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[TGS 2013]「ソウル・サクリファイス デルタ」は勢力の要素や魔法の連携でさらに共闘が進化。プレゼンテーション&プレイレポートをお届け
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印刷2013/09/21 12:16

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[TGS 2013]「ソウル・サクリファイス デルタ」は勢力の要素や魔法の連携でさらに共闘が進化。プレゼンテーション&プレイレポートをお届け

 東京ゲームショウ2013(以下,TGS 2013)の2日目となる2013年9月20日,ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア(以下,SCEJA)は,PS Vita用ソフト「ソウル・サクリファイス デルタ」のメディア向けプレゼンテーションを実施した。
 プレゼンテーションでは,ソニー・コンピュータエンタテインメント アソシエイトプロデューサーの鳥山晃之氏,comcept ディレクターの下川輝宏氏,マーベラスAQL デベロップメントマネージャーの岡村 光氏が登場。本作の見どころを紹介してくれたので,その模様をお届けしよう。

画像集#001のサムネイル/[TGS 2013]「ソウル・サクリファイス デルタ」は勢力の要素や魔法の連携でさらに共闘が進化。プレゼンテーション&プレイレポートをお届け


第3勢力「グリム」が登場

グリム童話をモチーフとした新マップと魔物も


 前作「SOUL SACRIFICE(ソウル・サクリファイス)」では,これまでDLCの配信やバランス調整などが行われてきたが,開発陣としては,もうそれだけではプレイヤーを満足させられないと考えているという。そこで,前作で寄せられたプレイヤーからの声や,膨大なゲームデータをもとに,グラフィックス,モーション,AIなどをすべて再調整し,新たな追体験(クエスト)や魔法なども追加するなど,さらに共闘を面白くする新要素も加えた“新創”ソウル・サクリファイスとして,今作を発表したのだという。

 その新要素の目玉となるのが,3つの勢力の存在だ。今作には,他者を生贄に捧げることを生業とする秘密結社「アヴァロン」,救済こそが正義であるとする新興組織「サンクチュアリ」,そして生贄も救済も拒む第3の勢力「グリム」が登場し,プレイヤーはいずれかの勢力に所属することになるのだという。組織によって,得意とする魔法や,追体験クリア時の評価基準などが違っているので,戦闘中の役割分担ができるようになるほか,組織間で争うオンライン要素も盛り込まれるとのことだ。

画像集#002のサムネイル/[TGS 2013]「ソウル・サクリファイス デルタ」は勢力の要素や魔法の連携でさらに共闘が進化。プレゼンテーション&プレイレポートをお届け 画像集#003のサムネイル/[TGS 2013]「ソウル・サクリファイス デルタ」は勢力の要素や魔法の連携でさらに共闘が進化。プレゼンテーション&プレイレポートをお届け
前作にあったアヴァロン,サンクチュアリに加え,第3勢力のグリムが登場。所属する勢力を変更する方法は用意されているが,どのようにして変更するのかはまだ秘密とのこと

 前作の世界観は,神話や伝承をベースにしていたが,今作ではグリム童話を中心に,世界各地の童話をソウル・サクリファイス流に解釈して,新たな世界観を表現しているという。前作からのダークファンタジーのテイストはそのままに,グリム童話からさまざまな魔物やステージが登場するようだ。

画像の右上にいるのは,TGS 2013の試遊版で登場した赤ずきんの魔物だ。赤ずきん……?
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新マップとして,ヘンゼルとグレーテルのお菓子の家などが登場
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既存の魔物も新たな攻撃方法を獲得するなど,パワーアップしている
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既存のマップには,戦闘中に地面が割れてフィールドが変わったり,建物の壁を破って外に出たりなど,環境が変化するギミックが追加されるという

 魔法の新たなトピックとなるのが,複数の魔法を組み合わせることで違ったアクションや効果を発動できる「魔法連携」だ。たとえば,無属性の武器魔法にほかの魔法を取り込んで属性を変えたり,地面に潜って回避する魔法と拳を強化する魔法を使って地中からアッパー攻撃を行ったりといった具合に,特定の魔法同士の組み合わせで新たな効果を発揮できるのである。

画像集#008のサムネイル/[TGS 2013]「ソウル・サクリファイス デルタ」は勢力の要素や魔法の連携でさらに共闘が進化。プレゼンテーション&プレイレポートをお届け

 この魔法連携は,味方の盾に同じ属性の魔法をあてて盾を強化する,岩の塊になった仲間を吹き飛ばして敵にぶつけるといったように,異なるプレイヤー同士で行えるものもあり,さまざまなバリエーションが用意されているようだ。

