イベント
「逆転裁判 〜逆転への挑戦2 in ジョイポリス〜」のプレス向け体験会が開催。よりパワーアップした世界観,そして歯ごたえが増した謎を体験
開催概要は以下のとおりで,10月4日から11月9日までの土日祝日,1日3回公演(11月9日のみ2回)のペースで実施される。
「逆転裁判 〜逆転への挑戦2 in ジョイポリス〜」公式サイト
「逆転裁判」シリーズ公式サイト
【イベント開催概要】
・イベント名称:
体感型推理ゲーム「逆転裁判〜逆転への挑戦2 in ジョイポリス〜」
・開催期間:2014年10月4日〜2014年11月9日(土日祝日のみ)
・日程詳細:
2014年10月4日(土),5日(日),11日(土),12日(日),13日(月・祝),18日(土),19日(日),25日(土),26日(日),2014年11月1日(土),2日(日),3日(月・祝),8日(土),9日(日)
・時間:1回目 12:00〜,2回目 15:00〜,3回目 18:00〜の1日3公演,全41公演
※11月9日(日)のみ12:00〜と15:00〜の1日2公演
・会場:東京ジョイポリス(東京都港区台場1-6-1 DECKS Tokyo Beach 3F〜5F) http://tokyo-joypolis.com/
・所要時間:約100分
・チケット料金(税込):
前売券2,700円・ノベルティ&パスポート付前売券5,500円
当日券3,000円・ノベルティ&パスポート付当日券5,800円
※すべて東京ジョイポリスの入場料(おとな800円)またはパスポート料(おとな3,900円)含む。
・プレイガイド:イープラス http://eplus.jp/
・チケット発売日:2014年9月13日(土)10:00〜
※前売券は参加希望日の前日まで販売致します。
※当日券は前売券の販売状況に余裕がある場合のみ,会場窓口にて販売します。
・主催:ポリゴンマジック/ディー・バイ・エル・クリエイション/Planet Kids Entertainment
・制作:PKシアター
・協力:東京ジョイポリス
・監修・協力:株式会社カプコン
・問い合わせ先:contact@gyakuten-pkth.com
今回4Gamerでは,本公演に先立つ9月26日に行われたプレス向け先行体験会に参加したので,その模様をお伝えしよう。もちろん,公演の進行以外でネタバレにつながる要素は避けているので,参加予定の人も安心してほしい。
またこの体験会には「逆転」シリーズのプロデューサーを務めるカプコンの江城元秀氏とディレクターの山﨑 剛氏が来場しており,お二人は「逆転裁判 〜逆転への挑戦2 in ジョイポリス〜」の監修を行っている。江城氏と山﨑氏のコメントを記事の最後に掲載しているので,ぜひ最後まで目を通してほしい。
「逆転裁判 〜逆転への挑戦2 in ジョイポリス〜」では,約100分後に開廷する殺人事件の裁判に向け,被告を無罪に導くために参加者が東京ジョイポリスの館内を奔走することとなる。
事件は,東京ジョイポリスで開催された新作映画の完成披露記者会見で,主演の俳優である半佐武 聖(はんさむ きよし)が殺害されたというもので,容疑者は会見に同席していた女優の大勝利恵子(だいしょう りえこ)。会見はテレビ中継されていたため,視聴者全員が事件の目撃者となっている。
そんな圧倒的不利な状況である大勝の弁護を引き受けたのが,弁護士の吉北歩美。「成歩堂なんでも事務所」の研修生である参加者達は,吉北弁護士を助けて大勝の無罪を証明することになるのだ。
吉北歩美弁護士。参加者は,彼女を助けるために捜査を開始する |
吉北弁護士のライバルとして法廷に立つキラメキ検事。笑顔が印象的 |
最初に参加者に渡されるアイテムは,関係人物リスト,証言/証拠品手許資料,記者会見台本,フロアマップ,そして事件捜査書だ。
参加者がまずやるべきは,フロアマップに記された資料掲示場所と事件現場を回り,さらなる証言と証拠品を集めること。
なお,ゲーム参加中は,カメラや携帯電話などによる証言/証拠品の撮影が許可されている。必要なものは片っ端から撮影し,一通りそろえてから腰を据えて推理するのがオススメだ。
首尾よく捜査書の空欄を埋め終えたら,捜査書の指示に従って吉北弁護士や鑑識課の担当者などのところへ行こう。すべての解答が合っていれば捜査は次の段階に進み,新しい捜査書をもらえる。その一方,どこか間違いがあれば,それに関するヒントを提示してもらえ,そのようにして全4枚の捜査書を制限時間内に完成させれば,見事ゲームクリアだ。
