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LINEとセガゲームスがゲーム事業で協力する目的とは。協業タイトル第1弾「フォルティシア SEGA×LINE」の概要も発表された,メディア向け発表会をレポート
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印刷2015/11/18 21:20

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LINEとセガゲームスがゲーム事業で協力する目的とは。協業タイトル第1弾「フォルティシア SEGA×LINE」の概要も発表された,メディア向け発表会をレポート

 LINEとセガゲームスは,本日(2015年11月18日)東京都内でメディア向け発表会を開催し,ゲーム事業における両者の協業,およびその第一弾タイトル「フォルティシア SEGA×LINE」iOS/Android,以下「フォルティシア」)を発表した(関連記事)。

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 本稿では,LINEとセガゲームスが協業してゲーム事業に取り組むことになった経緯や今後の展望,協業第1弾のタイトルとなる「フォルティシア」の紹介などが行われた,発表会の模様をレポートしていこう。

LINE取締役CSMOの舛田 淳氏
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 まずは,LINE取締役CSMOの舛田 淳氏が登壇し,「LINE GAME」が11月19日で3周年を迎えることを告知。現在LINE GAMEでは,67のアプリを配信し,総ダウンロード数は6億500万を突破していると述べた。また,App Annieの調査によれば,ワールドワイドでトップ5に2年連続でランクインしていると述べ,パブリッシャとしての成長をアピールした。

 続けて舛田氏は,LINE GAMEというとカジュアルゲームの印象が強い人が多いと思うが,近年では「LINE 三国志ブレイブ」「LINE ウィンドソウル」「LINE タワーライジング」「LINE クロスレギオン」などを配信し,ミッドコアジャンルの拡充に挑戦しているとコメント。
 またLINE GAMEでは,外部パートナーとの連携にも取り組んでいるが,ジョイントベンチャーパートナーやインベストメントパートナーなど,パブリッシングだけでない,より密接なパートナーシップを結んでいる事例もあるという。

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 そして舛田氏は,今回セガゲームスとのパートナーシップは,「マーケティングパートナー」という,LINEとしては今までと一線を画するものになると説明した。具体的には,LINEがマーケティングを担当し,ゲームの開発/企画/運営はセガゲームスが行うという。
 プラットフォームとしてのLINEを活用するタイトルでありながら,パブリッシャがLINEではない,という部分が大きなトピックと言える。

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 なお,パートナーとしてセガゲームスを選んだ理由については,「チェインクロニクル」「ぷよぷよ!!クエスト」「モンスターギア」「オルタンシア・サーガ −蒼の騎士団−」「戦の海賊」「夢色キャスト」など,まさにLINE GAMEが拡充を目指すミッドコアのラインナップを同社が擁しているところが大きいとのこと。

 両社の協業による第1弾タイトルが。“運命と出逢う共闘RPG”をうたう「フォルティシア」だ。こちらは,2015年内に配信予定で,基本プレイ無料(※アプリ内課金あり)でサービスされる。
 LINE GAMEでは,今まで「親しい人と遊ぶ」というアプローチで多くのユーザーを獲得してきたが,「フォルティシア」でもそのアプローチは継続して行う予定とのこと。

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セガゲームス セガネットワークスカンパニーCOO 岩城 農氏
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 次に,セガゲームス セガネットワークスカンパニーCOOの岩城 農氏が登壇し,今回の取り組みに関してスピーチを行った。
 岩城氏は,近年のネイティブアプリのマーケットは非常に競争が激しくなっていて,良質なゲームをユーザーに届けていくことには苦悩しているとコメント。そのような状況の中で,LINEとの協業という機会を得られたことは非常に貴重であると述べた。
 ちなみに,この協業はLINEから提案されたそうで,その後はとんとん拍子で決まっていったとのこと。第1弾タイトルについても,候補をいくつかLINEに提示したところ,満場一致ですぐ「フォルティシア」に決まったと話していた。
 岩城氏は,「フォルティシア」を皮切りにプロジェクトをしっかり成功させ,第2弾,3弾に続けていきたいと意気込みを語り,スピーチを締めくくった。

セガゲームス「フォルティシア」開発プロデューサーの菅野顕二氏
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 ここで,「フォルティシア」開発プロデューサーであるセガゲームスの菅野顕二氏が登壇。プロモーションムービーの上映後,ゲーム概要の説明を行った。
 本作では,主人公となる冒険者が,人の魂が宿る武器「フォルティス」達と出会い,共に戦い,成長していく物語が描かれるとのこと。

 本作は,最大4人での協力プレイが可能なスマートフォン向けの3DアクションRPGで,家庭用ゲーム機と比較しても遜色のないアクション性の高さが最大のウリだという。
 とくにマルチプレイに非常に力を入れており,いつでも気軽に協力プレイが行えるよう,オートマッチング機能を搭載。プレイ中のマルチクエストに途中から乱入できるなど,待ち時間などのストレスを極力減らすよう取り組んでいるとのこと。もちろん,フレンドなどプレイヤー固定でマルチプレイを行うことも可能だという。

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 また,1人でも楽しめるようにストーリーにも注力している。フォルティスとの出会いやその運命を描いたクエストなど,キャラクターの魅力を掘り下げる要素も用意されているとのこと。

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 本日から事前登録受付が開始され,登録者にはゲーム内で使えるアイテム「レアストーン」が25個がプレゼントされる。また,SR装備が当たる事前ガチャも始まっている。

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「フォルティシア SEGA×LINE」事前登録ページ


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 発表会の最後には,舛田氏と岩城氏が再び登壇し,質疑応答が行われた。以下に本稿の締めとして,内容を絞って紹介しておく。

 舛田氏によれば,LINEがパブリッシャではない形でゲームに関わるのは初めてで,今回のマーケティングパートナーという手段は1つのチャレンジだという。
 LINEを活用するなど大がかりなものになるため,今回セガゲームスとパートナーシップを結んだが,そうそうパートナーを増やせるものではないとのこと。
 岩城氏は,LINEが抱えるユーザーは相当な数なので,そこにセガゲームスのタイトルを提供できるという機会に,大きな可能性を感じているとコメントしていた。

――マーケティングパートナーの具体的なメリット

 先に,今回の協業でLINEを活用するという話が出たが,具体的にはどのようなものか回答が得られた。
 枡田氏によれば,LINEプラットフォーム上からの送客や機能の提供が行われるとのこと。自社パブリッシングでは「LINEゲームらしさ」を重視していたが,「フォルティシア」では企画・開発から運営までセガゲームスが行い,LINEはいわば裏方としてそれを支える形になるとのこと。

――セガゲームス側がLINEとの協業で配慮した部分

 岩城氏は,「ゲームの原体験が少ない」ユーザーに対しても,分かりやすくかつ奥深さと世界観を兼ね備えたタイトルを提供していくことが重要だとコメント。そのため「フォルティシア」では,共闘という部分をいかに分かりやすく実現するかに注力しているという。
 また,LINE GAMEでユーザーに訴求するには,1000万ダウンロードを超えることが一つの基準になると話していた。

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「フォルティシア SEGA×LINE」公式サイト

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