画像集#009のサムネイル/[TGS 2013]「ソウル・サクリファイス デルタ」は勢力の要素や魔法の連携でさらに共闘が進化。プレゼンテーション&プレイレポートをお届け
キャラクターエディットも強化。今作では,上下の服を分割して設定できるほか,顔に装飾アイテムも付けられる
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新キャラクターとして,さまざまな魔法使いたちも登場

 前作からの引き継ぎ要素も発表された。引き継ぎが可能なのは,手に入れた供物や刻印,ストーリークエストの進行度,リブロムの涙や衣装など,多岐にわたるようだ。鳥山氏によれば,今作が発売される前に前作をやり込んでおけば,最強の魔法使いを引き継げるような形を予定しているそうだ。

 この後は,下川氏と岡村氏がTGS 2013の試遊版のプレイシーンを紹介してくれたのだが,筆者も実際にブースでプレイしてみたので,そのプレイレポートをお伝えしよう。


PS Vita TVでのプレイもチェック

DUALSHOCK 3での操作は快適なのか?


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 試遊版で体験できるのは,魔物「赤ずきん」,または「白雪姫」いずれかとの戦闘だ。グリム童話がベースというだけあって,前作の“いかにも魔物”といった雰囲気の名前よりは,なんだか平和そうな感じもする。
 しかし,そこはソウル・サクリファイス。筆者は赤ずきんを選んだのだが,出てきたのは鎧を着た巨大な狼の腹に,赤い頭巾のようなものをまとった骸骨が付いた,奇妙な化け物だった(岡村氏によれば,本体は狼ではなく骸骨のほうらしい)。

 この赤ずきん。特定の部位が破壊されるまでは,遠距離攻撃を跳ね返す能力を持っており,なかなか手ごわい。その代わり,その部位は近接攻撃に弱いので,接近戦が得意な魔法使いなら破壊は難しくないだろう。そこさえ壊してしまえば,遠距離攻撃も当て放題になるので,有利に立ち回れるはずだ。

画像集#013のサムネイル/[TGS 2013]「ソウル・サクリファイス デルタ」は勢力の要素や魔法の連携でさらに共闘が進化。プレゼンテーション&プレイレポートをお届け
 プレイしてすぐに気付くのが,敵を倒したときに行う“生贄”と“救済”の選択画面で,新たに“運に任せる”という選択肢が追加されているという点だ。これは,運命にすべてを委ねて,生贄にするか救済するかをランダムに選ぶというもの。「どちらも選びたくない」という,グリム向けの選択肢というわけだ。
 ちなみに今作では,所属する勢力によって,生贄/救済/運に任せるのそれぞれから得られる効果が異なる。たとえば,アヴァロンであれば,生贄を選ぶと供物を回復できるが,サンクチュアリの場合は体力を回復できるといった具合だ。プレイスタイルによって,所属する勢力の好みは大きく分かれることになるかもしれない。

画像集#011のサムネイル/[TGS 2013]「ソウル・サクリファイス デルタ」は勢力の要素や魔法の連携でさらに共闘が進化。プレゼンテーション&プレイレポートをお届け
 基本操作は前作からとくに変更はなく,プレイフィールも大きく変わった印象はないので,前作からのプレイヤーであれば,すんなりとプレイできるはずだ。ただし,ソウル・サクリファイス デルタには,PS Vita版だけでなく,PS Vita TV版も存在するので,操作の違いが気になるところ。SCEJAブースにプレイアブル出展されているPS Vita TV版で,その違いを確認してみた。

 PS Vita TVでは,PS VitaのタイトルをDUALSHOCK 3で操作するため,当然ながらタッチスクリーンや背面タッチパッドでの操作が行えない。そこで,基本的にはDUALSHOCK 3の左右アナログスティックを使って,タッチ代わりの操作を行うようになっている。
 しかしこれでは,激しいアクションの最中に操作するのは難しい。そのためソウル・サクリファイス デルタでは,タッチスクリーンで発動する「禁術」がDUALSHOCK 3の[L2]ボタンに割り当てられているなど,PS Vita TV用に操作が最適化されていた。大画面で遊びたいという人も,これなら快適にプレイできそうだ。
 なお,前作もPS Vita TVに対応する予定とのことなので,こちらも操作は最適化されているのではないだろうか。

 一通りプレイした感想としては,純粋に進化したソウル・サクリファイスとなっているなと感じた。派手な魔法による戦闘の爽快感はそのままに,組み合わせが楽しい連携魔法や,勢力による役割分担によって,新たな戦い方ができるようになった印象を受ける。敵のデザインが独特なだけに,グリム童話を新解釈したという魔物達も気になるところだ。発売は2014年3月と少し先になるが,続報を楽しみにしたい。

「ソウル・サクリファイス デルタ」公式Webページ

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    ソウル・サクリファイス デルタ

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