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「オーバーウォッチ」のメディア体験会で,ロボに爆弾魔,そして癒しの天使など,個性がぶつかり合う対戦を楽しんできた
「オーバーウォッチ」公式サイト
「オーバーウォッチ」は「Diablo」シリーズや「Hearthstone: Heroes of Warcraft」などの作品で知られる,Blizzard Entertainmentが開発した作品で,個性的なキャラクター達がチームを組んで敵と戦っていくチーム対戦がメインとなるFPSだ。
体験会に用意されたバージョンはもちろん日本語版で,吹き替えの声もキャラクターのイメージによく合っていた。試合中,「前方に敵のタレットがある」「敵を倒した」など,ボイスで状況を伝えてくれるのだが,日本語だけに非常に分かりやすい。また,1マッチ10分前後とテンポも良く,1試合が終わったらすぐに次の試合に挑戦したくなる,といった中毒性も感じられた。
ゲームの詳細については,3月5日に掲載したインプレッション記事などを参照してほしいが,今回の体験会で強く感じられたのが,「登場するキャラクターの個性が尖っており,シンプルな操作で個性を活かした立ち回りができる」点だ。
例えば「D.Va.」はパワードスーツのような機械「MEKA」に乗り込んだ少女で,普段はMEKAが装備するパワフルな「フュージョン・キャノン」や,正面からの攻撃を防御する「ディフェンスマトリックス」などのアビリティ(各キャラクターが持つスキル)を駆使するのだが,MEKAの耐久力が尽きるとD.Vaは自動的に緊急脱出する。生身のD.Vaは貧弱な「ライトガン」しか使えないが,「アルティメット」(ゲージを溜めて使う究極スキル)でMEKAを再召喚できるので,がんばって生き残りたい。
「ジャンクラット」もなかなか強烈なキャラクターだ。放物線を描いて飛ぶ「フラグ・ランチャー」はうまく使えば障害物の向こうの敵を攻撃できるうえ,相手の動きを止める罠「スティール・トラップ」や,任意で起爆させられる地雷「コンカッションマイン」を仕掛けまくるなど,かなりイヤらしい攻めが楽しめる。
ジャンクラットのアルティメットである「RIPタイヤ」は,自分が背負っているトゲつきのタイヤをリモート操作するというもので,敵の中で自爆させれば,一気に複数を倒せると,かなりの尖りっぷり。コンカッションマインの上に乗った状態で起爆させれば,爆発の勢いで大ジャンプできるという小技もあるなど,意表を突きまくりだ。
サポート系が好きな人には,「マーシー」がオススメ。手にした「カデュケウス・スタッフ」から放たれるビームは,仲間の体力を回復したり,攻撃力をアップさせることができる。戦っている味方の後方からビームを当て続け,自分自身はやられないように立ち回りたい。
もちろん,敵チームにマーシーがいた場合は,優先して狙う必要がある。アルティメットの「リザレクト」は,倒れた仲間を復活させるもので,激戦の最中に使えば効果は抜群だ。
このほか,巨大なハンマーで戦う「ラインハルト」や,自分の時間を巻き戻せる「トレーサー」,「オーブ」を敵味方に貼り付けてデバフや治療を行う「ゼニヤッタ」など,個性豊かなキャラクターが揃っており,「仕事でなければずっとプレイし続けていたい!」と思えるほどの楽しさだった。ムービーを見て気になった人は,5月24日の発売日を待とう。
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