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  • 発売日:2014/07/25
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「白猫プロジェクト」はアプリではなく“ゲーム”。マフィア梶田が杉田智和さんに「アニゲラ」コラボの経緯などを直接聞いてみた
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印刷2015/10/29 14:30

インタビュー

「白猫プロジェクト」はアプリではなく“ゲーム”。マフィア梶田が杉田智和さんに「アニゲラ」コラボの経緯などを直接聞いてみた

 App StoreとGoogle Playストアのセールスランキングで,安定して上位に入り続ける「白猫プロジェクト」iOS / Android,以下白猫)。スタミナを廃したシステムの先駆けとも言えるタイトルで,「ぷにコン」と呼ばれる縦持ちを意識した操作システムは本作の代名詞だ。またここ最近では,「七つの大罪」「グリコ」「しょこたん」「ふなっしー」など,さまざまなコラボが盛んに行われており,その勢いは止まる所をしらない。

 そして2015年10月19日には,杉田智和さんのラジオ番組「杉田智和のアニゲラ!ディドゥーーン!!」とのコラボが開始された。4Gamerで連載を抱えるゲームライターのマフィア梶田が出演しているラジオ番組ということもあり,すでにご存じの読者も多いだろう。

白猫プロジェクト

 さて今回4Gamerでは,そんなコラボの発案者である杉田さんに話を聞く機会を設けてもらい,プライベートでも親交のあるマフィア梶田を向かわせた。経緯,内容,裏話,コラボの目玉であるドラゴンライダーの「アジルス」の情報に加え,まったく関係のない話まで飛び出てきてしまっているが,本稿を読んでもらえれば,杉田さんがどれだけ熱を込めたコラボ企画なのかが分かってもらえるはずだ。今回のコラボに期待している人や,杉田さんファンの人などは,ぜひとも最後まで読み進めてほしい。


「白猫プロジェクト」はアプリではなく“ゲーム”


マフィア梶田(以下,マフィア):
 本日はよろしくお願いします。今回,白猫とのコラボが始まりますが(※2015年9月25日収録),そもそも杉田さんが白猫を始めたキッカケはなんだったんですか?

白猫プロジェクト
杉田智和さん(以下,杉田さん):
 「イシュプール」(CV:杉田智和)として出演したことがキッカケだったかな。女性プレイヤーにも喜んでもらえるように,と説明を受けたんだけど,「それなら私ではなく,中村悠一さん福山 潤さんだと思います!」とお伝えしつつも引き受けたんだよね。

マフィア:
 またそんなこと言って(笑)。

杉田さん:
 まさか,後にその二人が「ゲオルグ」(CV:中村悠一)と「シャナオウ」(CV:福山 潤)として出演することになるとは思ってもみなかったけど。

マフィア:
 杉田さんは,出演依頼を受けた時点での白猫への印象はどうでした?

杉田さん:
 タイトルが変わってるなあと。最初は「ニンテン●ッグス」みたいに,動物を飼うゲームかと思ってたのよ。

マフィア:
 ということは,最初は何も知らなかったんですね。

杉田さん:
 うん,本当に知らなかった。

マフィア:
 その後,どのタイミングで具体的なゲーム内容を知ったんですか?

杉田さん:
 最初は収録現場でスタッフの人にゲームを見せてもらったところかな。その時,白猫について,昔のコンシューマゲームに例えたら,すごく共感してくれて。

マフィア:
 (笑)

杉田さん:
 話を聞くと,コロプラのスタッフの平均年齢が30歳くらいで,僕のちょっと下くらいだったんだよね。そりゃ話も合うわと。あと,今はアプリを開発しているけど,過去にコンシューマゲームの開発経験があって,根本的に「ゲームをしていて楽しい」という思考の元で開発しているって聞いて,白猫にすごい興味が沸いたのよ。

マフィア:
 なるほど。

※ゲーム画面は基本的に編集部の端末で撮影しております
白猫プロジェクト 白猫プロジェクト

杉田さん:
 「ゲーム」って,カセットを本体に挿したり,ROMを読み込んだりと,据え置き機を指すものだと思っていたから,基本的にスマホで遊ぶものは「アプリ」と呼んでたんだよね。

マフィア:
 ゲームというのは,いわゆるコンシューマやアーケードですね。

杉田さん:
 そうそう。で,実際に白猫を遊んでみたら,スマホで遊ぶものなのにアプリではなく「ゲーム」だなって思った。

マフィア:
 つまり,極めてコンシューマやアーケードに近いものであると?

杉田さん:
 そう,今まで自分が見てきたもの(アプリ)と違う,自分の中のデータにはない,いうなれば新手のスタンド使いが現れたような感覚。これにはかなりの衝撃を受けたよ。

マフィア:
 「ゲーム」だったから,始めてみようと思ったということですか?

杉田さん:
 アプリもたくさん遊ぶし,好きだけどね。

マフィア:
 そうした中でも白猫は「ゲーム」と呼びたいと。

杉田さん:
 そう,協力型のアクションゲームとしてかなり仕上がってる。


責任を感じさせないマルチプレイ


白猫プロジェクト
マフィア:
 具体的に,ほかのタイトルとは一線を画している部分はどこなのでしょう?

