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  • 発売日:2016/10/27
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「マフィアIII」,これまで分かっていることのまとめ。異色の主人公,エキゾチックな舞台,そしてアメリカが狂乱した1968年が選ばれた意味
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印刷2016/09/07 11:46

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「マフィアIII」,これまで分かっていることのまとめ。異色の主人公,エキゾチックな舞台,そしてアメリカが狂乱した1968年が選ばれた意味

 2002年にPC版がリリースされたオープンワールドのクライムアクション,「マフィア」。開発したのはチェコのIllusion Softworks(2008年に2K Czechへ改称)で,禁酒法が施行された1930年代のアメリカを舞台に,心ならずもマフィアのメンバーとなったタクシー運転手,トーマス(トミー)・アンジェロの出世と没落を描くクライムアクションだった。
 ゲームの舞台となる架空の都市,ロスト・ヘブンは,20km四方という,当時としては広大な領域が緻密に作り込まれたオープンワールドで,プレイヤーは街を自由に行き来してミッションをこなすとことになる。

マフィア III

「マフィア III」公式サイト


「マフィア」(2002年)
マフィア III
マフィア III
 2002年といえば,前年にPlayStation 2版がリリースされてメガヒットとなった「Grand Theft Auto III」のPC版がリリースされた年だ。同じオープンワールドもので同じクライムアクションということで,何かと比較されたような気がするが,個人的には,似たシステムを使いながらも,狙いはまったく異なっていたという印象だ。リバティーシティの自由なアクティビティを追求したGTAに対して,「マフィア」はあくまで多数のキャラクターが織りなす重厚なストーリー展開に重点が置かれており,プレイ感はまったく異なっていた。

 初代「Mafia」のゲームとしての難度は高く,撃ち合いの場面ではトライアル&エラーを繰り返す必要があった。また,なりゆきで参加することになるレースシーンはクリア不可能ではないかと思うほどの難しさで,のちに簡単になる修正がパッチで入っている。最近のゲームのような親切さもあまりなく,ミッションによっては,何をどうすればいいのか分からないモノもあった。

マフィア III

 開発は何度も遅延し,ゲームの中身は荒削りで,バグも少なくなかったが,それでもプレイを続けてしまう妙な迫力というか魅力を持っており,最後までプレイし続けた。困難なミッションをなんとか終え,家に帰るために車に乗り,夕暮れの海岸通りをカーラジオから流れてくるスイングジャズを聞きながら走っていると,まさにゲームの世界に生きているような気持ちになれたものだ(たぶん,思い出補正を含む)。


「マフィアIII」,その時代と場所


「マフィアIII」のリードライター,ビル・ハームズ(Bill Harms)氏
 すっかり前置きが長くなってしまったが,そんな「マフィア」の登場から14年が経つ2016年10月7日(日本では10月27日),シリーズ最新作となる「マフィアIII」PC/PlayStation 4/Xbox One)がリリースされる予定だ。開発は2K Czechから,2Kが2014年に設立したスタジオ,Hangar 13に移り,本作は彼らの最初の作品だ。
 ともあれ,「マフィア」の熱烈なファンだった筆者はこの「マフィアIII」に対して割と期待感を高めている。ドイツ・ケルンで開催されたgamescom 2016では,プレイシーンを収めたムービーが公開され,合わせて本作のリードライターを務めるビル・ハームズ(Bill Harms)氏に話を聞くこともできた。そこで,新たなスクリーンショットや情報を含め,現在までに分かっていることを簡単にまとめてみた。

「マフィアIII」の舞台となる架空の都市,ニューボルドー
マフィア III

 2010年の続編「マフィアII」は,第二次世界大戦終了後の1940年代後半から1950年代前半が描かれ,第一弾と同様,長い期間にわたる主人公の姿を追ったが,最新作の「マフィアIII」では1968年という特定の年が選ばれている。主人公となるリンカーン・クレイは黒人(片親は白人)で,ベトナム戦争の帰還兵だ。ベトナムでは,精強な特殊部隊に属していたという。
 中折れ帽に三つ揃いのスーツを着込んだダンディなトミーから「マフィアII」のヴィト・スカレッタへの引き継ぎはある意味,順当だったが,クレイはかなり異色。彼はマフィアではないし,マフィアにもならないのだ。
 ちなみにこのほかのメインキャラクターとしては,ハイチ人ギャングのカサンドラ,アイルランド人のバーク,そしてなんと,ヴィトが再びゲームに登場するという。彼らは,クレイの仲間だが,関係はそれほど単純ではない。

