連載
シンプルさこそ正義。iOS向けパズル「Dots: A Game About Connecting」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第274回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
4Gamer読者のみなさんが「落ちモノゲーム」と聞いてまず思い出すのは「テトリス」や「ぷよぷよ」だろう。これらのタイトルは,上から次々と降ってくるオブジェクトをうまくさばいていくタイプのゲームだが,本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」で紹介する「Dots: A Game About Connecting」は,画面を埋め尽くしているオブジェクトを消していくというものだ。消した分だけ上から新たにオブジェクトが降ってくるので,広い意味での“落ちモノ”なのである。
「Dots: A Game About Connecting」ダウンロードページ(App Store)
本作に登場するオブジェクトは色のついた丸い点をしており,これらはタイトル通り「ドット」と呼ばれる。ドットは赤,緑,黄,紫の4種類で,隣接している同じ色のドットとつなげれば消える仕組みだ。つなげるには,まずドットをタップし,そのままつなげたいドットに向かってスライドさせればいい。
ドットをつなげると効果音が流れ,そのままさら3つ4つ5つ……とつなげれば,綺麗な音階となる。これが「ドットを消す」というアクションをより気持ちいいものにしているのだ。このあたりは文字では伝わりにくいと思われるので,ぜひ実際にプレイして確かめてほしい。
ドットを消すと,その隙間を埋めるように画面上から新たなドットが落ちてくる。配置が変わったドットをまたつなげて消し,制限時間60秒のあいだにどれだけのドットを消せるかを競うことになる。
さて,ドットをつなげて消すという基本ルール以外に,本作にはもうひとつ,大きなルールがある。それはドットを四角くつなぐことで,画面内にある同色のドットすべてを消せるというものだ。文字ではやや分かりづらいと思われるので,以下の画像で説明させていただきたい。
青いドットを四角でつなげたときもの。この瞬間,画面全体が青色に染まり,配置されている青色のドットがすべて消える |
四角さえどこかに作れていれば,写真のようなつなげ方でも問題ない。四角は長方形でもいいのだ |
ドットを四角くつなげて同色ドットをすべて消すと,必然的に残る3色が固まりやすく,再び別色での全消しが狙いやすくなる。ドットたちを細かくつなぐよりも,この全消しを行うほうが格段に効率がいいので,本作ではいかにしてドットを四角くつなげるかが高スコアへのカギとなるのだ。
ただし初期配置や補充されるドットは完全にランダムなので,運の要素も強い。場合によっては制限時間内に一度も全消しができない……ということも起こりうる。
非常にシンプルだが,ハマるとなかなか抜け出せない恐ろしい中毒性を持っている本作。条件によって開放される「トロフィー」や「世界ランキング」も用意されているほか,FacebookやTwitterとの連携も可能なので,世界ランカー目指してプレイしたり,友達とスコアを自慢しあったりするといいだろう。
ただドットを消しているだけでも結構楽しいので,落ちモノパズルは苦手という人も,美しいドットの世界へ,ぜひ足を踏み入れてほしい。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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