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印刷2016/02/23 11:59

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Valve,「SteamVR」向けのVRベンチマークを無償公開

 北米時間2016年2月22日,Valveは,仮想現実(以下,VR)対応の3Dベンチマークソフト「SteamVR Performance Test」を無償公開した。Steam上で入手できるSteamVR Performance Testは,その名のとおり,ValveとHTCの手がけるVRシステム「SteamVR」に向けたもので,ユーザー手持ちのPCで,SteamVR対応コンテンツを快適に動作できるのかどうかを,約2分間のデモシークエンス描画から判断するというものだ。テスト終了後,性能が不十分という判断が下った場合は,CPUとGPUのどちらにボトルネックがあるのかを確認することもできるようになっている。

画像集 No.002のサムネイル画像 / Valve,「SteamVR」向けのVRベンチマークを無償公開

 テストプログラムのデモシーケンスは,「Portal 2」に登場するAperture Laboratoriesのアセットを利用したもので,故障したロボットを修理する様子が描かれる。ベンチマークテストなので,ユーザーが操作する要素は一切ない。

SteamVR Performance Testのデモシーケンス。自動で動くベンチマークテストなので,ユーザーが歩き回ったりすることはできない
画像集 No.003のサムネイル画像 / Valve,「SteamVR」向けのVRベンチマークを無償公開
画像集 No.004のサムネイル画像 / Valve,「SteamVR」向けのVRベンチマークを無償公開

 SteamVR Performance Testの推奨システム要件は以下のとおりだ。

  • OS:Windows 10,8.x,7 SP1
  • CPU:Core i5-4590以上,またはFX 8350以上
  • メインメモリ容量:4GB以上
  • GPU:GeForce GTX 970以上,またはRadeon R9 290以上

テスト結果の例その1。GeForce GTX 680とCore i7-4930Kを搭載するPCの場合,VRコンテンツを動作させることは可能だが,GPUの性能が不足気味であることを示している
画像集 No.005のサムネイル画像 / Valve,「SteamVR」向けのVRベンチマークを無償公開 画像集 No.006のサムネイル画像 / Valve,「SteamVR」向けのVRベンチマークを無償公開

テスト結果の例その2。GPUがRadeon R7 360の環境は,GPU性能がまったく足らず,VRコンテンツを動かす性能がないという判定だった。細目を見ると,フレームレートの要求水準である90fpsに,ほとんど届いていない
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 ちなみに,このシステム要件は,4月上旬に発売予定であるSteamVR準拠のHTC製VRヘッドマウントディスプレイ(以下,VR HMD)「Vive」の推奨環境と同一なのは当然だが,Oculus VRのVR HMD「Rift」の推奨環境――Riftの推奨メインメモリ容量は8GB――とも非常に近い。つまり,Riftと対応コンテンツが快適に動作するかのチェックにも使えそうだ。
 ViveやRiftの導入を検討している人は,このテストプログラムを使って,自分のPCが必要な環境を満たしているのかをチェックしておくといいだろう。

SteamVR Performance Testのダウンロードページ

  • 関連タイトル:

    Vive

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