杉田さん:
 アクション性の高さかな。スキルを連打してれば勝てるわけではなく,ある程度のプレイヤースキルが要求されるんだよね。あと,ぷにコンも画期的で,操作する楽しさがある。

マフィア:
 アクション部分のバランスの取り方は絶妙ですね。

杉田さん:
 言ってしまえば,操作性の部分は結構高度なものを要求されるけど,すごく魅力的な部分だと思う。それに加えて,協力プレイだとまた違った楽しみ方ができる。

マフィア:
 このアクションゲームとしてのやり応えが,今までにない感じですね。

杉田さん:
 ちょっと脱線しちゃうけど,アーケードゲームの進化がどんどん早くなって,老化する肉体ではもうついていけなくなっちゃって,流行りの多人数参加型のタイトルとか,あんまりのめり込めなかったんだよね。

マフィア:
 協力型のタイトルには責任がつきまといますしね。

杉田さん:
 二丁拳銃を持って自分のプレイを晒すの恥ずかしいなーって思いながらも遊んでみたものの,長くは続かなかった……。実際,うまい人がやると本当にカッコイイんだけどね。僕には無理だった。

マフィア:
 人にはそれぞれ,得手不得手ありますから。

杉田さん:
 まあね。あとゲーセンで盗撮されて笑われたこともあったなあ。

マフィア:
 心ないヤツはそういうこともしますよね……。

杉田さん:
 何が言いたいかっていうと,白猫にも協力プレイがあるんだけど,協力プレイをしなくても1人だけで十分に楽しめるってこと。さらに言えば,協力プレイは協力プレイで別の面白さがあって,1人1人が大きな責任を負わされない。

マフィア:
 なるほど。

白猫プロジェクト 白猫プロジェクト

杉田さん:
 自分が今までプレイしてきたものって,完全に1人用,もしくは人と一緒にプレイしないと成立しない,っていうどちらかに寄ってたのよ。人と一緒じゃなきゃ成立しない方は責任が重くなりすぎて,ゲームというよりもゲームを介した自己顕示欲の張り合い,言うなれば人同士によるマウンティングみたいになってるんだ。

マフィア:
 アーケードの衰退につながった理由のひとつでもありますからね。

杉田さん:
 まあそうなんだよね……。

マフィア:
 白猫の協力プレイがすごく気軽なのは,責任が大きくないからですかね。

杉田さん:
 正直,白猫の協力プレイが気軽に楽しめる明確な理由は分からない。ただ,オンラインで遊んでいるのに,不快なことよりも楽しかったことの方が多いのは確かだね。

マフィア:
 それは素晴らしい。

杉田さん:
 印象的だったのは,「呪弓」イベントかな(※)。その時にオンラインで出会った人が思った以上にいい人達で……。そうすると自分もいい人になれるんだよね。

※2015年7月に実施されたイベント「太陽に弓を引く蛇」のことで,報酬として手に入る武器が「呪われし弓」だったことから,「呪弓」と呼ばれている。このイベントクエストは,アーチャーのみしか参加できず,ソロプレイでは1日に4回しか挑戦できないなど,制限が厳しかったこともあり,マルチプレイ推奨の高難度クエストとなっていた。また「呪われし弓」は,同クエストで手に入る素材を使って進化可能となっており,最終形態が非常に強力だったため,多くのプレイヤーが素材入手に向け,こぞってオンラインマルチに身を投じるキッカケにもなった。

マフィア:
 なるほど。

白猫プロジェクト
杉田さん:
 いい例なのが,僕の体操トレーナーの先生かな。自分はすぐに「呪弓」を完成させて,もうそのクエストに行く必要がないのに,まだクリアしていない人のためにわざわざルームを立てて募集してたんだよ。

マフィア:
 とくにメリットもないですよね。

杉田さん:
 そう,だから「そんなボランティアみたいなことして楽しいのか?」って素直に聞いたんだけど,「呪弓ができてない時にたくさんの人に協力してもらったので,自分も協力したいんです。それと自分が呪弓で戦っている姿が気持ちいいのも事実ですね」って言ってて。

マフィア:
 呪弓を見せつけるという点だと,PC向けのオンラインゲームでレア装備を着けて街のど真ん中で放置しておく感覚に近いかもしれないですね。

杉田さん:
 他者を助けるって部分であれば,某狩猟ゲームをひとしきりやりこんで,次の新作が出るまでほかのプレイヤーを助けてるっていう感覚に近しいのかもしれない。

マフィア:
 某狩猟ゲームは,1人でもかなりやり込めるというところも白猫と似ていますね。

杉田さん:
 あと,コミュニケーションツールとしても活躍してくれるとかね。


新しい敵が出てくると新しい戦い方が要求される


マフィア:
 そういった様々な魅力を持った白猫なんですけど,杉田さんは白猫のどこに惹かれたのでしょうか?

杉田さん:
 一番惹かれた部分は……短い時間で遊んでもちゃんと結果が出ることかな。お風呂のお湯がいっぱいになるまで,腹筋が終わるまでとか。

マフィア:
 え,腹筋と並行して白猫やるんですか?(笑)

杉田さん:
 そう。ワンダーコ●スマートで腹筋を鍛えながらプレイしてる。

マフィア:
 ああ,TVCMでよく見かけるやつですね。

白猫プロジェクト
杉田さん:
 タイムアタックイベントってルーン集めが目的の場合,あんまり集中しなくていいから,ワンダー●アで筋トレしながらプレイできる。

マフィア:
 ワンダー●ア,ちょっと気になってたんですけど,実際どうなんですか?

杉田さん:
 あれはね,腰をやらないからすごくいいよ。床で腹筋すると腰にくるからさ。

マフィア:
 実際,効果出てます?

杉田さん:
 僕はかなり効いてる。

マフィア:
 んー……買おうかなあ……(笑)

杉田さん:
 買うならス●ートにしといた方がいいよ。通常版は大きすぎる。

マフィア:
 参考にします。では話を戻しまして。白猫は何かをしながらでも遊べて,それに結果も伴うという手軽さがポイントなんですね。

杉田さん:
 それもあるし,「変異種」(※)とかは,しっかりと味方同士で連携取らないとクリアが難しい内容になってるから,やり応えあるよ。

※高難度の協力クエスト「溟海より来襲せし変異種」のこと。敵を倒す順番が重要だったり,ボスのターゲットを取っている人とそうでない人で要求される動きが違ったりと,本格的な攻略が必要なクエストとして話題になった。

白猫プロジェクト 白猫プロジェクト

マフィア:
 戦略が必要になると,戦い方を知らない人がのけ者にされそうな気もします。

杉田さん:
 それがほとんど見かけなかったんだよね。高いプレイヤースキルを持った人がいると,連携を取らなくても何とかクリアできていたから,ステージのバランスが絶妙だったんだろうね。あと,スタミナがないっていうのも大きかったかも。

