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本格MOBAがタブレットとスマホで遊べる時代に! 国内での配信が始まった「Vainglory」日本上陸記念イベントをレポート
Vaingloryは,2014年9月に行われたAppleの発表会で披露され,iOS 8のグラフィックスAPI「Metal」に対応していることで注目を集めたタイトル。北米をはじめとする世界各国で配信が開始され,そのゲーム性も高く評価されている。
今回のイベントは,そんな本作の配信が日本でも開始されたことを記念して開かれたものだ。本稿でその模様をレポートしていこう。
「Vainglory」公式サイト
「Vainglory」App Storeページ
また,Kristian氏が強調していたことがある。それは,多くのモバイルゲームメーカーがマネタイズを重視している傾向がある中,SEMはコミュニティの形成を第一に考えているという点だ。コミュニティが形成されれば,収益は後からついてくるというスタンスを取っており,それは本作のビジネスモデルにも反映されていることだという。
Vaingloryでは,プレイヤー同士が3対3でリアルタイムに試合を繰り広げることになる。各プレイヤーは試合前に選んだヒーロー(プレイアブルキャラクター)を操作し,敵陣の奥地にある「ベインクリスタル」の破壊を目指す。
先にベインクリスタルを破壊したチームが勝利するが,そのためにはチームメイトとの協力が不可欠だ。雑魚モンスターを倒して経験値を得たり,ショップでアイテムを購入したりして,ヒーローを強化しながらゲームを進めていく。
要はPC用ゲーム「League of Legends」(LoL)に代表されるタイプのMOBAだが,タブレットやスマートフォンのユーザーに向けて,遊びやすく調整されているのがVaingloryの大きな特徴だ。たとえば,Vaingloryのマップはレーン1本とジャングルで構成されており,比較的シンプルである。だからといってMOBAとしての面白さがスポイルされていることはなく,このあたりの調整が実にウマいのだ。
なお筆者が何度か遊んでみたところ,1試合にかかる時間は約20〜30分といったところで,試合展開の内容自体はPC向けの本格的なMOBAと変わらない。LoLのコアプレイヤーでも抵抗なく遊べてしまうと思われる。
料金形態は基本プレイ無料のアプリ内課金制となっているが,いわゆる“Pay to Win”のマネタイズではない。試合を繰り返すと貯まっていくゲーム内マネーでヒーローがアンロックできるが,お金を使うとこれを即座に行えるという仕組みである。また,定期的に無料で使えるヒーローが更新されるため,必ずしもアンロックが必要というわけでもない。
アップデートは毎月1回が予定されており,次回のアップデートではチャット機能が搭載されるそうだ。ただし,その段階ではローマ字入力のみとなり,日本語入力は追って対応する予定とのこと。現時点では,試合中における仲間とのコミュニケーションは,エモーションを使って行う必要がある。
より詳しいゲームシステムに関しては,後日掲載する予定のプレイレポートにてお伝えしたい。ちなみに本作はチュートリアルが充実しており,MOBA未経験者でも迷わずゲームを楽しめるはずだ。「Metal」のグラフィックスは大変キレイなので,そういう意味でも一度は遊んでみてほしいタイトルである。
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