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HW短評:MSI「GTX 960 GAMING 2G」(1)
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印刷2015/01/29 00:00

テストレポート

HW短評:MSI「GTX 960 GAMING 2G」(1)

総試用時間:2時間
短評(2)

 4Gamerでは,新しく「HW短評」(ハードウェア短評)を始めます。これは,「テスターが,テストできたところまで」のインプレッションを簡潔にまとめた記事です。4Gamerのハードウェアレビューは,「大規模なテストを行い,結論まで導く」のをテーマとしていますが,HW短評では,その時点における総試用時間を示しつつ,「その時点でのテスト結果や使ってみた印象」をお伝えしていきます。テストの進行度合いに応じ,取り扱うハードウェアによっては複数回にわたって記事を掲載することもあり,最初の短評と使い続けた後の短評で,評価が180度変わることも起こり得ますので,この点は注意してください。
 また,テスト方法も,通常のレビュー時とは異なることがあります。「レビューの小型版」ではなく,「ライブ感を重視した,レビューとは異なる,新しい形の評価記事」を目指して試行錯誤していきますので,お気づきの点などがあれば,4Gamerの問い合わせフォームにある「記事について(掲載情報の間違いや修正依頼など)」から,遠慮なくご意見をお聞かせください。
 なお,ご好評いただいているハードウェアレビュー記事は,これまでどおり掲載していく予定です。

GTX 960 GAMING 2G
メーカー:MSI
問い合わせ先:MSIサポートページ
実勢価格:3万2500〜3万5000円程度(※2015年1月29日現在)
画像集 No.007のサムネイル画像 / HW短評:MSI「GTX 960 GAMING 2G」(1)
 MSIの「GTX 960 GAMING 2G」は,GPUに「GeForce GTX 960」を採用した同社オリジナルデザインのグラフィックスカードだ。GPUクーラーには「Twin Frozr V」を搭載。このTwin Frozr V」は,2基の100mm角相当のファンを備える点が外観上の特徴だが,そのファンは,1枚おきに羽根の中央部分から角度を変えることで,エアフローの効率化を図る「TORX FAN Technology」仕様なのもポイントといえる。

画像集 No.005のサムネイル画像 / HW短評:MSI「GTX 960 GAMING 2G」(1)
カード長は実測268mm(※突起部除く)だが,基板は253mmでGPUクーラーが後方にはみ出る格好となっている。垂直方向にもヒートパイプがブラケットから23mmほどはみ出ている
画像集 No.008のサムネイル画像 / HW短評:MSI「GTX 960 GAMING 2G」(1)
ディスプレイ出力は,Dual-Link DVI-I×1,HDMI(2.0,Type A)×1,DisplayPort(1.2)×3という構成だ

 Twin Frozr Vではさらに,GPUの温度が50℃以下ならファンを停止し,60℃を超えてようやく回転し始めるという「Zero Frozr Technology」を採用している。そのため,描画負荷が比較的低いタイトルでは,ゲーム側のグラフィックス設定で一定レベルを保ち,GPU温度を低めに保つことで,ファンを停止させたままプレイするといったことが可能となる。
 下に示したのは,カードに正対する形で30cm離れた地点にマイクを置き,アイドル状態で1分間放置してから「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」を実行したときのファンの動作音を録音したものとなる。開始から1分40秒後(※ベンチマーク実行から40秒後)まではファンが回らない。また,回り出した後の動作音もかなり静かだ。

GTX 960 GAMING 2GにおけるTwin Frozr Vの挙動


GPUクーラーのTwin Frozr Vを取り外したところ。Twin Frozr Vが径の異なる3本のヒートパイプを用いていることが分かる。また,基板はかなりスッキリした印象だ(※GPUクーラーを取り外すとメーカー保証は失われるので要注意)
画像集 No.011のサムネイル画像 / HW短評:MSI「GTX 960 GAMING 2G」(1)
 ちなみに,Twin Frozr Vを取り外してみると,ヒートパイプは6mm径が2本,8mm径が1本の計3本構成であることが確認できる。さらに基板に目を移すと,MSI独自の品質規格である「Military Class 4」準拠となる電源部は4+1フェーズ構成のようで,別途ヒートシンクが装着されていることも分かる。グラフィックスメモリにはヒートシンクが用意されていないため,その冷却はファンによるエアフローに頼ることになるのも確認できよう。

補助電源コネクタは8ピンを1基搭載。ただし,6ピン−8ピン変換コネクタが付属するため,必ずしも8ピンを備えた電源ユニットが必要というわけではない。ちなみに,6ピンケーブルを直に接続しても動作した
画像集 No.009のサムネイル画像 / HW短評:MSI「GTX 960 GAMING 2G」(1)
 カードは,「OC Mode」「Gaming Mode」「Silent Mode」といった3つの動作モードを持ち,付属のWindowsアプリケーションである「Gaming App」から簡単にモードを変更することができる。OC Modeではコアクロックが1216MHz,ブーストクロックが1279MHzまで動作クロックが引き上げられ,Gaming Modeでは順に1190MHz,1253MHzと若干控えめに,Silent Modeは順に1127MHz,1178Hzの定格動作となる。
 なお,どのモードでもメモリクロックは7010MHz相当で,リファレンス仕様そのままだった。

画像集 No.014のサムネイル画像 / HW短評:MSI「GTX 960 GAMING 2G」(1)
Gaming AppからOC Modeを選択すると,コアクロックは1367MHzまで上昇した。ちなみにGaming Appではファンの回転数を最大まで引き上げたり,MSIロゴのLEDの光り方を変更したりもできる
画像集 No.013のサムネイル画像 / HW短評:MSI「GTX 960 GAMING 2G」(1)
メモリチップにはSamsung Electronics製GDDR5「K4G41325FC-HC28」(7.0bps品)を搭載。メモリクロックは7010MHz相当なので,仕様上,マージンは用意されていないことになる

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MSIのGTX 960 GAMING 2G製品情報ページ


※HW短評に関する注意
  • HW短評は,各執筆者が,テスト経過時点でのインプレッションをまとめたものです。最終的な評価の掲載を目的とするわけではないため,次回以降のHW短評,もしくは別途掲載されるレビュー記事などとは異なる評価が掲載されることもあります
  • HW短評について,お気づきの点や,「こんな追加テストをしてほしい」という要望があれば,問い合わせフォームの「記事について(掲載情報の間違いや修正依頼など)」からお伝えいただければ幸いです。ただし,ご要望にお応えできない場合もありますので,この点はご容赦ください
  • 関連タイトル:

    G Series

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    GeForce GTX 900

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