マフィア:
 確かに,失敗しても失うものがないのは大きいですね。

杉田さん:
 プレイの思い出では,「マッチョバード」っていう敵がいるんだけど,最初見た時はほんとトラウマになるかと思った。マッチョバードって出現した時は地面に埋まってるから全貌が見えなくて,近寄ったらいきなり奇声を発してキャラクターを状態異常にしてくるのよ。うまく近寄ったら近寄ったで,いきなり地面から飛び出てきて,ものすごい勢いでデンプシーロールかましてプレイヤーを瀕死にさせてくるし。

マフィア:
 連続攻撃系の敵って難度によって鬼のように強くなりますよね。

杉田さん:
 あと初めてガルーダが出てきた時も驚かされた。画面から消えたと思ったらいきなり突っ込んできて,ひとしきりその動作を繰り返した後に戻ってきたと思ったら大ダメージ与えられるし。あと,スキルに反応するマリオネットとか,マンティコアとかもかなり苦戦させられたね。ただ,新しい敵が出てくると新しい戦い方が要求されるってのは白猫の面白い部分だと思う。

マフィア:
 常に新鮮な気持ちで遊べますもんね。

白猫プロジェクト 白猫プロジェクト


自己防衛の方法は一緒になってはしゃがないこと



※このゲーム画面は杉田さんの端末で撮影したものです
白猫プロジェクト
杉田さん:
 ちょっと話は変わるけど,自分が演じてるキャラクター(イシュプール)を,一番最初の11連ガチャで引いたんだ。あと「キララ」(CV:高橋未奈美)もセットで出た。キャラクターを入手順に並べると……。ほら,「イシュプール」が先頭にきてるでしょ?

マフィア:
 おお,これは素晴らしい。運命を感じますね。

杉田さん:
 その後,「イシュプール」が魔道士だったこともあって,魔道士がもっと強くなる方法とか,プライベートで白猫のことを考えている時間が増えてね。ゲームをしてなくてもゲームのことを考えてる,これはハマってるなと(笑)。

マフィア:
 杉田さんは,もともとカードゲームとかでもデッキを組んでる時間を楽しむタイプなので,事前にいろいろと考えるというところでも,白猫との相性が良かったんでしょうね。

杉田さん:
 あとは,協力プレイが思った以上に責任を負わなくて済むことに魅力を感じた。

マフィア:
 白猫の協力プレイは,何故かギスギスしないですよね。人の集まりもいいですし。

杉田さん:
 そうだね。僕は責任を負いたくないし,それ以上に押しつけたくない。あと,悪ノリを一緒になってしゃがないっていうのも気をつけてる。

マフィア:
 はしゃがない?

杉田さん:
 Twitterとかで「課金ガチャの結果はよ」とか,課金を強要する表現を見かけることがあるんだけど,それは違う気がする。

マフィア:
 課金は,個人の勝手ですしね(笑)。ただ,ガチャの結果は人に見せた方が面白いというのも事実ですね。

杉田さん:
 まあね。ただ,強要はよくない。

マフィア:
 ですね。文句言うのは違いますし。ガチャして「イイの出た!嬉しい!」っていうのはいいと思います。

白猫プロジェクト 白猫プロジェクト

杉田さん:
 報告は全然いいよね。ただ,そこからゲームを超越して「これだけ課金したオレを見てくれ!」ってなるのはどうかと思う。だから,一緒になってはしゃがないっていう自己防衛を肝に銘じてる。

マフィア:
 そんなもんですかねえ(笑)。個人的には,ガチャの結果を報告することも,ゲームの楽しみ方のひとつだと思います。いいのを引いたら回りに自慢したくなっちゃいますし!

杉田さん:
 僕の場合は,オフラインで顔見知りと喜びを分かち合うかな。

マフィア:
 ああ,なるほど。それでよく我々に報告してくれるんですね。

杉田さん:
 あと,いっぱい課金しなくてもゲームが成立するってのもウケてるところのひとつだね。

マフィア:
 かといって,ゲーム内での課金価値が崩壊してるわけでもない。白猫って,課金面でのバランスの取り方もうまいですよね。

杉田さん:
 こんなにジュエルを配りながらも,iOS/Androidのセールスランキングで上位をキープしてるしね。


オフラインイベントに行くのは「ラブプラス」以来


マフィア:
 スマホ向けのゲームが注目され始めた頃,「ゲームらしいゲーム」はヒットしないって言われてて,自分としては少々複雑だったんですよ。ただ,それから数年して白猫のようなタイトルがヒットしていることを考えるとやはりゲームは「ゲームらしく」進化することを運命付けられているんだなと感じます。

杉田さん:
 今のスマホゲーム界隈の変化……というか流れって,コンシューマやアーケード,PCゲームの黎明期と似てる感じだよね。

マフィア:
 そうなんですよ。面白いようにコンシューマの辿ってきた道程を猛スピードでなぞっているんですわ。

杉田さん:
 それはすごく分かる。白猫のスタッフって,コンシューマとかの黎明期にゲームをガッツリ遊んでいた人ばかりで,その流れを経験してる人が多いんだよね。だからだろうけど,僕の好きだったものが,同じように好きなのよ。それがすっごい嬉しくて。

マフィア:
 杉田さんくらいの世代が遊んでたゲームに近い作りですし,相性が良かったんですね。

杉田さん:
 あと,僕らの世代って今や仕事や家庭がある人が多くて,ゲームから離れちゃった人もかなりいる。ただ,それくらいの世代の人ってほとんどの人がスマホを持ってるから,白猫がゲームに戻ってくるキッカケになると思う。

マフィア:
 なるほど。これは個人的な見解ですが,その世代の人ってオンライン系に抵抗がある人って結構いません? 白猫は協力プレイを推してるので,不安に思ってる人も多いんじゃないかなと。

白猫プロジェクト
杉田さん:
 結構多いね。ただ,白猫のソーシャル要素って,協力プレイでのコミュニケーション方法がジェスチャーだけで,チャットができないから結構ハードル低いと思う。あえて不自由にして,それでもつながりを感じさせる設計が,うまいことギスギス感を排除することに成功してるんだよね。

マフィア:
 なるほど。

杉田さん:
 ……と言いつつも,オフラインのリアルイベントに行きたいと思える作品でもあるわけで。

マフィア:
 おお,行きたいと思ってるんですね。

杉田さん:
 というか,茶熊学園のオフラインイベントには4回くらい行った。

マフィア:
 えっ!4回も!? というか,おれ一度も誘われてないんですけど……。

杉田さん:
 おまえ,そんなに白猫やってないだろ。

マフィア:
 いや,実は結構やってますよ! だからこそ対談相手もやっているわけで!

