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「積み木遊び」と「多様な人種による仕事」から新作「Wattam」が生まれた。高橋慶太氏による「BitSummit 7 Spirits」の基調講演をレポート
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印刷2019/06/01 21:21

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「積み木遊び」と「多様な人種による仕事」から新作「Wattam」が生まれた。高橋慶太氏による「BitSummit 7 Spirits」の基調講演をレポート

画像集 No.001のサムネイル画像 / 「積み木遊び」と「多様な人種による仕事」から新作「Wattam」が生まれた。高橋慶太氏による「BitSummit 7 Spirits」の基調講演をレポート
 京都府・みやこめっせで行われているインディーズゲームの祭典「BitSummit 7 Spirits」の初日である2019年6月1日に,基調講演「塊魂からWattamの開発へ,高橋さんの歩み方」が行われた。
 この講演には,個性的なゲームを作ってきた高橋慶太氏と,ソニー・インタラクティブエンタテインメント ワールドワイド・スタジオのプレジデントである吉田修平氏が登壇。高橋氏の,新作「Wattam」にかける思いを,吉田修平氏が聞くという形で進行した。本稿でその模様をレポートしよう。

左から,SIEワールドワイド・スタジオのプレジデントである吉田修平氏,「Wattam」を手がける高橋慶太氏
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 謎の塊を転がし,街にあるさまざまなものを巻き込んで巨大化させていく「塊魂」や,不思議な生き物がひたすらに身体を伸ばす「のびのびBOY」といった作品で,多くのプレイヤーに強烈な印象を残した高橋氏。
 新作の「Wattam」は,可愛らしいキャラクターたちが爆発したり,手をつなぎつつ戯れたりして友達になっていく……という,なんとも高橋氏らしい内容となっている。


 高橋氏が「Wattam」の発想を得たのは,お子さんと積み木で遊んでいたときのことだという。積み木を組み上げては崩し,また組み上げては崩すお子さんに付き合っていた高橋氏だが,ふと「積み木の一つ一つにAIが内蔵されていて,勝手に組み上がったりしたくれないだろうか」と考えたのだという。そこに,氏が移住したバンクーバーで受けた衝撃が加わり,「Wattam」が生まれた。

 バンクーバーで高橋氏が目撃したのは,さまざまな人種の人々が集まり,力を合わせて仕事を成し遂げていく姿だ。一般的な日本の企業ではあまり見られない光景である。違いとは良いものだが,一方で世界では,宗教や人種などの違いによって争いが起こってしまっている……とも語った高橋氏。この一件以降「人種や言語の違いを乗り越えていく」ことが氏の中で大きなテーマになったそうだ。

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 吉田氏は「Wattam」を「デジタルトイのようだ」と評したが,高橋氏は「それは誤った認識。ゲームとオモチャの違いを自分ではカテゴライズできないし,したくない」と持論を語った。

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 さまざまなキャラクターたちが寄り集まり,組み体操のようにタワーを作るという,不思議な雰囲気をまとった「Wattam」。高橋氏の話を聞いて,なぜこのような内容になったのかを納得できたような気がした。
 積み木遊びと,さまざまな人種での仕事という,一見かけ離れた存在に思える2つが結びついてゲームが生まれるのだから,さすがは個性派クリエイターといったところだろう。最後に高橋氏は「(BitSummitに出展されている)デモは1時間くらいかかりますが,時間があれば遊んでみて下さい」と語り,基調講演を締めくくった。

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