お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
2ラウンド制へ生まれ変わった「スクール オブ ラグナロク」第2回ロケーションテスト初日レポート。柴 貴正氏へのインタビューも掲載
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2015/06/12 15:59

イベント

2ラウンド制へ生まれ変わった「スクール オブ ラグナロク」第2回ロケーションテスト初日レポート。柴 貴正氏へのインタビューも掲載

画像集 No.001のサムネイル画像 / 2ラウンド制へ生まれ変わった「スクール オブ ラグナロク」第2回ロケーションテスト初日レポート。柴 貴正氏へのインタビューも掲載
 スクウェア・エニックスは本日(2015年6月12日),同社のアーケード向け新作タイトル「スクール オブ ラグナロク」第2回ロケーションテストを,全国4か所のアミューズメント施設で開始した。

 今回のロケテストで使用されるバージョンは,ゲーム画面の表示情報や対戦ルールなどのシステム調整に加えて,新たな学園神「エマ」「戦極丸」といった新キャラクターが実装されている。これまでにもロケテスト大会が開かれるなど,対戦に焦点が当てられた作品だけに,新キャラクターの性能が気になっている人も多いだろう。

 本稿では,そんな本作のロケテスト初日を迎えたAMサントロペ池袋の様子をお伝えしていこう。記事の最後には,本作プロデューサーの柴 貴正氏へのインタビューも掲載する。

■関連記事:

「スクール オブ ラグナロク」公式サイト



 平日のうえ,朝からの雨という悪条件にも関わらず,ロケテスト会場には開店直後から多くのプレイヤーがつめかけた。会場でもっとも注目を集めていたのは,やはり2体の新たな学園神だろう。朝早くから会場に足を運んでいた人の中には,早々に新たな学園神の性能を調べあげて,コンボを考えているプレイヤーも見受けられた。

画像集 No.002のサムネイル画像 / 2ラウンド制へ生まれ変わった「スクール オブ ラグナロク」第2回ロケーションテスト初日レポート。柴 貴正氏へのインタビューも掲載

 筆者も少しだけゲームに触れたので,今回から登場した新要素の感触について簡単にお伝えしていこう。

 何よりも最初に感じたのは,UIの大幅な変化によるゲームプレイの快適化だ。ミニマップが右下に配置され,その隣に“現在学園神に出している指示”が表示されているので,状況把握が非常に楽になった印象だ。
 また,2本先取3ラウンド制が導入されたこともあり,テンポよく対戦をこなせるようになっている。ラウンドの移行時,ラウンドを落とした側(敗北側)だけが学征服を変更できるという部分も,本作の駆け引きをより深いものにしている。

 なお,これはゲーム部分以外の要素ではあるが,ゲーム開始時のクレジット方式がチケット制に変更されていた。これに関しては,後に掲載するインタビューで解説されているので,興味のある人はそちらを確認してほしい。

画像集 No.003のサムネイル画像 / 2ラウンド制へ生まれ変わった「スクール オブ ラグナロク」第2回ロケーションテスト初日レポート。柴 貴正氏へのインタビューも掲載 画像集 No.004のサムネイル画像 / 2ラウンド制へ生まれ変わった「スクール オブ ラグナロク」第2回ロケーションテスト初日レポート。柴 貴正氏へのインタビューも掲載

 続いては,新たな学園神のプレイフィールについて触れておこう。

 まずは,刀を振るうスピード型の学園神「戦極丸」。空中に攻撃判定を一定時間残すレバー前必殺技や,空中から急降下できるジャンプ必殺技など,使い勝手の良い技が揃っており,ガンガン距離を詰めて戦える。近距離の読み合いでは,相手の攻撃を受け止めて反撃できるレバー下必殺技が強く,うまく使えば相手を封殺できるのも大きな強みだ。
 プレイヤー本体と学園神の移動速度が早く,チャージ射撃の威力も高いため,初めて触れた筆者もすぐ操作に慣れた。直感的に操作できるので,今回のロケテストで本作に初めて触れるプレイヤーは,戦極丸を選んでみるのもいいかもしれない。

 一方の「エマ」は,装備した巨大なグローブを用いて戦う圧殺型のパワーファイターだ。スーパーアーマー効果を持つ突進技を使って距離を詰め,ニュートラル必殺技やジャンプ必殺技などの“投げ必殺技”で,相手をダウンさせる戦い方を得意とする。ただし,基本的に技が大振りなので,ガードや回避をされた時のリスクは大きい。技の見た目は豪快だが,慎重な立ち回りが要求されるだろう。
 戦国丸とは対照的に,15分ほどのゲームプレイでは,各アクションの使い方を覚えるだけで手一杯だった。とはいえ,画面を制圧する神わざや,一撃で大きな威力を叩き出す投げ必殺技は大きな魅力だ。腕に覚えのあるプレイヤーは,ぜひ挑戦してほしい。

 なお,この2キャラクターについては,先に掲載された紹介動画でも性能を確認できる。ロケテストに参加する予定の人は,先にこちらをチェックしてから,対戦に臨むと良いかもしれない。