杉田さん:
 あ,そうなの……。ごめんな。とてもすまなかったと思ってる。

マフィア:
 まぁ,いいです。また開催されたら行きましょうね!

杉田さん:
 そうだな。茶熊学園は,夜の部は誰でも入れるんだけど,昼の部はグッズが付いてくることもあって予約制なのよ。それで,昼の部に行った時の客層が,夏休みの影響なのか,親子連れとかがいたんだよね。僕クソヲタだから,原宿によくいそうなオシャレカップルにはおびえたけど。

白猫プロジェクト

マフィア:
 気持ちは分かります。

杉田さん:
 あと,我々に親しみのあるビジュアルの方々もいらっしゃいましたね。

マフィア:
 今し方,自分のことをクソヲタと言いましたよね?

杉田さん:
 そうだな。うん,言ったな。すまない。ま,それは置いといて……。茶熊学園に来ている人達は,僕が杉田智和って知らなくても,ゲーム画面見ただけで「おぉっ!」って反応してくれるんだよね。

マフィア:
 コミュニケーション取ったんですか?

杉田さん:
 自然とね。お店の作りが相席みたいな感じだからね。僕が身内に言ってるギャグとかでも笑ってくれるんだよ。いい人達だった。しかも,僕が杉田だってバレてもはしゃがないんだよね。

マフィア:
 バレてたんですね(笑)。杉田さんがオフラインイベントまで行きたいっていうのもなかなかないと思うんですけど,いつ以来ですか?

杉田さん:
 いつ以来だろ。「ラブプラス」とか?

マフィア:
 スマホゲームじゃないタイトルですね。

杉田さん:
 スマホゲームだとなんだろう。「シンデレラガールズ」かなあ。でも,あれは自分でチケットは取ってないし。

マフィア:
 じゃあ,自ら行くことにした今回のオフラインイベントは相当魅力的だったんですね。そして,オフラインイベントで白猫特有のプレイヤー層の広さを感じたと。

杉田さん:
 まさに老若男女いろんな人がいたね。そういう新しいものを感じつつも,昔の仲間達が戻ってくるキッカケにもなってるのが,白猫のいいところだね。

白猫プロジェクト 白猫プロジェクト


コラボの目玉はドラゴンライダーの「アジルス」


マフィア:
 続いて,コラボの話を聞いていきたいと思います。

杉田さん:
 どうぞ。

マフィア:
 我々アニゲラでも,いちプレイヤーとして白猫の話をしていたじゃないですか。それでいつの間にかコラボすることになってたんですが,どういう経緯だったんです?

杉田さん:
 最初は,白猫で「イシュプール」の収録をした時の話がキッカケなんだけど,収録が盛り上がったこともあって,僕だったらこういうキャラや性能,クエストがあったらいいなあって話したのね。あと,白猫のストーリーや世界観が僕好みだったっていうのが大きくて。

マフィア:
 確かに,思ったよりハードな物語ですよね。

杉田さん:
 そうなんだよ。チュートリアルの時って,真っ黒な主人公が敵をなぎ倒していって,その後に,赤髪の,いわゆるみんなの見慣れた主人公が登場するわけだけど,そっくりな見た目の主人公って,絶対関係しているじゃん。

マフィア:
 そうですね。

杉田さん:
 ストーリー進めていくと分かると思うんだけど,どんどんシャレにならない話になっていって,5つ目,6つ目くらいの島で進めるのが辛くなってきてさ……。ただ,僕が好きな物語なんだよね。

白猫プロジェクト 白猫プロジェクト

マフィア:
 杉田さんって,こういう話大好きですよね。「月英学園」もそうですし。

杉田さん:
 ああ,それを言われて巨大なブーメランが自分のところに返ってきたことに気づいたよ(苦笑)。

マフィア:
 まさしくそういう話ですよね。

杉田さん:
 最初の収録の後も,「イシュプール」関係で,毎月の「フォースター☆プロジェクト」向けにボイスの収録があって,スタジオに行く機会があったんだ。
 そこでスタッフの方と会うたびに,「また考えてきました」「アイディア出すだけではないです!」「やるならいつでもできます」「本気です」っていろいろ言ってたら,向こうも結構乗り気で,そのままトントン拍子に実現したってわけ。

マフィア:
 かなりの熱意を伝えたんですね。

杉田さん:
 最初はエイプリールフールのネタで,「マフィアタヌキ」が出てきて,「トゥットゥルー!はい,面白かったね」くらいで終わるかと思ってた。

白猫プロジェクト
マフィア:
 コラボとも呼べないレベルですけど(笑)。

杉田さん:
 そしたらまあ,武器,クエストだけでなく,キャラまで登場することになっちゃってね。

マフィア:
 キャラまで出ることになったのは,コロプラ側からの依頼なんですか?

