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印刷2015/12/22 15:31

リリース

UnityでVOCALOIDを使ったコンテンツ制作を可能にする開発キットが公開に

VOCALOID SDK for Unity
配信元 ヤマハ 配信日 2015/12/22

<以下,メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています>

ゲームエンジン「Unity」上で
「VOCALOID」の歌声を使ったコンテンツ制作が可能に
「Unity」向けソフトウェア開発キット
『VOCALOID SDK for Unity』本日公開
「ユニティちゃん」のオリジナルボイスも合わせて提供
いずれも特定条件下で無償利用可能

 ヤマハ株式会社は、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社(以下、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン)が提供する世界で極めて高いシェア[注1]を誇るゲームエンジン「Unity」上で、当社の歌声合成技術「VOCALOID」を利用したインタラクティブコンテンツを開発することができるソフトウェア開発キット『VOCALOID SDK for Unity』の提供を本日より開始します。当社の「Unity with VOCALOID」特設サイト(http://business.vocaloid.com/unitysdk/)よりダウンロードできます。

制作コンテンツ イメージ
画像集 No.001のサムネイル画像 / UnityでVOCALOIDを使ったコンテンツ制作を可能にする開発キットが公開に 画像集 No.002のサムネイル画像 / UnityでVOCALOIDを使ったコンテンツ制作を可能にする開発キットが公開に

 当社とユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは、誰もが自由に「Unity」上で「VOCALOID」の歌声を利用した音楽ゲームやインタラクティブなコンテンツを開発できるようにするための合同プロジェクト「Unity with VOCALOID」 [注2] に取り組んできました。

 『VOCALOID SDK for Unity』は、このプロジェクトの成果の一つで、「Unity」の開発環境からシームレスに「VOCALOID」の歌声合成エンジンにアクセスして、その機能を利用することを可能にする「Unity」向けのソフトウェア開発キットです。『VOCALOID SDK for Unity』を使えば、ゲームのシチュエーションやユーザーの操作に連動してリアルタイムに歌声を合成し、キャラクターに歌を唄わせたり、その歌い方を変化させたりするようなインタラクティブなコンテンツを容易に開発することが可能となります。
 また、『VOCALOID SDK for Unity』にインポートすることで、コンテンツ上の歌声音源として利用できる歌声ライブラリ『Unityランタイム版VOCALOID Library unity-chan!』をあわせて提供します。この歌声ライブラリは、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン公式キャラクターである「ユニティちゃん」のオリジナルボイスで、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンと当社との共同開発によって生まれたものです。

 なお、『VOCALOID SDK for Unity』および『Unityランタイム版VOCALOID Library unity-chan!』は、制作されるコンテンツが「ユニティちゃんライセンス条項」(http://unity-chan.com/contents/license_jp/)に準拠する場合は無償で利用できます。

[注1]参考:http://unity3d.com/public-relations
[注2]2015年12月に、当初発表のプロジェクト名「VOCALOID for Unity」から「Unity with VOCALOID」に改名。


<ソフトウェア開発キット『VOCALOID SDK for Unity』の特長>

1.使い慣れた開発環境からシームレスに「VOCALOID」の機能を利用可能
『VOCALOID SDK for Unity』を利用することで、コンテンツ開発者が使い慣れた「Unity」の開発環境からシームレスに「VOCALOID」の歌声合成エンジンの機能にアクセスできます。これにより、ゲーム操作やコンテンツのシーンの変化に合わせて歌声を合成し、その歌い方を変化させるといったインタラクティブなコンテンツが容易に開発できます。また、作成したコンテンツ自体に歌声合成エンジンが自動的に組み込まれるため、コンテンツの配布時に特別な対応を行う必要もありません。

2.マルチプラットフォーム対応の専用歌声合成エンジンを搭載
『VOCALOID SDK for Unity』の概要図
画像集 No.003のサムネイル画像 / UnityでVOCALOIDを使ったコンテンツ制作を可能にする開発キットが公開に
『VOCALOID SDK for Unity』には、Windows(7/8/10)、OS X(10.10/10.11)、iOS(8.4/9.1)上で動作するマルチプラットフォーム対応の歌声合成エンジンが組み込まれています※。また、歌声合成エンジンは、様々なコンテンツで軽快に動作するよう最適化されており、コンテンツ内での機敏なレスポンスとコンテンツの軽量化の両立を実現しています。
※ 将来バージョンでAndroidへの対応を予定しています。

■システム構成
・歌声合成エンジンは、プラットフォーム ごとのネイティブプラグインとして提供
・C# のインタフェースを介して歌声合成エンジンを利用可能
■対応バージョン
・Unity 5.2.2以降
■対応プラットフォーム
・Windows、Mac、iOS
※順次追加予定

3.シチュエーションやゲーム操作の変化にあわせた、様々な歌声表現が可能
画像集 No.004のサムネイル画像 / UnityでVOCALOIDを使ったコンテンツ制作を可能にする開発キットが公開に
『VOCALOID SDK for Unity』に搭載された歌声合成エンジンは、歌詞、メロディー、調声パラメータ、シンガー(歌声音源)などから構成されるシーケンス情報をもとに歌声を合成します。シーケンス情報は、アプリケーション内で直接生成するほか、別途パソコンやiOSデバイス用の「VOCALOID」で制作されたデータ(VSQ、VSQX)を読み込んで利用することが可能です。すべてのシーケンス情報はプログラム上で自由に操作・編集できるため、これによって、歌声を使った様々な演出や表現が可能となります。

4.「Playbackモード」と「Realtimeモード」の2つの合成モードを搭載
『VOCALOID SDK for Unity』では、ゲームやコンテンツ内の様々なシチュエーションや操作に対応するために「Playbackモード」と「Realtimeモード」の2つの合成モードを搭載しています。「Playbackモード」は、一定の先行時間(500ミリ秒+α)を設けた上で歌声の明瞭度や音質を優先して合成を行うモードで、ボーカルフレーズに豊かな表情や変化を与えて歌わせたい場合に適しています。「Realtimeモード」は、リアルタイム性を再優先に合成を行うモードで、歌声を利用したリズムゲームや楽器アプリケーションなどの用途に適しています。

<歌声ライブラリの提供について>

・ランタイム版(本日提供開始)
『VOCALOID SDK for Unity』の公開にあわせて、SDKにインポートすることで、コンテンツ上の歌声音源として使用できる歌声ライブラリ『Unityランタイム版VOCALOID Library unity-chan!』を提供します。この歌声ライブラリは、単なるサンプルボイスとしてではなく、「ユニティちゃん」のキャラクターが持つ世界観を表現するために開発されたもので、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンと当社との共同開発によって生まれました。

・パソコン版(1月中旬発売予定)、「Mobile VOCALOID Editor」版(1月下旬発売予定)
「ユニティちゃん」の歌声を使った音楽制作を様々な環境で楽しめるように、パソコン版「VOCALOID」で利用できる「ユニティちゃん」の歌声ライブラリのダウンロード販売を「VOCALOID SHOP」(https://net.vocaloid.com/)にて1月中旬より開始する予定です。また、iPadやiPhoneで「VOCALOID」による歌声制作が楽しめる「Mobile VOCALOID Editor」用の「ユニティちゃん」歌声ライブラリを「Mobile VOCALOID Editorアプリ内ストア」にて1月下旬に発売する予定です。
なお、2015年12月29日(火)から12月31日(木)にかけて東京国際展示場にて開催される「コミックマーケット89」の西4階企業ブースNo.131「unity-chan!」において、パソコン版歌声ライブラリのスペシャルパッケージ版の先行販売を行います。
  • 関連タイトル:

    Unity

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