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Futuremark,PCのVR対応力計測ベンチマークソフト「VRMark」をリリース。4Gamerミラーでの公開を開始
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印刷2016/11/04 11:34

ニュース

英語版製品版

VRMark

発売元:Futuremark

Text by 米田 聡


 フィンランド時間2016年11月2日,Futuremarkは,VR(Virtual Reality,仮想現実)対応システムのためのベンチマークアプリケーション「VRMark」を発表した。Futuremarkは以前から開発中であることをアナウンスしていたが,ついに正式リリースとなったわけである。

2016年11月14日:Version 1.1.1272が公開されました


VR対応HMDを持ってなくても試せるVRMarkのエディションを確認


 VRMarkは,今日(今日)のVRアプリケーションにおける標準的な負荷で性能を調べる「Orange Room」と,将来に登場するであろう,より負荷の大きいVRアプリケーションに対する適性を調べる「Blue Room」,以上2つのテストで構成されている。

 そして,Orange RoomとBlue Roomのそれぞれが,

  • Benchmark mode:テスト対象のPCがVR環境に対応できる性能をできるかどうかを調べるテストモード
  • Experience mode:VR対応ヘッドマウントディスプレイを使って,十分なVR体験が得られるか否かを視覚的に検証するテストモード

を持つ。Benchmark modeはその名のとおり(旧来的な)ベンチマークテストを行うモテストモードなので,VR対応のヘッドマウントディスプレイを未購入という人でも実行できるのがポイントだ。

Orange Room(左)とBlue Room(右)
VRMark VRMark

 注意したいのは,Benchmark modeとExperience modeのいずれも,対応VRヘッドマウントディスプレイであるOculus VR製「Rift」あるいはHTC製「Vive」を装着した状態でもそうでない状態でも実行できるようになっていること。Futuremarkはそれぞれを「HMD mode」「Desktop mode」と呼んでいて少々分かりづらいのだが,このあたりは後段であらためて説明したい。

 なお,ラインナップは無償版の「Basic Edition」と,一般ユーザー向け有償版「Advanced Edition」,そして商用利用の可能な「Professional Edition」の3つで,これはPC用「3DMark」と同じ。エディションによる違いはのとおりで,Basic Editionだとテスト結果は常時Futuremarkのオンラインスコアサイトへ送信される点や,テストのカスタマイズが行えない点なども3DMarkと変わらない。

 一般ユーザー向けの有償版となるAdvanced EditionではBlue Roomがアンロックされ,さらに,ベンチマーク設定のカスタマイズやオフラインへのスコアの保存が可能になる。また,報道機関や,店頭デモなどに使いたいといった法人向けという扱いになる「Professional Edition」では,スコアをFuturemarkの統計サイトへアップロードするか否かや,コマンドライン実行による自動化も選択できるようになる。


 VRMarkを実行するにあたって必要なシステムの要件は次のとおりだ。

  • OS:64bit版Wiondows 7 SP1以降
  • CPU:デュアルコア以上
  • メインメモリ容量:2GB以上(Blue Roomは4GB以上)
  • GPU:DirectX 11対応以降
  • グラフィックスメモリ容量:1.5GB以上(Blue Roomは2GB以上)

 なお,VRMarkはマルチスレッドおよびマルチGPU構成に対応している。マルチGPU構成に対しては,NVIDIAの「VRWorks」およびAMDの「LiquidVR」によるマルチGPU向けの最適化を適用できるようになっているという。


Orange RoomとBlue Roomを見る


 前述のとおり,VRMarkにはOrange RoomとBlue Room,2つのベンチマークテストがある。ここからは各テストの概要を順に見ていこう。


Orange Room



 Orange Roomは「異星世界のミニチュアセットや生物像が展示されている博物館を巡り歩く」というシーンをモチーフにしたテストで,雰囲気としては3DMarkにおけるDirectX 12(Direct3D 12)ベンチマークである「TimeSpy」によく似ている。というか,アセットの大部分はおそらく使い回しだろう。