ゲームの難度は「かなり歯応えがある」という印象だ。筆者は,前回のプレス向け体験会にも参加しており,そのときは1枚目の捜査書の段階では比較的アッサリ正解を導き出していたと記憶しているのだが,今回は最初から皆目見当がつかなかった。前回以上に証拠品や証言をすみずみまでチェックし,それぞれに矛盾がないかを確認する必要がある。
今回の体験会では,参加者のうち6人が制限時間内に完全正解へたどり着いた。正解すると,クリア特典としてイベント限定の描き下ろしポスターがプレゼントされるので,参加予定の人はぜひ頑張ってほしい。
体験会終了後,「逆転裁判 〜逆転への挑戦2 in ジョイポリス〜」の監修を手がけた,「逆転」シリーズ プロデューサーの江城元秀氏と,ディレクターの山﨑 剛氏へのプレス合同インタビューの時間が設けられた。本稿の締めとして,その模様を掲載しよう。
──「逆転裁判 〜逆転への挑戦2 in ジョイポリス〜」に関する,お二人の役割を教えてください。
江城元秀氏(以下,江城氏):
僕と山﨑は監修という肩書きですが,実際には,PKシアターさんと一緒に世界観やトリックの中身を作り込んでいます。もちろん,デバッグ公演にも参加しています。
──企画にあたって心がけたことは何でしょう。
江城氏:
内容が簡単すぎても歯応えがないですし,せっかく体験していただけるなら,普段は行けないような場所にも入れるよう,前回とは違ったパワーアップ感を出そうと考えました。
山﨑 剛氏(以下,山﨑氏):
新しい仕掛けも入っていますので,前回プレイした人にも楽しめる内容になっています。
――パワーアップした点や新しい仕掛けについて,差し支えない範囲で具体的に挙げていただけますか。
新しく鑑識課を設けるなど,より世界観を作り込み,またアトラクション的にプレイヤーを驚かせる試みを取り入れました。また,ヒント動画がパワーアップしているので,注意しながら見ると「あっ」と思うところがあるはずです。
山﨑氏:
謎解きだけでなく,体験として楽しくなるよう,PKシアターさんといろいろ考えました。
――そのほか,今回のイベントの魅力を教えてもらえますか。
山﨑氏:
弁護士や刑事などを演じている役者さんとお話すると,ヒントをもらえたりもします。キャラ作りもしっかりしており,会話やリアクションが面白いので,ぜひそういった面も楽しんでください。
江城氏:
今回の検事はいいキャラですし,事件現場にいるチャン釜津手刑事も面白いです。ぜひ話しかけてください。
――イベントの企画には,どれくらい時間がかかったのでしょう。
江城氏:
約半年です。一度作ったものを見直してクオリティを上げたり,台本を起こしたあとで「ここはマズい」と直したり,面白くない部分に手を入れたり……。単なる監修だけでなく,「逆転」シリーズを作った立場から,PKシアターさんに意見して,作り直してもらったりしています。PKシアターさんには,我々の意見を快く受け入れてもらえて,非常に感謝しています。
山﨑氏:
僕らは普段コンシューマゲームを作っているので,こうした体験型のゲームとはノウハウが違います。その点についてPKシアターさんからアドバイスをもらえましたから,いい感じにコラボレーションできたと感じています。
――プレイしてみると,前回よりも難度が上がっているように感じましたが。
江城氏:
難度は前回とほぼ同じか,前回より少し上がっているくらいと捉えています。前回がちょっと簡単だった,もっと本格的な推理を楽しみたいと思っている人にチャレンジしてほしいです。
――その一方,今回は6人がクリアしました。これは予想の範囲でしたか。
山﨑氏:
僕からすると,ちょっと多かったですね。
江城氏:
こんなにクリアできる人がいると思っていなかったので,ビックリしています。
山﨑氏:
僕らゲーム開発者のほうが,皆さんよりヌルいということですね(笑)。
――最後に,コンシューマゲームの「逆転裁判」とは異なる,体感型ゲームならではの魅力について教えてください。
江城氏:
コントローラで操作するゲームと比較すると,体感型のゲームは証拠品を自分の足で見つけ,写真を撮り,そこにいる人達と直接コミュニケーションを取りながら謎を解いていくところが醍醐味です。これは言葉で説明してもなかなか伝わりづらいので,ぜひ1回遊んでもらって,自分の推理力でどこまで行けるのかを実感していただきだいです。なかなか歯応えのある仕上がりになったと思っています。
──本日は,ありがとうございました。
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