「Pmang感謝祭」で行われた「ロードス島戦記オンライン」のステージをレポート。この夏には新クラス「シャーマン」の実装や，「イースI＆IIクロニクル」との大型コラボを実施

　2016年5月3日，ゲームオンは東京・秋葉原のベルサール秋葉原でオフラインイベント「Pmang感謝祭」を開催した。同社が運営するすべてのオンラインゲームが集結したこのイベントでは，それぞれのタイトルが屋台を出したり，ステージイベントを開催したりとさまざまな催し物が行われた。本稿では，「ロードス島戦記オンライン」の話題を中心にお伝えしたい。

「ロードス島戦記オンライン」公式サイト

司会進行役の佐藤仁美さん（左），ロードス島戦記オンライン ブランドマネージャー加藤 仁氏（中央），運営プロデューサーの合田真二氏（右）がステージに登壇。加藤氏と合田氏はスレインのコスプレで現れ，会場を盛り上げた

難しすぎるカルトクイズ大会は壊滅的な有様

ダイスチャレンジでGW後半イベントはドロップ率20％アップ

　ステージは，「ロードス カルトクイズ」のコーナーで幕を開けた。「ロードス島戦記オンライン」のみならず，ロードス島に関するあらゆることを知り尽くしたブランドマネージャーの加藤 仁氏が選りすぐったクイズに，参加した3人のプレイヤーとニコ生の視聴者が挑戦するという内容だ。クイズの難度はノーマル，ハード，マニアックの3種類があり，難度が高いほど多くの得点が得られるという仕組みだ。優勝者には，お宝プレゼントを選ぶ権利が与えられる。


　しかし，さすがに加藤氏が厳選しただけあって，クイズは非常に難しい。ノーマル問題の内容がすでにマニアックじゃないか？　というほどの難しさで，3人の参加者も視聴者も四苦八苦した。合わせて3つの問題が出題されたが，1人の参加者が1つ正解を出しただけという，さんざんな結果に終わった。この結果に運営プロデューサーの合田真二氏と加藤氏は，「あとで反省会ですね」と述べていた。

かなりの難問だったためか，わずか1問正解しただけの参加者が優勝し，ゲーム内の★武器を手に入れた。そのほかの参加者も，オリジナルWEBマネーや，水野 良氏の直筆サイン入り新装版ロードス島戦記（文庫）などをもらえて嬉しそうだった

　実は，このクイズの結果が次のコーナー「イベントチャレンジ」に大きく関わってくるのだった。イベントチャレンジとは，ゴールデンウィーク後半のゲーム内イベントを，合田氏と加藤氏が正解の数だけサイコロを振って決めるというものだ。カルトクイズの正解数が1だったため，掲載した写真にもあるように，イベントリストの縦軸は中央の「正答数1」となった。


　あとは2人のサイコロの出目次第だが，その合計は期待値どおりの7。この無難すぎる数字に合田氏は，「もう一度転がしてみましょう」と再度サイコロを投げるが，1と2が出てしまい，結局は「ドロップ率20％アップ」となった。この結果はすでにゲームに適用されており，期間は5月9日の正午までとなっている。もっとがんばってほしかったなどと言わず，この機会にダンジョンに潜って良い装備をゲットしてほしい。

6月にはレベルキャップが45に

新クラスやコラボなど夏のロードス島は盛りだくさん！

　続いて，今後のロードマップが発表された。


　すぐに迫った5月のアップデートでは，「戦場」にギルド単位で戦える「ギルド戦」が追加される。これに伴い，プレイヤーが描いたギルドマークをキャラクターに表示させられるほか，ギルドレベルやギルドスキルが実装される予定だ。ギルドが成長することで，ギルドスキルを覚え，ギルドが強くなっていく，という感じになる。ちなみに，覚えられるギルドスキルは，パッシブスキルになるそうだ。


　6月には，レベルキャップが現在の40から45にアップする。同時にレベル40以上向けのマップが7つ追加され，最上級となる★6ランクの装備品も実装される。スキルレベルの伸長やクエストなども追加されるとのことで，狩りや育成のモチベーションも上がりそうだ。
　さらに，原作キャラクターアバターの実装が決定した。合田氏の説明によると，これらのアバターはパーンやディードリットなどと完全に同じ姿になるのではなく，彼らの衣装を着ているという感じのアバターになるとのこと。
　エスカイアにはパーン，マジックユーザーにはスレインのアバターが実装されるほか，エトの神官服をモチーフにしたオラクル系のアバターや，ウッド・チャックをモチーフにしたローグ系のアバターなど，原作キャラクターとは性別の異なるクラス用のアバターも用意されるらしい。


　そのほか，アップデート内容とは少し異なるが，ラグなどの問題が発生しているレイドボスの調整と，戦場の調整が行われることが明らかになった。調整検討中の案件で，どちらも実装時期などは未定だが，開発元のL&K Logic Koreaと相談を重ねながら，進めているという。

　さらにその先，2016年夏の予定として，新クラスの実装が発表された。イラストはまだ未完成でシルエットの公開のみだったが，特徴的な耳からも分かるようにエルフのシャーマンが実装される。ベースクラスのシャーマンから，弓を使う物理系のレンジャー，精霊魔法を使うエレメンタリストと，両極端のタイプにクラスチェンジできる。
　加藤氏によると「色は黒くないです」とのことなので，ダークエルフではなくノーマルなエルフになるようだ。たぶん，ハーフエルフでもないと思うが，なにはともあれ，続報に期待だ。


　さらに，新クラスの実装に前後して実施される予定のコラボタイトルが明らかになった。それはなんと，「イースI＆IIクロニクルズ」。内容はまだ企画中とのことだが，名作RPGとして名高いタイトルとのコラボに期待は高まるばかりだ。


　発表を終えた合田氏は「これまで生放送は何度かやってましたが，今回のようなオフラインイベントは初めてで不安でした。でも，こうやって見てくれるお客さんがたくさんいて，満足しています。本当にありがとうございました」と感想を述べた。加藤氏も「現在，いろいろと準備している真っ最中です。盛りだくさんな内容で夏を迎えたいと思っているので，楽しみに待っていてください」とアピールしつつ，ステージを締めくくった。

ロードス島戦記オンラインの屋台は，サイコロを投げて，ディードリットかパーンが出ればメダルがもらえる「ダイスDEポン」。会場にはディードリットやカーラのコスプレをしたコンパニオンさんも

「ロードス島戦記オンライン」公式サイト