VRMark
 テスト自体はジオメトリ処理とイルミネーション(照明),GPUによるパーティクルのシミュレーションに重点を置いたものになっており,キャストシャドウ(Casting Shadow)を使ったタイルベースのライティングと組み合わせたものになっているという。
 ポストエフェクトとしては,ブルーム(Bloom,光の溢れ出る表現)と,FXAAベースのアンチエイリアシングを採用している。テクスチャフィルタリングは古典的なTrilinear(トリリニア)を使っているそうだ。

VRMark
 また,CPUの性能評価を加味する目的で,物理シミュレーションにはCPUベースの物理シミュレーションライブラリ「Bullet Physics」を用いているとのこと。剛体や軟体,そしてBullet Physicsが持つ機能「DynamicWorld」ベースの布シミュレーションといった物理描写を適用しているとのことである。

Desktop modeでは基本的に,レンダリング解像度よりも低い解像度でのウインドウ表示となる。ただしAdvanced Edition以上ではフルスクリーン表示するようカスタマイズ可能だ
VRMark
 レンダリング解像度は2264×1348ドットで,VRヘッドマウントディスプレイ1眼あたり1132×1348ドット相当となっているが,面白いのは,そのレンダリング映像をVRヘッドマウントディスプレイに表示するHMD modeと,一般的なディスプレイデバイスへ表示するDesktop modeで,目標平均フレームレート「Target Frame Rate」が異なっていることだ。
 HMD mode時の目標平均フレームレートは89.9fpsで,Desktop mode時は同109fps。Desktop modeのほうが高いのは,VRヘッドマウントディスプレイを用いたときに必ず使われるVR SDK(Software Development Kit,ソフトウェア開発キット)――つまりミドルウェア――のオーバーヘッドを加味しているためである。
 また,HMD mode時の89.9fpsというのはやや低めの目標値で,この程度の平均フレームレートしか出ないシステムだと,実際のVRアプリケーションでは若干のフレーム落ちが生じるという。RiftとViveが90fpsをターゲットにしているので,それに合わせているのだと思われるが,理想的にはもう少し高いフレームレートを得られたほうがいいわけだ。


Blue Room



 Blue RoomのシーンのモチーフはOrange Roomと同じで,つまりはTime Spyのアセットほぼ使い回しだが,将来のVRコンテンツを想定したこちらでは,GPU負荷,CPU負荷とも,より高い設定になっている。
 Futuremarkによると,Blue Roomで「VR Ready」なスコアを記録できるシステムは「2016年10月現在,存在しない」そうだ。

VRMark
 Blue Roomのグラフィックス設定でインパクトがあるのは,レンダリング解像度を5120×2880ドット,つまりは5K相当に引き上げているところだろう。片眼あたりの解像度は2560×2880ドットという計算である。5K相当の映像をVRヘッドマウントディスプレイの解像度へダウンスケールすることにより,自然でリアルなVR体験が得られると,Futuremarkは主張している。
 ちなみに,シーンの描画に用いる技術自体はOrange Roomと同じながら,アンチエイリアシングにはより負荷の高い2x MSAAを用い,テクスチャの16x Anisotropic Filtering(異方性フィルタリング)も新規に採用している。

 目標平均フレームレートはOrange Roomと変わらず,HMD mode時89.9fps,Desktop mode時は109fpsという設定である。


スコアの算出


 Orange Room,Blue RoomをBenchmark modeで実行すると,テスト終了後にスコアを得られるが,その計算式は以下のとおりだ。

  • Benchmark score=averageFPS×scoreMultiplier

 「averageFPS」はそのまま,テストの平均フレームレートで,「scoreMultiplier」は重み付けのための値だ。scoreMultiplierは,

  • scoreMultiplier=5000÷Target Frame Rate

という計算式になっているので,最終スコア5000が,「VR Readyか否か」の目安となるわけである。


インストールやテスト実行は簡単


 VRMarkは3DMarkと比べてシンプルなベンチマークということもあり,インストールやテストの実行はとても簡単だ。
 とくにインストールは,ダウンロードして解凍したインストーラを実行して,あとはインストールウィザードに従っていくだけである。

インストーラを起動し,End User Licence Agreementをよく読んでからチェックして,最後にインストール先を指定すればインストール作業は終わる
VRMark VRMark VRMark

 というわけで,初回起動時のメインメニューが下の画面だ。Basic Editionとして起動しており,[BENCHMARK]ボタンを押すだけで,すぐOrange RoomのBenchmark modeを実行できる。

