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勇者ヤマダくん公式サイトへ
  • Onion Games
  • DMM.com
  • 発売日:2016/01/15
  • 価格:基本プレイ無料+アイテム課金
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「勇者ヤマダくん」には“良い音”を入れることにこだわった。「勇者ヤマダくん公式飲み会 〜音楽のゆうべ〜」をレポート
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印刷2016/05/16 14:33

イベント

「勇者ヤマダくん」には“良い音”を入れることにこだわった。「勇者ヤマダくん公式飲み会 〜音楽のゆうべ〜」をレポート

勇者ヤマダくん
 2016年5月14日,Onion Gamesは東京都内のロフトプラスワンで「勇者ヤマダくん公式飲み会 〜音楽のゆうべ〜」を開催した。これは,スマートフォン向けRPG「勇者ヤマダくん」iOS / Android)の音楽にスポットライトを当てたイベントだ。
 会場では,本作でディレクターを務めた木村祥朗氏が,同プロデューサーであるDMM.comの岡宮道生氏とともに,サウンドを担当した杉山圭一氏,主題歌「逆行人生」を歌うカオリーニョ藤原さん,そしてヤマダくんのボイス担当であるくんろくさん,女優・タレントの結さんらとトークを繰り広げた。本稿ではイベントの模様をレポートしよう。

会場のロフトプラスワンには多くのファンがつめかけ,ほぼ満員状態に
イベントでMCを務めたローリング内沢氏
「勇者ヤマダくん」好きのゲストとして招かれた結さん(写真左)とコットン太郎さん(写真右)

勇者ヤマダくん
ゲームにちなんだスペシャルメニューも提供された
勇者ヤマダくん
オリジナルグッズ「アスパラさんTシャツ」や,カオリーニョ藤原さんのCDも販売された

「勇者ヤマダくん」公式サイト



“良い音”を入れることにこだわった「勇者ヤマダくん」


勇者ヤマダくん
 勇者ヤマダくんは,大手ゲーム会社に在籍するものの出社拒否気味になっている「ヤマダくん」が,自作RPG世界の中で「勇者ヤマダくん」になって活躍するというゲームだ。「moon」や「チュウリップ」といった名作を手がけた木村氏がディレクターを務めることで話題となったほか,レトロゲームを思わせる曲にボイスを組み合わせた,懐かしくて笑える音楽も評価されている。
 2回めとなった公式飲み会は,ゲームを彩る音楽やボイスの制作秘話が披露された。

勇者ヤマダくん 勇者ヤマダくん

 まず木村氏は,「ゲームにおいて音は大事である」という信念から,勇者ヤマダくんでは“良い音”を入れることにこだわったと述べる。
 スマホ向けのゲームは,音を聞かずに遊ぶことが珍しくないこともあってか,ダウンロードする容量を削減すべく,音に対する配慮があまりなされないケースがあるそうだ。しかし,勇者ヤマダくんでは,たとえ容量が多くなっても“良い音”を入れていく姿勢を貫いたという。

勇者ヤマダくんでディレクターを務めたOnion Gamesの木村祥朗氏
同じくプロデューサーを務めたDMM.comの岡宮道生氏
「ドット絵職人」の倉島一幸氏
「ダンジョン職人」の池田トム氏
背景デザイナーの田崎リョウ氏
リードプログラマーの大久保タクマ氏

「勇者ヤマダくん」の音楽を担当した杉山圭一氏
 勇者ヤマダくんにおける音作りでは,木村氏と,音楽担当の杉山氏による妥協なきやり取りが繰り返されたとのこと。たとえば,ダンジョンスタート時のジングルは,レトロゲーム風の曲に鼻歌風のボーカル(ボイス)が乗ったものになっている。当初は曲だけだったものが,木村氏の「これでは面白くもなんともない」という意見により,ボーカルを入れることになった。
 もちろんただボーカルが入っているだけではなく,カッコよすぎず,かつ,笑いを狙っている感じがあからさまでもいけない……というのだから,木村氏の注文の厳しさがうかがえる。いくつも作り直して,自然に笑いを誘う現在のものになったそうだ。

 以上のように,ギャグの温度感については,笑えなくても,やり過ぎてもダメという高度なセンスが必要になるのだが,どういった判断を下すかは,協議制ではなく木村氏の感性に一任されていたそうだ。
 木村氏は,もの作りのうえで「お互いに遠慮することが一番マズイ」との考えを持っているそうだが,それでも,論理的ではなくセンス的な判断でダメ出しせざるを得ないことについては申し訳なく思っていると語っていた。


