Kickstarterで目標を大きく超える開発資金を集めた「Dragon Fin Soup」の24分にも及ぶプレイムービーが公開

　現在Kickstarterで開発資金を募集中のローグライクRPG「Dragon Fin Soup」が，終了まで約10時間を残した段階で，当初目標としていた2万4000ドルの5倍近い11万1000ドルを集めている。ストレッチゴールの達成によって，当初から予定されていたPCに加えてPlayStation 4，PlayStation 3，PlayStation Vitaでもリリースされることや，魔法や装備も追加されることが決定した。
　また，今回の資金募集終了に合わせて，駆け込みでの投資を呼びかける24分超のプレイムービーも公開されている。


　「龍ヒレのスープ」という，そのままの日本名も持つ「Dragon Fin Soup」の舞台は，時空を超えて旅を続ける亀のような神「アシュラ」の広大な甲羅の上にできた世界。スーパーファミコン時代のJRPGを彷彿とさせるトップダウン型の2Dグラフィックスで，キャラクターのアニメーションなどもしっかりと作り込まれている印象だ。
　ペットを強化したり，剣士やレンジャーといったNPCを雇用してパーティを編成してバトルに挑んだりといった要素も用意されている。


　主人公となるRed Robinは，公開されているアートワークや画面写真だけなら，表情豊かな明るい性格のキャラクターに見えるのだが，実は裏切りにあったり，家族を殺されたりといった過去の経緯からアルコール依存症になり，アシュラの世界を統一している帝国に復讐心を抱いているというダークな設定になっている。
　赤ずきんちゃん風のRed Robinを始めとして，キャラクターやモンスターなどは世界の古典童話からヒントを得ているようで，「アラビアン・ナイト」のモルジアナもゲーム中に登場する模様だ。


　「Dragon Fin Soup」には，ストーリーモードだけでなく，1ライフだけでアシュラのモンスターたちと戦い続けるサバイバルモードも用意されており，ほかのプレイヤーとスコアを競うこともできるという。また，クラフティングや資源採掘，釣り，料理などにも打ち込めるとのことで，さまざまなアイテムを探してモノ作りを行う楽しみもあるようだ。


　Steamでの配信も決定するなど，着々と準備が重ねられている本作。今回公開されたムービーでは，アルファ版ながら24分に及ぶゲームプレイが紹介されているので，気になる人は観ておくといいだろう。

「Dragon Fin Soup」公式サイト