VRMark初回起動時点のスクリーンショット
VRMark

 ライセンスの関係上,以下,メニューのスクリーンショットはProfessional Editionのものになるが,右上の「BENCHMARKS」をクリックするとベンチマークの選択が可能だ。
 こちらでも[BENCHMARK]ボタンを押すことで各テストを実行できるが,こちらで[DETAILS]ボタンを押すと,そこからExperience mode専用の実行ボタンも押せるようになる。

BENCHMAKRSメニュー。Advanced Edition以上ではOrange RoomとBlue Roomの選択を行える
VRMark
BENCHMARKSメニューからOrange Roomの[DETAILS]ボタンを押したところ(左)。[EXPERIENCE]ボタンをクリックするとExperience modeを実行できる。また,Advanced Edition以上では「Custom Run」タブからベンチマーク設定をカスタマイズすることも可能だ
VRMark VRMark

 実行してみると分かるが,Benchmark modeは,テストが終わると,前述した計算式に基づいてスコアが算出される。一方のExperience modeは,やはり前述のとおり,Desktop modeでも実行できるものの,テストは「Orange RoomやBlue Roomの中を,実際にVRヘッドマウントディスプレイを装着した状態で見回し,遅延や映像のディテールを視覚的に確認するというテストで,スコアが得られるわけではないため,事実上,RiftもしくはViveの利用が前提のテストということになるだろう。
 要するに,「目で見て自分で確認せよ」,という趣旨のテストである。

 というわけで今回は,グラフィックスカードに「GeForce GTX 1080 Founders Edition」,CPUに「Core i7-6700K」を搭載する64bit版Windows 10環境で,「GeForce 375.70 Driver」を導入のうえ,Orange RoomおよびBlue RoomのBenchmark mode実行結果を,参考として示しておきたい。

GeForce GTX 1080搭載環境でテストした結果。Orange RoomではスコアのVR Ready基準である5000を遙かに上回るスコアを示した一方,Blue Roomではその半分にも及ばなかった
VRMark VRMark

 VRMarkの信用度は,Futuremarkのサーバーにデータが一定量集まってからの判断になるだろうが,RiftとViveの両プラットフォームに対して,手元のPCがVR Readyかどうかをさくっと判断できるのは,それだけで相応の価値があると述べていいだろう。繰り返すが,Orange Roomの実行だけなら無料なので,VRに興味がある人もそうでない人も,まずは動かしてみることを勧めたい。


Version 1.1.1272


 フィンランド時間2016年11月11日,バージョン1.1.1272がリリースされた。VRMarkで初のマイナーアップデートは,基本的には細かいバグ修正となっている。
 ただ,Futuremarkによるリリースノートには,アップデートによりベンチマークスコアが影響を受けるか否かの記載がない。本件は現在問い合わせ中なので,明らかになり次第,追ってお伝えしたいと思う。

●Version 1.1.1272で解決した問題(全エディションに共通)
  • Intel X99チップセットを搭載したシステムで,ハードウェア監視に生じていた問題
  • 計測結果の自動保存先として設定したMy Documentsへアクセスできない状態,あるいは計測結果の自動保存先としてネットワークドライブを割り当てている場合に,アプリケーションがクラッシュする問題
  • (Radeon搭載環境における)Vsync設定が(「垂直リフレッシュを待機」上で)「アプリケーションが指定しない限りオフ」になっている場合,Vsync関連の警告が表示される問題(※ということだと思われる。原文は「The vsync warning no longer appears when vsync is set to “disabled, but allow if application requests.”」)

●Version 1.1.1272の新要素(全エディションに共通)
  • Hardware monitoring chartにCPU性能のデータを追加
  • CPUがSSE 4.1に対応しない場合,警告を表示するよう仕様変更


<<免責事項>> ■本記事の内容および攻略,インストール,操作方法などについての質問は,一切お受けしておりません ■体験版ファイルを使用したことによる損害やトラブルに関しては,一切責任を負いません。取り扱いは,自己の責任の範囲内で行ってください ■当サイトに掲載したゲーム画面および文章の,無許諾での転載は固くお断りいたします

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