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アイ・オー,垂直144Hz対応で27インチのフルHD湾曲液晶ディスプレイを予告
アイ・オーによれば,2017年春に,ゲーマー向けディスプレイシリーズであるGIGA CRYSTAの新作としての市場投入を目指しているとのこと。価格は未定ながら,今のところは6〜7万円程度のあたりをターゲットにしているという。
そこでアイ・オー側に確認したところ,今後,GIGA CRYSTAというシリーズ名は,同社のゲームおよびマルチメディア用途を志向したコンシューマー向けディスプレイ製品に付けることになったそうだ。2010年に登場した映像処理技術を,2017年の製品でもそのまま使い続けるのは,さすがに無理があるということだろう。
27インチサイズでフルHD解像度くらいだと,わざわざ湾曲型を選択する必然性に乏しいのでは,という筆者の質問に対して,アイ・オーの担当者は,LCD-GC271XVVBを3台横に並べるという利用方法を訴求したいと説明していた。実際,イベント会場でもLCD-GC271XVVBを3台並べて,臨場感の高さをアピールする展示を行っていたほどだ。
アイ・オーによると,ディスプレイ1台だと,確かにそれほど大きな臨場感は得られない。しかし,3台を横に並べれば,大きな臨場感を得られるとのことだ。また,アスペクト比16:9のディスプレイを3台横に並べる構成は,ゲーム側でサポートしている事例が多いため,アスペクト比21:9のディスプレイを並べるよりも対応しやすいとしていた。
ゲーム用途における今日(こんにち)のトレンドは1枚の高解像度パネルへ移っており,だからこそ湾曲型では21:9アスペクトの高解像度モデルが注目を集めていたりするわけだが,「あえて」の仕様,そして提案が市場からどう受け入れられるかは気になるところだ。
なお,ビデオ入力インタフェースは,DisplayPort×1とHDMI×2(いずれもバージョン未公表)の3系統を背面に装備。そのほかに,3.5mmミニピンのライン出力端子と,ヘッドフォン出力端子も備えている。
ちなみにアイ・オーは同日付で,49インチサイズの4K液晶ディスプレイ「LCD-M4K491XDB」を2月下旬に発売することも発表している。とくにゲーマー向けの仕様はないが,オーバードライブ時の応答速度で4msを確保したそうなので,4Kテレビの代わりに据え置き型ゲーム機をつないで利用するのにも使えそうだ。
メーカー想定売価は9万9800円(税別)とのことなので,単純計算した税込価格は10万7784円となる。
アイ・オー・データ機器 公式Webサイト
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GigaCrysta
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