ニューボルドーのダウンタウン
マフィア III
街の南には広大な湿地帯が広がる。船での移動も可能だ
マフィア III マフィア III
フレンチクオーターをモデルにしたフレンチワード
マフィア III

 舞台となるのは,ニューオーリンズをモデルにしたアメリカ南部の架空の都市,ニューボルドー
 ハームズ氏は最新作の舞台にニューオーリンズを選んだ理由として,1800年以来,ニューオーリンズは組織犯罪にからんだ長い歴史を持っているからと述べた。ニューオーリンズの人が聞いたら穏やかではないかもしれないが,例えばハームズ氏が友達に「今度,ニューオーリンズを舞台にしたクライムアクションを作るよ」と言えば,「いいねえ,期待しているよ」と答えるだろうとのこと。多くのアメリカ人にとって,フランスとアフリカ,中南米などが入り交じる猥雑な文化を持つニューオーリンズは,そういうイメージの街らしい。
 もちろん,ニューボルドーはニューオーリンズをそのままなぞっているわけではなく,あくまでもイメージソースであり,誇張されている部分も当然だが多い。

主人公のリンカーン・クレイ。歴代主人公のうち,もっともワイルドな雰囲気を漂わせている
マフィア III

 そして,背景となる1968年はアメリカにとって狂乱の年だった。キング牧師の暗殺,ロバート・ケネディ上院議員の暗殺,またベトナムではテト攻勢とソンミ村虐殺事件が起き,学生を中心とした反戦運動が高まりを見せるなど,超大国として我が世の春を謳歌していたアメリカの政治的,社会的な転換期だった。ちなみに翌1969年8月,アメリカは人類を月に送り込んでいる。
 そんな時代を再現するため,音楽も配慮されている。フレンチクオーターをモデルにしたフレンチワードにはバーが建ち並び,「マフィア」を思い出させるジャズの音色が響いてくるほか,ラジオからは1960年代のオールディーズが流れてくる。ローリング・ストーンズ,CCR(クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル),ジョニー・キャッシュなど,100曲以上のライセンスを取得したとのこと。
 現行のコンシューマ機をターゲットにしたハイレベルなグラフィックスとこだわりのサウンドが,プレイヤーをこの特別な場所と時間に誘うのだ。

マフィア III

 そんなニューボルドーの街は,商業地区であるダウンタウンや高級住宅街,さらに貧困者の多い地区など,10のエリアに分かれているという。それぞれの地区には表の顔だけでなく,犯罪組織が支配する裏の顔があり,例えばダウンタウンなら詐欺や恐喝,街の南に広がる湿地帯の近くにはヘロインの秘密工場があり,フレンチワードでは売春やドラッグの密売などが行われている。

マフィア III


「マフィアIII」は復讐の物語


 ベトナムから帰国したクレイは,それまで育ったニューボルドーの黒人犯罪組織に戻ったが,ある日,ジョルジ・マルカーノというマフィアと共に銀行強盗を働くように命じられる。強盗はうまくいき,クレイは山分けした大金を持ち帰るが,その後,マフィアの襲撃にあって,仲間は皆殺しにされてしまう。ジョルジの父親,サル・マルカーノはニューボルドーのマフィアを支配する大物で,強盗で得られた大金を独り占めしようとしたのだ。バラード神父に助けられ,襲撃を辛くも生き延びたクレイは,マルカーノ ファミリーへの復讐を誓う,というのが物語の基本だ。「マフィアIII」は,復讐の物語であり,マフィアはここでは強力な敵としてプレイヤーの前に立ちはだかる。
 考えてみると,シリーズ全作をとおして,マフィアは結局,悪の組織として描かれており,本作はそれを前面に押し出した形だ。「タイトルがマフィアなのに,主人公はマフィアじゃない」なんて思ってはいけないのね。