杉田さん:
 いや,僕から。こういうことをやりたいって要望を出したのが,割と全部通っちゃって。

マフィア:
 恐い物知らずだからなんでも言っちゃいそう(笑)。

杉田さん:
 言う言う。しかし全部通ったのはビックリした。

マフィア:
 あと,プレイヤーからの一般公募で武器を作ることにも驚きましたよ。

杉田さん:
 プレイヤーを巻き込むことでアニゲラと白猫,両方に良い影響が出るしね。あと思った以上に,アニゲラのリスナーが,僕の遊んでいるものに興味を持ってくれたんだ。

マフィア:
 なるほど。今回のコラボっていろいろやりますけど,具体的な目玉って何なのでしょうか?

杉田さん:
 キャラクターかな。「タージ(CV:ゆかな)」もなかなか奇抜だけど,「アジルス(CV:アジルス)」の職業がドラゴンライダーって言うのは誰も予想してなかったと思う。

白猫プロジェクト 白猫プロジェクト

マフィア:
 えっ!ドラゴンライダーなんですか!?

杉田さん:
 ね,びっくりするでしょ? 最近始めた人って,ドラゴンライダーを手に入れるチャンスすらなかったから(※),ドラゴンライダーの操作してるだけで楽しいっていう感覚を,そういう人達にも知ってもらいたくてさ。

※取材時点では,ドラゴンライダーの「テトラ」は実装されておらず,ドラゴンライダーは「ゲオルグ」と「エクセリア」だけだった。


「ゲオルグ」はバトルマスター,「エクセリア」は勇者

そして「アジルス」は“機動力のあるワイズダック”


マフィア:
 ドラゴンライダーって白猫の中でも人気の職業なのに,アニゲラコラボでよく使ってくれましたね(笑)。

杉田さん:
 コロプラさんも別のドラゴンライダーを出したいって考えていて,タイミングがよかったんだよね。あとは職業もそうだけど,スキルが重要だからね。「スキル2で壁を貫通する太いビームを撃ちたい!」って言ったんだけど,「ゲームバランスを著しく崩壊させるため,申し訳ありませんが実装できません」って,丁寧に却下された(笑)。

白猫プロジェクト
マフィア:
 それは無茶言いすぎですよ(笑)。

杉田さん:
 ドラゴンライダーの機動性に,壁を貫通するゴン太ビーム,これだ!と思ったんだけど。

マフィア:
 それ,ジオニックフロントのガンダムくらい恐いですよ。チートですわ(笑)。

杉田さん:
 まあ最初はね,怒られるくらいのものを提案しようと思って。

マフィア:
 結果的に,いいところに落ち着いたんですか?

杉田さん:
 今,絶賛調整中。ドラゴンライダーって,「ゲオルグ」「エクセリア」っていう決定版だけしかいなくて,どっちも完成されすぎてて,2体入ればパーティを補完できるくらいの性能を持ってるからね。

マフィア:
 そこに割って入るとなると,尖った能力が必要ですよね。

杉田さん:
 ちょっとコンセプトを話すと,「アジルス」は遠距離攻撃型をイメージしてる。現状だと,「ゲオルグ」は攻撃力の高い接近戦型で“バトルマスター”って感じ。「エクセリア」はサポートと攻撃をそつなくこなす万能型で“勇者”って感じかな。「エクセリア」は,すべてを兼ね揃えていて,どんな戦場でも主役になれる力を持ってるんだよ。器用貧乏とかじゃないから!

マフィア:
 完全にドラクエですね(笑)。ということは「アジルス」を例えるならなんでしょう?

杉田さん:
 機動力を持った高火力のガンナーだね。この話の流れでアレだけど,ドラクエだと表せないから,“機動力のあるワイズダック”って言えば分かりやすいかもしれない。高速で動いて,空を飛ぶワイズダックって聞けば,全国のキカイオープレイヤーが「それ強くね!?」ってなるはず。

マフィア:
 ドラクエよりも分かりにくくなってるじゃないっすか……。

杉田さん:
 「強い!革新!」ってなるよ,きっと。


もう1人のコラボキャラ「タージ」は

“トランザム型”か“タージロボ型”


マフィア:
 「アジルス」に関しては相当な自信があるみたいですね。もう1人のコラボキャラ「タージ」の方はどうなんでしょうか?

杉田さん:
 「タージ」は,また今までにない性能で,リスクがあって強化されるキャラクターにしたいと思ってる。

白猫プロジェクト 白猫プロジェクト

マフィア:
 と,言いますと?

杉田さん:
 簡単に言うと「トランザム」だ。

マフィア:
 また別のタイトルでストレートに例えてきましたね……。スーサイド型というか,トレードオフな感じなんですかね?

杉田さん:
 具体的には,HPかSPが少しずつ減少していく代わりにキャラクターの性能がものすごく上がるんだけど,オーバーヒート(戦闘不能になるかSPが尽きる)のリスクもあるスキル。HPかSPが減ってる間にもう一つのスキルを発動することもできて,能力が上がってるからそのスキルもめっちゃ強くなるのよ。

マフィア:
 え,そんなピーキーな設定も通ったんですか?

杉田さん:
 もちろん,調整中!

マフィア:
 (笑)

杉田さん:
 ちなみに,「タージ」は今話したトランザム型とは別に,タージロボ型っていうのも提案した。

マフィア:
 タージロボ型?

杉田さん:
 「マブカプ」(MARVEL VS. CAPCOM)のジン=サオトメが大好きなのよ。そこからイメージして「タージ」のスキルは,巨大ロボットがブロディアパンチするみたいな感じで,画面外から強力な武器が飛んでくるみたいな。

マフィア:
 それは……ゲームが重くなりそうな……。

杉田さん:
 あと,「タージ」が急に「本気を出すぜ!」って言って巨大ロボになって,相手を巨大な剣で真っ二つにしたり,超火力のキャノンやバルカンで攻撃したりしたら,きっとカッコイイ!強い!ってなると思うのよ。

マフィア:
 言わんとしてることは分かります。

杉田さん:
 あと白猫って,発動後にぷにコンで操作できるタイプのスキルがあるんだよね,いわゆる操作タイプのスキル。今だったら,小松未可子さんのキャラ(オレリア)の楽団率いて動けるスキルとか。

白猫プロジェクト 白猫プロジェクト

マフィア:
 タップや連打で威力が増加するタイプではなく,移動操作系ですね。

杉田さん:
 「タージ」は移動操作系で,スキル発動すると「本気を出すぜ!」っていうセリフとともに,大張正己監督デザインの巨大ロボになるっていう案で出した。

マフィア:
 それ,かなり無茶苦茶ですね(笑)。

杉田さん:
 と思うでしょ。そしたら,大張監督がラフ書いてくれてさ。

マフィア:
 は?