「スクールオブラグナロク」プロデューサー 柴 貴正氏インタビュー


4Gamer:
 ついに2回めのロケテストですね。前回からさまざまな要素が追加されていますが,これらの新要素はどういった意見を反映させたものなのでしょうか。

スクウェア・エニックス 柴 貴正氏
画像集 No.006のサムネイル画像 / 2ラウンド制へ生まれ変わった「スクール オブ ラグナロク」第2回ロケーションテスト初日レポート。柴 貴正氏へのインタビューも掲載
柴 貴正氏(以下,柴氏):
 いろいろなご意見をいただいて,さまざまな調整を加えましたが,とくにゲーム的に大きく変化したのは,1本勝負型から2ラウンド先取型への変更ですね。
 1vs.1ゲームの面白さは,やはり“深い駆け引き”の部分にあると考えています。でも,1本勝負だと勝負があっという間に終わってしまいますよね。お客さんからも「もっと駆け引きを楽しみたい」という声をいただいていたので,2ラウンド先取型を取り入れました。

4Gamer:
 なるほど。

柴氏:
 スクールオブラグナロク自体がかなり新しいゲームなので,どうしても最初はワケが分からないうちに負けちゃうことが,少なからずあると思います。それを緩和する意味でも,今回の変更は効果があると思っています。

4Gamer:
 かなりゲーム内カウントが短くなっていました。それに合わせて,ゲーム内のパラメータも変化しているのでしょうか。

柴氏:
 はい。以前は1回のバトルが長かったので,どうしても負けの流れを覆すのが難しかったんです。なので今回はラウンドを分けつつ,1回の対戦はもう少しコンパクトに収まるように仕上げています。

4Gamer:
 1回の攻撃がヒットした時の重みは,以前より格段に上がっていたように思えます。

柴氏:
 実際に攻撃の火力も全体的に上がっていて,それに合わせてゲーム自体のテンポもかなり速くなりました。

4Gamer:
 1プレイのゲーム時間はどの程度変化していますか?

柴氏:
 1ラウンドは以前の8割程度の長さになっています。それが300円で2セット(4から6ラウンド)遊べるので,時間比で言えばかなり長く楽しめる仕様になっていると思いますよ。

4Gamer:
 クレジットのシステムが変わって,チケット制となっていましたね。ゲームプレイの値段は相応に調整されているとのことですが,購入したチケットはゲーム以外にも使用できるのでしょうか。

柴氏:
 そうですね。今回は実装していませんが,正式稼働時にはアイテム交換などで使えるようにします。いろいろなカスタマイズを試してみたい人や,新しいスキルを手に入れたい人が使えるような仕組みです。

4Gamer:
 では,学園神についても教えてください。まずは戦極丸のコンセプトについてお話しいただけますか。

柴氏:
 みんな大好き,日本刀キャラですね。ザクザク斬れる爽快感と,使いやすさを意識しました。最初に触れる人も,かなり使いやすいと思いますよ。ただ攻撃が直線的なので,対策が進むとスキを晒しやすいキャラクターでもあります。うまいプレイヤーと戦うほど扱いが難しくなるので,頑張って使いこなしてほしいですね。

4Gamer:
 ありがとうございます。続いては,エマのコンセプトも教えてください。

柴氏:
 みんなみんな大好き,正統派の女性キャラです。今までの女性キャラが幼女と殺人鬼でしたから「お待たせしました」という感じですね。コンセプトはロボキャラなので,ロボットらしい動きを追求しています。
 あとは早見沙織さん(エマのCVを担当)の歌にも,ぜひ注目してください。作曲の岡部啓一さんも歌謡曲を作るのがすごく上手な方なので,本当に良いものに仕上がっています。“昭和歌謡の今風アレンジ”という感じで,開発チームの皆もエマのテーマばっかり歌っていますよ。

4Gamer:
 2回めのロケテストに臨むプレイヤーの皆さんに,お伝えすることはありますか?

柴氏:
 ここでお話ししたことはもちろん,アーティストさんの歌や,キャラクターにも注目してほしいと思います。そろそろ学園神も数が増えてきたので,キャラ愛を持って遊んでくれたら嬉しいですね。キャラクター相性も出てくる頃合いだと思うので,いろいろな学園神を遊んでみてください。

4Gamer:
 正式稼働後の“2000時間以内”に賞金大会が控えていますからね。皆さん,本気で挑んでくると思います。

柴氏:
 どう捉えられているかは分かりませんが,我々としては100万円の賞金大会も「とりあえずこれくらいの額」という感覚で設定しています。今後次第では,いろいろと発展もあると思いますよ。
 2000時間というのは,だいたい2か月半くらいです。そうなると,誰でもワンチャンスあります。1対1のゲームですから,この賞金は優勝者が独り占めできます。いろいろな要素をはらんだ総合格闘技みたいなゲームなので,頂点を目指す人にはぜひ頑張ってほしいと思います。

4Gamer:
ありがとうございました。


「スクール オブ ラグナロク」公式サイト

  • 関連タイトル:

    スクール オブ ラグナロク

  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:04月25日〜04月26日