汚職警官であることを隠しながら定年まで生き延びろ。一風変わったテーマのストラテジーゲーム「This is the Police」の最新トレイラーが公開

　ベラルーシのミンスクを拠点にする独立系スタジオ，Weappy Studioが手掛ける「This is the Police」の最新トレイラーが公開された。2016年夏に発売される予定で，Steamのストアページもオープンしている。


　本作は，アメリカにある架空の都市「フリーバーグ」の警察署長ジャック・ボイドとなって，配下の警察官達をまとめながら，街で起こる事件の解決に奔走するという，アドベンチャーとストラテジーゲームのハイブリッド的なゲームになるようだ。
　ここで面白いのがジャック自身のバックボーンで，どうやら長年にわたって汚職の甘い蜜を吸い続けてきたという役どころになっている様子。これまで野放しにしてきたマフィアや悪徳政治家達の起こす事件によって街が混沌としていく中，自分の身辺にまでメディアの追及が届かないように工作しつつ，180日後に迫った定年退職まで暗躍していくことになるようだ。


　フリーバーグの町には，マフィアや政治家に加えて，教会や組合といった複数の勢力が存在し，それぞれが何らかの利権を抱えていて，プレイヤーに便宜を求めたりしてくる。これにどう対応していくかが，ミソになりそうだ。また，上司が汚職をしているのだから，その部下も当然のごとく不貞を働くわけで，プレイヤーはそういったトラブルにも悩まされることになりそうだ。


　ジャック役の声優には，“デューク・ニューケム”でおなじみのジョン・セント・ジョン（John St.John）氏が抜擢されるなど，気になる要素が散りばめられている本作。ベラルーシと言えば，Wargaming.netの大躍進で注目される新興のゲーム供給地だが，そんな国で新たに起業したWeappy Studioが，本作をどのような作品に仕上げてくるのか，楽しみにしておきたい。

「This is the Police」公式サイト