットは3スロットある。こちらの1000BASE-Tポートは1つだ
画像集 No.004のサムネイル画像 / Super Microのゲーマー向けブランド「Super O」からIntel 200シリーズ搭載マザーボードが登場

Core Gaming C7Z270-CG-L(左):Core Gamingシリーズの下位モデル。PCIe 3.0 x4スロットを備えているのは,Super Microのサーバー向けマザーボードを彷彿とさせ,ちょっと面白い
Core Gaming C7H270-CG-L(右):ラインナップで唯一,H270搭載でMicro-ATX仕様の製品。USB 3.1(Gen.2)に対応しないなど,だいぶ簡略化されている
画像集 No.005のサムネイル画像 / Super Microのゲーマー向けブランド「Super O」からIntel 200シリーズ搭載マザーボードが登場 画像集 No.006のサムネイル画像 / Super Microのゲーマー向けブランド「Super O」からIntel 200シリーズ搭載マザーボードが登場

 そもそもなぜSuper Microがゲーマー向けマザーボードなのか,だが,海外市場では,安定性や耐久性の高さを評価して,Super Micro製のサーバー向けマザーボード――厳密に言えばワークステーション用だろうが――を使っているゲーマーが一定数いたのだという。それなら,サーバー向け製品のノウハウを投じたゲーマー向け製品を作ろうということで,Super Oブランドを立ち上げたのだそうだ。

 そんなバックグラウンドがあるため,今回のIntel 200シリーズ搭載マザーボードも,特徴に挙げられていたのはサーバー製品向けの部材を使っている点にある。
 たとえば,マザーボードの基板には,サーバー製品と同じという「TU-662/NP175」なる素材を使い,高インピーダンスの基板を実現しているという。また,電源部のコンデンサなども,電力のロスや電気的ノイズが少ない部品を多用しているとのこと。これらの特徴により,365日24時間駆動に耐えうる高い信頼性を有していると,Super Microはアピールしている。

サーバー製品と同じ素材による基板の利点を説明したスライド。筆者には「TU-662/NP175」なる素材がどういう素性のものか分からないのだが,グラフを見る限り,高周波数でも信号品質が劣化しないという利点があるようだ
画像集 No.007のサムネイル画像 / Super Microのゲーマー向けブランド「Super O」からIntel 200シリーズ搭載マザーボードが登場

こちらは電源部の効率を示したスライド。Intel Z170チップセット世代の製品を比較したところ,Super O製品は他社製品よりも高い電力効率を記録したという
画像集 No.008のサムネイル画像 / Super Microのゲーマー向けブランド「Super O」からIntel 200シリーズ搭載マザーボードが登場

 信頼性以外のスペックや機能は,率直に言って特筆すべき点はない。M.2スロットの複数搭載や,ストレージ接続用の高速インタフェースであるU.2ポートの装備,USB 3.1(Gen.2)対応やオーバークロック機能などは,他社製品と変わらないものだ。上位モデルのPro Gaming C7Z270-PGやCore Gaming C7Z270-CGは,オンボードサウンド回路のアナログ部分を区切るラインにLEDイルミネーション機能を備えているが,光る要素はそれくらいである。

Pro Gaming C7Z270-PGの背面I/Oインタフェース部(左)。はUSB 3.1 Type-Cポートを備えているが,Thunderbolt 3には対応していない。オンボードのストレージ用インタフェース部分(右)には,U.2ポートが2つとSerial ATAポートが6つ並んでいた
画像集 No.009のサムネイル画像 / Super Microのゲーマー向けブランド「Super O」からIntel 200シリーズ搭載マザーボードが登場 画像集 No.010のサムネイル画像 / Super Microのゲーマー向けブランド「Super O」からIntel 200シリーズ搭載マザーボードが登場

 サーバー品質の安定性という,数字にしにくい特徴が売りの製品だけに,ゲーマー向けマザーボードとして,どの程度日本の自作派ゲーマーに受け入れられるかはなんともいえない。とはいえ,価格がやたらと高いわけでもないので,信頼性を重視する人には,選択肢の1つとして考慮する価値はあるのではないだろうか。
 Super Oブランドでは,マザーボード以外に,電源ユニットやPCケース,SSDといった製品の展開も予定しているとのことなので,日本市場に定着することを期待したいところだ。

Super Microのゲーマー向け製品情報ページ

  • 関連タイトル:

    Super O

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