Creative Assemblyが「Total War: WARHAMMER」を正式に制作発表。シリーズ初のファンタジー世界で壮大なバトルが繰り広げられる

　SEGAとCreative Assemblyは，「Total War」シリーズの最新作となる「Total War: WARHAMMER」の制作を正式発表し，合わせて最新トレイラーを公開した。これまで，史実を題材に壮大な国家や部族間抗争を描いてきた「Total War」シリーズだが，本作はドラゴンが飛び，魔法が大地を揺るがすファンタジー世界が描かれる。

「Total War」シリーズ公式サイト

　タイトルからも分かるように，「Total War: WARHAMMER」は，ミニチュアを使って楽しむボードゲームとして世界的に人気のある「ウォーハンマー」を題材にしたもので，Creative Assemblyと「ウォーハンマー」シリーズを制作するGames Workshopとのコラボによって実現したタイトルだ。3月11日に掲載した記事でもお伝えしたとおり，「Total War」シリーズ15周年を記念するトレイラーの最後にも思わせぶりなモンスターの咆哮が収められており，歴史モノとは違う「Total War」の存在が，これまでにも何度か噂になってきた。
　ゲームでは，エンパイアとケイオスを中心としたさまざまな勢力が入り乱れる“オールドワールド”を舞台に，数千単位のユニットが激突するという「Total War」シリーズならではの戦いが描かれることになるようだ。


　イギリスのゲームメディアであるVideoGamer.comの記事によれば，「Total War: WARHAMMER」では，グリーンスキンとエンパイア，ドワーフ，そしてヴァンパイア・コートの4勢力のみがプレイアブルとなるという。

　公開されたトレイラーからは，愛鳥グリフォンを従えるエンパイア勢力の稀代の名君，カール・フランツや，アンデッド（ヴァンパイア）のヴラド・フォン・カーシュタインと思われる人物がフィーチャーされてることが分かるが，ここにケイオスがどのような形で絡んでくるのかも楽しみなところだろう。三部作の第1弾としてリリースされる予定とのことで，ストーリー展開にも注目できそうだ。