杉田さん:
 ラフとは呼べない,超クオリティのデザイン画だったんだけど。

マフィア:
 案が通る前に先走りすぎでしょうよ……。

杉田さん:
 というのも,「月英学園」の中で,登場人物の執行 律が「アジルス」主人公の劇中アニメに夢中になってるっていう設定があって,すでに「タージロボ」が出てるんだよね。

マフィア:
 ああ,あの時も大張監督にデザインしてもらってましたね。

杉田さん:
 そう。あれの全身像を書いて下さいって言ったら,「えっと,仕事の合間にこっそり書きます……」って言ってくれて。

マフィア:
 仕事の合間とか……。

杉田さん:
 大張監督の本気に感動したよ。まさにやってやるぜ!だった。

マフィア:
 そして,ラフのようなデザイン画ができあがっちゃったと。これ,結局コロプラの反応はどうだったんです?

杉田さん:
 コロプラに見せたら,「素敵ですが,4体同時にロボが登場したらパンクします」って言われちゃってね。

マフィア:
 まぁ,そうなりますわな。

白猫プロジェクト 白猫プロジェクト

杉田さん:
 最終的には,「アイディアとしては非常に面白いので調整してみます」って言ってもらえたんだけど,ゲームの仕様を考えると,トランザム型が現実的かなとは思ってる。
 まあ,「七つの大罪」コラボの「ディアンヌ」とかも巨大化するけど,そのまま操作はできないからさ。

マフィア:
 ああ,そうか,操作できるとなるとゲームへの負荷も相当変わってきそうですね。

杉田さん:
 そういうこと。あと,「こうしたい!」「それは難しいですが,これならできます」みたいな,そういう制作側とのやりとりって今までに経験なかったから,すごく新鮮で楽しかった。


「アジルス」と「ゲオルグ」をつなぐのは中村悠一さん


マフィア:
 コラボの目玉である「キャラクター」は,絶賛調整中ながら何となく全貌が見えてきました。ほかの要素(武器やクエスト)には,杉田さんはどのあたりまで絡んでいるのでしょうか?

杉田さん:
 シナリオのコンセプトはこちら側から提案して,基本的なベースはコロプラさんかな。というのも,白猫のキャラクターと会話することになるから,「キャトラ」「アイリス」のセリフの細かい部分はコロプラさんに調整してもらわなきゃいけないのよ。

マフィア:
 版権とかも関わりますしね。

杉田さん:
 逆にコロプラ側からは,「アジルス」と「タージ」の性格が分からないから,どういう性格で,どういうことをしたいキャラなのかを教えてほしいって言われたかな。

マフィア:
 なるほど。

白猫プロジェクト
杉田さん:
 最初のアイデアは,アニゲラがラジオだから白猫界のDJ「ヴィヴィ」と絡ませようってなったんだけど,参戦するのはあくまで「アジルス」と「タージ」だからラジオ関係ないんだよね。

マフィア:
 我々が出るわけではないですからね。

杉田さん:
 そうそう。そしたらコロプラから提案されたキャラクターが,ドラゴンライダーの「ゲオルグ」と,僕が演じてる「イシュプール」だったんだよ。

マフィア:
 「イシュプール」は納得ですが,「ゲオルグ」はどうだろう……?

杉田さん:
 そう思うでしょ? もう遙か昔のことだからみんな忘れちゃってるだろうけど,実は「アジルス」って人の役に立ち過ぎちゃって世界を滅ぼしかけてるっていう設定なのね。

マフィア:
 まず,俺がその設定知らなかったんですが。

杉田さん:
 中村君がアニゲラで二回目くらいのゲストに来たときにドラマをやったんだ。ものすごく簡単にまとめると,紆余曲折あって最終的に「アジルス」が中村君を助けられなかったのよ。それで,「アジルス」には救えなかった中村君の記憶が残ってるから,中村君の声がするものすべてに反応するんだよね。救わなきゃ,助けなきゃ,役に立たなきゃっていう使命感が出ちゃって。

マフィア:
 なかなか壮大な話ですね。そのあたりに絡んだネタが出てくるんですか?

杉田さん:
 「ゲオルグ」が出てきたら「やっと会えた……」って感じで,控えめに言っても●●したいくらいの感情を表に出したやりとりになると思うよ。

マフィア:
 何も控えてねぇ!?

白猫プロジェクト 白猫プロジェクト

杉田さん:
 それに近い感じの,ギリギリの描写にしようってなってる(笑)。
 イベントでのやりとりは,見た目こそ従来どおりの感じだと思うけど,文章から考えると「アジルス」が「ゲオルグ」に絡みついて,もう息がかかるくらいの距離でハァハァしてるイメージだね。

マフィア:
 カフェでさまざまな年齢層が遊んでいるタイトル,ということを再認識したにも関わらず,何も学んでいない……。

杉田さん:
 「アジルス」のキャラを考えると致し方ない。


アニゲラを知らなくても分かる

「かじたぬき」と「シャドウイン」


マフィア:
 クエストの部分でもっと具体的な話って何か教えてもらえないですか?

杉田さん:
 アニゲラや杉田智和を知らなくても楽しめる何かってことかな。

マフィア:
 白猫のファンにはもちろんですけど,アニゲラのファンにも喜んでもらわなくちゃいけないじゃないですか。その部分はどうです?