 そんなやりとりを経て作られた曲の中で,プロデューサーの岡宮氏は,アジャが登場した時にかかるBGMを一番のお気に入りに挙げる。「アジャ来た!」というシャウトが印象的だが,杉山氏によると,ゲームのために収録されたものではなく,「運命的な出会い」から生まれたのだという。
 ゲーム開発中に「アジャはインドから来た天才プログラマー」という設定を聞いた杉山氏は,インド映画などで使われるようなフリーの音声素材を集めていたところ,その中に「アジャ来た!」としか聞こえないものを見つけて,即座に採用を決定したそうだ。
 もちろん,こんな偶然が何度も続くわけはなく,先に述べたダンジョンスタート時のジングルなど,杉山氏が歌う機会が非常に多くなったそうだ。


ヤマダくんのボイスを演じるのは,役者経験のないサラリーマン


ヤマダくんの声を演じたくんろくさん
 本作で,作品の世界観を表現するのに大きな役割を果たしているのが,主人公であるヤマダくんのボイスだ。彼の声を演じたくんろくさんを交えて,収録秘話が明らかにされた。

 くんろくさんは,杉山氏とは古くからの知り合いである,役者経験のない普通のサラリーマンだ。ヤマダくんのキャスティングが難航して困った杉山氏が,「36歳のサラリーマンっぽくってダメな感じの声の人はいないか」と探したところ,浮上したのが高校で同級生だったくんろくさんだったという。ゲームの主役ともなれば,役者の知名度やマーケティングなど,さまざまな要素を考慮してキャスティングするだろうが,本作においては「ヤマダっぽいか否か」という一点だけが選考の基準になったとのこと。


 イメージどおりの声ということでヤマダくん役を射止めた(?)くんろくさん。仕事を終えてから収録に臨み,現場では木村氏や杉山氏の指示をこなす役者魂を見せたそうだ。その姿勢を木村氏は「注文への対応力がすごく,過去に演劇をやっていた人なのではないかと思った」「“ヤマダくんの声を演じる才能”がある人だ」と絶賛していた。
 主人公を演じたくんろくさんは,ゲームで自分の声を聞いてみて不思議な気持ちがしたという。知り合いにも勧めてみたところ「お前の声が聞こえてくるところは飛ばしてもいいか?」と,にべもなく言われたそうだ。

勇者ヤマダくんの主題歌「逆行人生」を歌う,シンガーのカオリーニョ藤原さん
 続いて,勇者ヤマダくんの主題歌「逆行人生」に話題が移る。この楽曲は,関西を中心に活動するシンガーのカオリーニョ藤原さんが歌っているのだが,木村氏によると,カオリーニョさんのCDを聞いたことをきっかけに起用を決めたのだそうだ。とくに「逆行人生」の歌詞に強い感銘を受けたとのこと。ちなみに,オファーすべくライブ会場に足を運んで実際に会ってみたところ,感動の念が深すぎて話しかけることさえ難しかったと,当時を振り返っていた。
 木村氏は,楽曲使用の交渉を進める過程を「恋のようなもの」だと表現した。尊敬するカオリーニョさんに嫌われたくないのはもちろん,ゲームに偏見を持っている人もいることから,「どうすれば理解を得られるのか」と悩みながらアプローチしていったというから,いかに木村氏がカオリーニョさんに惚れ込んだかがうかがえるだろう。

 会場ではカオリーニョさんと杉山氏がスペシャルユニットを組み,舞台上で「逆行人生」などの曲を披露。サビでは観客も一緒になって歌うなど,アットホームな空間を生み出した。


 また今後の展開として,勇者ヤマダくんのサントラCDの企画が進行中であることと,かねてから予告されていた,植松伸夫氏THELONIOUS MONKEESの楽曲が使用されたダンジョンの実装が近づいていることが明らかにされた。詳細についてはあらためて発表されるとのことで,続報を待ちたいところだ。
 最後に木村氏は,「勇者ヤマダくんは配信して終わりという作品ではありません。皆さんの意見を取りいれて,もっと良いものにしたいと考えていますので,一緒にゲームを遊んでいってほしいです」と,ファン達に熱いメッセージを送り,イベントを締めくくった。

「勇者ヤマダくん」ダウンロードページ

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