仲間達。クレイとヴィト
マフィア III
マフィア III
クレイとバーク
マフィア III
クレイとカサンドラ

ベトナム時代からの知り合い,ドノヴァン
マフィア III
 さて,復讐のためにやるべきは,ミッションをこなして組織を作り上げ,それぞれの地域を自分のものにすること。ミッションはさまざまなものがあるようだが,8月18日に掲載した記事でお伝えしたように, おおむね血なまぐさいものになるようだ。敵を壁や床に押しつけ,頭にショットガンの銃口を当てて引き金を引くという処刑スタイルのフィニッシュムーブが印象的だが,こうしたランボースタイルだけでなく,人目を避けてミッションを遂行するステルスアクションも可能だという。
 アクションを助けてくれるアイテムもいろいろと用意されており,プレイヤーの望むどんなスタイルでもゲームを進められるとのこと。
 上記のように,クレイは高度な訓練を積んだ特殊部隊の隊員で,ベトナムで過酷な実戦経験も積んでいる。マフィアのチンピラなど,歯牙にもかけないわけだ。

ステルスでも正面攻撃でも,戦い方はプレイヤー次第
マフィア III
マフィア III

 デモプレイを見る限り,クレイ無双という雰囲気だったが,これはもちろんデモだからで,難度はいくつか用意されているとのこと。最近のゲームなので,「マフィア」のように,泣きながら何回もやり直すようなことはないだろうと思う。ないといいな。

マフィア III
マフィア III マフィア III
バイオレンス描写はキツめで,流血量は多い
マフィア III

 地域を支配下に置いたら,新たなフィーチャーである「シットダウン」を行って,3人のアンダーボス,カサンドラ,バーク,そしてヴィトのいずれかにその地域を任せることになるが,ここが,本作の最も戦略的な部分だ。3人それぞれにメリットがあり,さらに,例えばカサンドラとヴィトが憎み合っているといった人間関係がある。
 6月17日に掲載したE3 2016レポートでは,ヴィトをフレンチワードのボスに選んだところ,バークが怒り出して組織を抜け,それに対してクレイが制裁を行うという場面が公開された。可能であれば,3人がもめ事を起こさないようにうまく采配していくのが理想だが,そこはプレイヤー次第だ。ヴィトをひいきして,残りの2人を組織から追い出すように仕向けてもかまわないが,その場合,彼らにまつわるミッションは消滅する。

シットダウンで,縄張りを誰に任せるかを決める
マフィア III

 「マフィアIII」には基本となる物語が一つあるが,このように,ゲームの状況はプレイヤーごとに異なる。オープンワールドでありながらストーリー主体のゲームという,難しいさじ加減を要求されそうなシステムだが,プレイヤーのさまざまな選択によって物語が変化し,ミッションを進めることでそれが一点に収束する。そして,それを繰り返すことでゲームが進んでいく,とハームズ氏は述べている。ちょっと分かりにくいが,そういう感じらしい。
 もちろん,クレイの目的はあくまでもマルカーノファミリーの殲滅にあり,物語がそこからブレることはないとのことだ。

マフィア III
マフィア III マフィア III
マフィア III

 シリーズ従来作同様,車も重要な要素だ。実車をモデリングしたものはなく,すべて架空の車だが,1960年代を象徴するようなアメリカンマッスルカーが多数登場し,1968年の映画「ブリット」を思わせるカーアクション満載のミッションもある。また,車をカスタマイズすることも可能だ。
 ハームズ氏によれば,ゲームは10月7日(日本では10月27日)の発売に向けて,ほぼ完成し,現在はブラッシュアップ中とのこと。とはいえ,一部のメディアを除いて,まだ試遊も行われていない本作なので,さらにいろいろな情報が出てくる可能性も高い。14年の時を経て「マフィア」の興奮を再び味わえるのか,続報に期待したい。

マフィア III

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