杉田さん:
 確実に喜ぶと思う。お馴染みの人達も登場するしね。

マフィア:
 お,そうなんですね。

杉田さん:
 「かじたぬき」「シャドウイン」とか。

白猫プロジェクト 白猫プロジェクト

マフィア:
 え? 自分と祁答院さん出るんですか?

杉田さん:
 そう,アニゲラを知らない人が見たら,ただの気持ち悪い化け物だけどね。

マフィア:
 酷い言われようだ……。ちなみに,シナリオには絡んでくるんですか?

杉田さん:
 絡んでくるよ。でも,三次元の人間が二次元の世界に行くと,世界観を壊してしまうから。何かしらのキャラクターの形になってもらうけど。

マフィア:
 確かに,それは致し方ない。

杉田さん:
 すでにグラサンを着けた「ツッパリたぬき」っていうのが存在するから,「かじたぬき」は大丈夫だとは思ってたんだけど。思った以上にコロプラ側が食いついてきたのは印象的だった。あと,最初の名前は「マフィアタヌキ」だったんだけど,語感がいいから「かじたぬき」になった。

マフィア:
 お,おう……。

杉田さん:
 祁答院さんは本人じゃなくて,キャラを「サチコ(コープスパーティの篠崎サチコ)」にして,武器を血まみれのハサミとかで出す予定だったんだ。ただ,白猫にシャドウ種っていう二足歩行の猫みたいなカワイイ敵がいて,それが祁答院さんの自画像に酷似してたんだよね。

マフィア:
 言われてみればそっくりです。

杉田さん:
 だったら「シャドウイン」にしようってなってね。あと,ボスは白猫に登場する「ニゲラムカデ」をもじって「アニゲラムカデ」になった。

マフィア:
 ちなみに,もちろん杉田さんもCVで参加されるんですよね?

白猫プロジェクト
杉田さん:
 うん,「アジルス」が乗ってるドラゴン役で出演するよ。

マフィア:
 今回のドラゴンもしゃべるんですね。

杉田さん:
 そうだね,「ゲオルグ」と「エクセリア」のドラゴンもしゃべるからね。

マフィア:
 となると,「かじたぬき」と「シャドウイン」も声が入るんですか?

杉田さん:
 「シャドウイン」は,僕かゆかなさんの笑い声を加工してモンスターの声にする予定。「デュフフ」って感じのね。かじたぬきは,先方の要望で本人の声をあてることになってる。

マフィア:
 おおう……まぁ,ご要望とあらば。

杉田さん:
 最初は,「シャドウイン」の声を小野賢章君にお願いしようと思ってたんだけど,さすがにそれだけのために呼ぶのも申し訳ないよねって(笑)。

マフィア:
 収録が楽しみです。しかし,そう考えるとアニゲラ要素は十分ですね。

杉田さん:
 さっきも言ったように,アニゲラを知らない人でも十分楽しめるってことは考慮してて,内輪すぎるネタは入れてない。「かじたぬき」も「シャドウイン」も,元ネタを知らなくても「きっとこいつらは悪さをしようとしてる」ってのは,見ればすぐに分かるはず。


「アジルス」と「タージ」は白猫がベースになる?


マフィア:
 なるほど。「アジルス」と「ゲオルグ」が絡むって話があったように,アニゲラ側と白猫側がコミュニケーションを取る,つまりはクロスオーバー的な部分って非常に楽しみなんですが,ほかにも絡むキャラクターっているんですか?

杉田さん:
 やっぱり,主人公に加えて「キャトラ」「アイリス」は軸になってるから,そのあたりとは絡むかな。

白猫プロジェクト 白猫プロジェクト

マフィア:
 具体的にはどんな感じなんですか?

杉田さん:
 飛行島って,放浪者,戦士,召喚された悪魔とか,いろんなキャラクターが住んでるけど,主人公達は誰に対しても分け隔てなく接して,飛行島ではみんな仲間! 平等! って感じじゃない。

マフィア:
 そうですね。

杉田さん:
 アニゲラメンバーも例外ではなく,かなり尖ったキャラにも関わらず,同じように扱ってもらえる。

マフィア:
 歴代コラボの中でも,アニゲラってとくにクセが強いと思うんですよ。杉田さんがデザインしてますし。

杉田さん:
 んなことはないよ!

マフィア:
 「アジルス」はラジオドラマでのキャラを考慮したら,とてもじゃないけど表に出しちゃいけない子じゃないですか。

白猫プロジェクト

杉田さん:
 うん,悪い子だね。いろんなコラボで出しちゃってるんだけど。

マフィア:
 白猫へ登場させるにあたって,どこまでキャラを調整したんでしょうか?

杉田さん:
 他社の版権に及ぶネタは一切入れてないから,たぶん大丈夫だと思うよ。どちらかといえば「アジルスがどうしてこういうキャラなのか」っていうところに焦点を当ててる。

マフィア:
 なるほど。

杉田さん:
 なぜ「アジルス」はテンションが上がりきらないのか? 声優が素人だから? いや,違う。リミッターをかけられているからテンションが上がりきらない,とかね。

マフィア:
 おそらく今までのアニゲラコラボの中で,もっともキャラクター性を全面に押し出してゲームに絡む内容じゃないですか。その記念すべき第一弾が白猫なわけですよ。アニゲラとしても初の試みですし,白猫で描かれる「アジルス」と「タージ」が恐らく今後のベースになると思うんですよ。

白猫プロジェクト

杉田さん:
 そのあたりも踏まえてシナリオは考えたよ。コロプラのシナリオライターさんが,想像以上にアニゲラのキャラクターに想いを込めてくれてたし。

マフィア:
 おお,それは嬉しいですね。

杉田さん:
 こちら側が案を提出した後,コロプラが確認したものが戻ってくるんだけど,譲れない部分もあったりして。それを伝えると後日「杉田さんの修正を元に書き直しました」って柔軟に対応してくれるのね。その内容がまた面白くなってるから,「これでいきましょう!」ってなるわけ。

