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ハロー!Steam広場 第200回:見渡せど青い海,下を覗けば人食いザメ。イカダの上でサバイバル生活を送る「Raft」
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印刷2018/06/01 12:00

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ハロー!Steam広場 第200回:見渡せど青い海,下を覗けば人食いザメ。イカダの上でサバイバル生活を送る「Raft」

画像集 No.010のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第200回:見渡せど青い海,下を覗けば人食いザメ。イカダの上でサバイバル生活を送る「Raft」
「すちーむ」ってなぁに?というよい子のみんな集まれー! 「ハロー! Steam広場」は,PCゲームのダウンロード販売サイトSteamでリリースされた気になるタイトルやニュースを,筆者が独断と偏見でピックアップして紹介する,とっても有意義なコーナーだ。毎週欠かさずチェックすれば,遭難に備えて直腸での水分補給を練習するうちに何かに目覚める上級Steamerにジョブチェンジできるかも。

 ハロー!Steam広場 第200回()は,海洋を漂うイカダの上でサバイバルをする「Raft」を紹介しよう。辺り一面青い海,下を覗けば人食いザメという割と絶望的な状況下で,プレイヤーのサバイバル生活が始まる。オンライン協力プレイにも対応しているので,友達と一緒にイカダサバイバルにも挑戦してみよう。

※本連載において200回はキリ番と認めてもらえないため,通常どおり進行しています(´;ω;`)ブワッ。256回が次回のキリ番となる予定です

4Gamer公式キュレーター




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見渡せど青い海,下を覗けば人食いザメ。イカダの上でサバイバル生活を送る「Raft」


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 アーリーアクセスとは,開発途中のゲームを購入して,デバッガー兼プレイヤーとして参加できる,Steamの販売形態の1つだ。今回はスウェーデンのRedbeet Interactiveが開発する「Raft」を紹介しよう。

 本作は,海洋を漂う小さなイカダの上でサバイバルをするゲームだ。水もなければ食料の予備もなく,一匹のサメがイカダの周囲を常に遊泳しているという,割と絶望的な状況下で,プレイヤーのサバイバル生活がスタートする。
 プレイヤーが生き延びるための唯一の希望となるのは,木片やボトルといった漂流ごみなのだが,どういうわけかこの海洋には漂流ごみがやたらと多く,これをうまく回収していけば,サバイバル生活に役立つアイテムが作れる。とはいえ,イカダの近くに流れてこなければ回収できない。どうしたものか。

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 ここで重要になるのが,神(開発者)が唯一プレイヤーに与えてくださったアイテム「フック」である。要するに,遠くを漂っているごみをこれで引っかけ,うまく回収していくといった寸法だ。
 フックは,左クリックを押し続けてパワーを決め,放すとそのまま海に投げ込まれる。フックの部分が漂流ごみに当たると磁石のように引っ付くので,あとはそのまま左クリックで巻き取るだけだ。これが妙に面白く,なんだか縁日にあるミニゲームを思い出す。ほかのサバイバルゲームなら,木を切り倒したり岩を掘ったりすれば簡単に素材が手に入るが,本作ではこういった部分でプレイヤースキルが要求されるわけだ。

海の上から始まるサバイバルゲームはほかにもあるが,結局は近くの島に上陸してそこで素材を集めるといったものばかり。このゲームのように,漂流しているごみをフックで回収してクラフトするという流れはなかなかに斬新である
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 基本的に漂流ごみを集めていれば,食料の魚を釣るための釣り竿や,魚を焼くための調理台,海水を飲み水に変える浄水器など,サバイバル生活に必要な道具はすべて作れてしまう。余裕ができたらイカダに階段や屋根などを付けて改築したり,サメの襲撃に備えて槍を作ったりしていこう。

浄水器は,海水から発生した水蒸気が葉を伝って空のボトルに落ちる仕組み。リアルでも実践できそうな作りだ。ところで,コップを置いたら勝手に火が付いたのだが,どうやって付けたのだろうか
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新しいアイテムを開発できる研究机は,本作におけるやり込み要素の1つ。便利なアイテムを開発して生活を楽にしていこう
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 といった具合に漂流ごみが大きなポイントとなる本作だが,いくらフックを使った素材回収が斬新だとはいえ,それだけでは結局,慣れてきて作業になってしまうのが世の常である。
 この問題に対するスパイスとして,本作ではランダム生成される無人島と漂流船が用意されている。そこだけでしか入手できない希少素材の存在が,プレイヤーのモチベーションを大きく高めてくれるわけだ。

初めての無人島では探索に没頭しているうちにイカダが流され,島で短い生涯を終えることに。アンカーがあればしばらくは滞在できるので,余裕を見て作っておこう
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 もう1つ大きなポイントとなるのが,オンラインでの協力プレイだ。とくに本作では,行動できる範囲がイカダの上に限られているためか,ほかのプレイヤーの存在が大きい。ほかのサバイバルゲームでは,慣れてくると別行動をしがちになるが,このゲームではどこまで行っても同じスペースで共生していくわけで。

置かれたシチュエーションとは裏腹に,結構のんびりとしたゲームなので,友達としゃべりながら遊ぶのに向いているかも
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 また,協力プレイで得られる恩恵はなかなか大きい。漂流ごみの回収効率が上がるのはもちろんだが,ごみ回収係や食料調達係といった具合に分担して作業したり,島へ上陸時にイカダが流されないよう,片方がオールを使ってキープし続けたりと,できることがいろいろ増えるのだ。

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 ゲームのベース部分には可能性を感じる本作だが,まだアーリーアクセスが始まったばかりなので,底が見えてしまうのがけっこう早い。サバイバルゲームにおける底とは,すなわち生活の安定であり,このゲームでは意外と早く生活が安定してしまうので,割と早い段階で緊張感がなくなってしまうのだ。
 加えて,落水時に復帰するとき,プレイヤーとイカダの判定がおかしく,すんなりイカダに上がれないのもなんとかしてほしいところ。このあたりは今後のアップデートに期待したい。

それはそうと夕日が綺麗
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 ちょっとケチも付けたが,サバイバルゲームファンであれば十分に楽しめるゲームなので,興味のある人はぜひ海上でのイカダ生活に挑戦してみてほしい。



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