連載
アイテムを駆使して逃げ続けろ! iOS向けアクション「ESCAPEE GO!」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第489回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
敵に見つからないよう物陰に身を隠し,ときには大胆突破を図る……というのは,スパイ映画によくあるワンシーンだ。本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,そんな緊張感を手軽に味わえる逃走ゲーム「ESCAPEE GO!」を紹介する。ゲームシステムはシンプルながら,難度はなかなかのものだ。
「ESCAPEE GO!」ダウンロードページ(App Store)
本作のメインモード「STORY」では,謎の組織に追われる「クレア」を操り,各ステージに用意されたキーアイテムを入手して,制限時間内のゴールを目指す。途中で追っ手に捕まるとゲームオーバーだ。
クレアは,プレイヤーが画面をフリックした方向(上下左右)に移動し続け,タップすると停止する。また,大きくフリックを行うことで,スタミナを消費しながら走ることも可能だ。スタミナは,走るとき以外は使わず,歩いたり,立ち止まったりすれば自然と回復する。
なお,フリック操作が苦手だと感じた人は,仮想パッドを使う操作方法も用意されているので,そちらを試してみるのもいいかもしれない。
ステージは細い通路が無数に組み合わさって形成されている |
追っ手が見えたらすぐに走って逃げよう |
本作では,クレアが追っ手の背後にいたとしても,一定距離内に近づくとすぐに見つかってしまう。ただし,障害物の裏や曲がり角といった場所であれば,追っ手の視界に入らないため,隠れてやり過ごすことは可能だ。
またクレアは,周囲の人の気配を察知できるという特殊な能力を持っている。彼女を中心とした円状のセンサー内では,視界に入っていない人でもシルエットで表示される。これをうまく活用することで,追っ手に遭遇しない安全なルートでゴールを目指せるのだ。
本作には,エレベーターを動かすためのカードキーや,扉を開くためのスイッチなど,ゴールするために必要なキーアイテムのほか,ゲームの進行に役立つアイテムがいくつか用意されている。
クレアのスタミナが一定時間減らなくなる「Endless Breath」,視界内にいる追っ手を動けなくする「Psychic Terror」,センサーの範囲を広げる「Sensory Amplifier」,追っ手の動きを遅くする「Retardation」,クレアの走る速度を上昇させる「Runner」,マップのどこかへクレアをワープさせる「Shift」など,どれも強力なアイテムだ。しかし,常にひとつしか所持できないため,状況に応じた取捨選択が重要となる。
中でも「Endless Breath」と「Psychic Terror」は,とても使い勝手が良かったので,優先して残しておくといいかもしれない。
序盤のステージには,動きの遅い追っ手しか出現しないが,中盤以降は,動きが速かったり,網を放ったり,視界に入った瞬間にクレアを麻痺させたりと,厄介な追っ手が次々に登場する。彼らの妨害をかいくぐり,キーアイテムを探してゴールを目指すのはなかなか難しいが,その分,クリアできたときの気持ちよさは格別だ。
全ステージをクリアすると,それまでのトータルタイムがスコアとして表示される。「STORY」以外にも,好きなステージを遊べる「FREE MODE」や,どれだけ長く逃げられるかを競う「SURVIVAL」といったモードもあるので,やりこみ要素も十分だ。
グラフィックスもレトロな8bitで,BGMもかなり洗練されている本作。歯ごたえのあるゲームが好きな人には,自信を持ってオススメできる作品なので,少しでも気になった人は,さっそくダウンロードして遊んでみてほしい。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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