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激ムズ難度はゲーマーへの挑戦状? Android向けハイスピードアクションパズル「Stop!」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第749回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
最近のスマホ向けパズルゲームでは,指一本で簡単操作という敷居の低さが今や基本となっているところがある。だが,絶妙なタイミングを求められたり,一瞬の判断ミスで即ゲームオーバーになったりと,実は難度の高いタイトルも多い。その緊張感で指が震えた経験がある人も多いのではないだろうか。
本日の連載で紹介する「Stop!」は,そんなスマホ向けアクションパズルの醍醐味を思う存分楽しめる作品だ。
ゲームのシステムは非常にシンプルでとっつきやすい。自動で縦方向にスクロールしていく画面内で,円形の自機を障害物にぶつからないように誘導しながら,「Clear!」と書かれた地点まで到達すればステージクリアとなる。
プレイヤーが操作するのは自機ではなく,ステージというのが本作のポイントだ。画面をタッチしている間はスクロールが止まり,指を離すと再びスクロールするのだが,スクロールを止めている間も障害物は動きを止めない。自機が障害物にぶつからないようタイミングを見計らって,先に進んでいくのである。
実際にプレイすると分かるのだが,序盤の10ステージ程度は障害物も少なめで,けっこう簡単にクリアできる。しかし,それ以降が本番で,自機が複数に増え,タイミングを計るのが一気に難しくなるのだ。もちろん1つでも障害物に触れればアウトである。
さらに先のステージでは,自機に回転が加わるようになる。障害物同様,スクロールを止めても自機がけっこうなスピードで動き続けるため,タイミングはかなりシビアだ。障害物の手前ギリギリで止められたと思ったら,自機が回転して障害物に突っ込んだ,なんてこともしょっちゅう起こる。一瞬の気の緩みがゲームオーバーにつながってしまうのだ。
ただ,コンティニュー回数に制限はないので,失敗しても同じステージの最初から何度でもプレイし直すことが可能だ。
難度が高い一方で,軽快な音楽にノッてリズミカルに難所を突破できたときは,かなりの爽快感と達成感が得られるのが本作最大の魅力。ムキになってコンティニューを繰り返し,気がついたらかなり時間が経っていることもしばしばあるほど,ゲームにのめり込ませてくれるのである。全100ステージをクリアするのは相当たいへんだと思うが,腕に覚えがある人は全クリアを目指してみてほしい。
著者紹介:カイゼルちくわ
ゲーム攻略記事を中心に活動するフリーライター。ゲーセンに寝泊まりしたいくらいのシューティング&ガンシューティング好きだが,家に帰ればパソコンのFPS(ファーストパーソンシューティング)も遊びたがる。アクションゲームとかわいいキャラにも目がない。
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