マフィア:
 本当にコロプラさんとの相性が良かったんですね。

杉田さん:
 うん,ほんとそうだと思う。

白猫プロジェクト 白猫プロジェクト


教科書に書いてある偉人の言葉より

「ゴルベーザ」の言ったひと言が忘れられない


マフィア:
 アニゲラのメインリスナーは年齢層高めですけど,白猫は小学生だってプレイしているわけで。きっと「アジルスつええ!」「タージかっこいい!」とか言ってくれるんですよ。そういう世界って,我々はまったく想像してなかったじゃないですか。

杉田さん:
 めっちゃ面白いよね。

マフィア:
 そうなったらぜひオフラインイベントとかもやってほしいです。

杉田さん:
 もちろんだよ! オフオラインイベント行きたいよ! 白猫フェス行けなかったし。

マフィア:
 カフェとかに人を集めて,子供たちに「アジルス」と「タージ」について聞いてみたいですよね。

杉田さん:
 その時は,最低年齢と最高年齢を調べたい。

マフィア:
 最高年齢は,下手すりゃ40代〜50代くらいまでいくんじゃないですか。

杉田さん:
 僕らの2倍以上生きたような人が「好きなキャラは……レンファ……。昔好きだった女性に似ている……ゲホゲホ」とか胸が熱くなるね。

白猫プロジェクト
マフィア:
 それはもう,別のドラマが展開されるんじゃないですかね……。

杉田さん:
 最低年齢は小学校低学年とかだろうけど,最高年齢は予想がつかない。例えば「ぷよぷよ」のシルバー大会なんかは60歳以上しか出られなくて,70代の人が多かった気がする。あと,鈴木史朗さんが70代後半なのに,「バイオハザード」がやたらうまいっていう。

マフィア:
 最低年齢が小学校低学年あたりと考えると,学校でアニゲラコラボの話とかするんでしょうかね?

杉田さん:
 想像してなかったよね。

マフィア:
 それもこれも,杉田さんのゲームに対する愛情が実現させたわけで。

杉田さん:
 ゲームで育ってきてるからね。大切なことはアニメと漫画とゲームに教えてもらって,教科書に書いてある偉人の言葉よりも,「ゴルベーザ」の言ったひと言が忘れられないから。

マフィア:
 我々のようなゲーマーは大体そうですよね。生きるうえで大事なことをフィクションから学んでますし。

杉田さん:
 これくらの年齢になって,育てる喜びというものに目覚めてきてるから,「アジルス」や「タージ」を知って,何かを感じてもらえたら嬉しい。
 すでに本業の方だと,「小学校の時,ハルヒを観ながら踊ってました!」って,出演作を見て声優になったって言ってくれる新人声優もいるからね。考えてみりゃ2006年のアニメだから,そういう人が出てきても全然おかしくないんだけど。

マフィア:
 ハルヒってもう9年前ですか……。そう考えると,いずれ「白猫でアニゲラ知りました!」みたいな子が現れたりするわけですよ。

杉田さん:
 5年後くらいにね。「白猫とのコラボがキッカケでアニゲラを知って,声優になりました!」みたいな子がいてもおかしくないね。

白猫プロジェクト 白猫プロジェクト

マフィア:
 いろんな意味で今回のコラボには期待が高まります。最後に,白猫のプレイヤーでアニゲラを知らない人と,アニゲラを聞いてるけど白猫を知らない人,両方に向けたメッセージを頂けますか。

杉田さん:
 僕がはっきりと言えるのは,「白猫はゲームです」ということかな。

マフィア:
 ふむ。

杉田さん:
 まず,アニゲラを聞いてるけど白猫を知らない人には,1人でも十分に遊べるということを伝えたい。やれることが多くて,遊ぶこと自体が楽しいだけでなく,ソロプレイヤーに対して寛大で,空いた時間に1人でちょこちょこ遊ぶだけでもかなり楽しめるのね。
 オンラインにつないだとしても,白猫のプレイヤーはいい人が多いので,オンライン世代じゃない人でも気軽に,気持ち良く遊べると思います。

マフィア:
 そうですね。不快な思いをするようなことは,ほぼないかと。

杉田さん:
 僕の地元の友達とかもそうなんだけど,オンラインって聞くと条件反射で引いちゃう人がいるんだ。ただ,白猫はコミュニケーションがメインじゃないから,その点はあまり心配する必要はない。

マフィア:
 ほとんどのステージは目的が明確で,コミュニケーションを取らずともクリアできますしね。

杉田さん:
 地元の友達はアナログな人間でオンラインってだけで恐いらしいんだけど,そういう人でも遊べるのは魅力だね。

マフィア:
 「チャット機能は付いてないよ」って伝えると安心するかもしれないですね。

杉田さん:
 それはデカい。あと白猫プレイヤーでアニゲラを知らない人には,愛情を持ってコラボ企画を進めているので,期待してほしいと伝えたい。ランク100ちょっとのやつがデカい顔すんなって怒られそうだけど……。

マフィア:
 いや,ゲームはランク云々じゃないですから。初心者でも上級者でも,そのゲームが好きであれば熱く語っていいんですよ。

白猫プロジェクト 白猫プロジェクト

杉田さん:
 コラボの内容は,ジュエルを使ってガチャを回したい,って思われるようなものじゃなきゃ意味がない。現在,みんながジュエルを使いたくなるように絶賛調整中なので,ぜひ期待してほしいですね。

マフィア:
 コラボのためにストーリーを進めてジュエルを貯めて,使ってもらえたら嬉しいですね。

杉田さん:
 そうだね。本気になって作ってなきゃ,ジュエルを使ってほしいなんて言えないからね。白猫からアニゲラを知った人も,アニゲラから白猫を知った人も,みんなが楽しめるコラボになっていて,なおかつジュエルが使いたくなるようなコラボになっているので,ぜひご期待下さい!

マフィア:
 本日はありがとうございました。

「白猫プロジェクト」公式サイト

「白猫プロジェクト」ダウンロードページ

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――2015年9月25日収録
  • 関連タイトル:

    白猫プロジェクト

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